徒然なるままに、異議申し立て

文学・政治・思想・哲学など、心に引っかかる事柄について思ったまま、感じたままを綴る

民主主義の危機(10)――「驕り」なのか、それとも「緩み」なのか?(その3)

2017-07-02 11:18:17 | 日記
 今日は、都議選の投票日、期日前投票が前回の1.6倍とのことで、結果がどうなるのか、気になるところだが、「驕り」の頂点にある自民党に対抗する勢力が、「東京大改革」などといった中身が依然としてはっきりしないテーマを掲げた「都民ファーストの会」といった、これまた本当に「都民第一」を考えている政党なのかどうか判然としない小池百合子知事が主導する政党であることを考えると、彼の党に「改革」など期待することなどできず、あのいい加減だったパフォーマンスだけの「差別主義者」石原慎太郎に納戸も何百万票も投票した「東京都民」の、強いものになびく姿勢は、もとより信用できないから、したがって今度の都議選も多くを期待することができないと思っている。
 ただ、「驕り」昂って「やりたい放題」の自民党に、自分たちの「驕り」を自覚させるだけの結果は望みたいと思っている
 それにしても、「安倍やめろ!」のプラカードを掲げた団体が、加計学園問題から「逃げ回っている」安倍首相の最初にして最後の街頭演説会場(秋葉原駅前)に現れた時の、安倍首相の狼狽ぶりは、日頃「高い支持率」に支えられているという自信から「上から目線=人を馬鹿にしたような顔」しか見せなかったのに、初めて「自分はこんなに批判(否定)されているのか」と知ったことが明らかなもので、「自民党は、こんな妨害はしない」などと口走り、自分がいかにこれまで「空語・虚言=嘘」ばかり言ってきたことのしっぺ返しを受けた、と昨日ばかりは思ったのではないだろうか。
 そして、自民党(安倍首相)の「驕り」と言えば、それを象徴しているのは、埼玉県選出の「安倍チルドレン」と言われる豊田真由子衆議院議員の「ハゲー」という絶叫と、いくら自分の政策秘書とは言え、10歳以上も年上の男性に対して「バカ」呼ばわりする態度である。戦前の「修身」の復活を目指して道徳教育の教科化を図ってきた「右派=日本会議系」の下村博文前文科相の「闇献金」疑惑も、さもありなんと思ったが、エリート官僚上がり(マスコミは、ハーバード大学(マスコミは、彼女の学歴のすごさを強調しているが、キャリア官僚のほとんどが後の「天下り」のことなどを考慮して、国費=税金でハーバードなどの名門大学の大学院に1~2年留学させているのであって、彼女だけが特別ではない)豊田議員の「傲慢さ」は、国会議員もまた「公僕=全体の奉仕者」でることを完全に忘れていることの証で、いかに自民党「政治」が劣化しているか、を物語るものでもある。彼女のような「人間性」を疑われるような人物を2度も選挙でで選んだ選挙民も選挙民だと思うが、もう本当に「嫌になる話」ばかりで、あきれるほかない。
 稲田防衛相、下村前文科相、豊田議員、そして荻生田官房副長官、といった「お友達」に囲まれて、この世を謳歌している安倍晋三、とりあえず」彼には「驕れる者久しからず」の言葉を送っておこう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿