徒然なるままに、異議申し立て

文学・政治・思想・哲学など、心に引っかかる事柄について思ったまま、感じたままを綴る

今こそ思うがままに(4)――安倍首相、この往生際の悪さは?

2017-07-19 09:41:06 | 日記
 都議選の「歴史的敗北」と支持率の続落に驚愕し、自分が発した「問題が起これば、真摯に丁寧な説明をする」という言葉に呪縛され、結果的に閉会中審査(予算委員会)に出席せざるを得なくなった安倍晋三首相、G20から帰国した後の彼の対応を見ていると、大言壮語(空語・虚言・嘘)する割にいかに彼が「小心者=臆病者」であり、空気の読めない政治指導者であるかが、よくわかる
 つまり、安倍首相が第一次政権の時から引き続いて、思想的バックボーンとなっている「日本会議」からの指導(?)があって組閣してきた「お友達内閣」に祭り上げられ、その中でいかに「安住」してきたか、その原因もここ1週間ほどの対応が如実に物語っているということである。
 時事通信社の世論調査で、支持率が30パーセントを切ったことを知って恐れ戦き、配所から閉会中審査(予算委員会)への出席を決めていたにもかかわらず、「もったいぶって」竹下亘国対委員長に「総理の出席は意味がない」と公言させながら、3時間後には「総理のご意向で出席するとのこと」と言わせて、いかにも自分が主体的に閉会中審査への参加を決めたかのような演出(パフォーマンス)する、その「あざとさ」、だれが考えたことなのか知らないが、こんなパフォーマンスで国民を騙せると思っている「浅はかさ」、「この「小心者」らしい厚顔無恥ぶりは、彼の「頭の悪さ」と「感覚の鈍さ」を象徴しているのではないか。
 さらに、連休明けの昨日になって分かった、これまでの慣例を破って「閉会中審査に出席するが、与党と野党の質問時間を同じにしろ」と要求し、さらには「加計学園問題」のキーマンである和泉首相補佐官はじめ内閣府の藤原審議官などの証人喚問・参考人招致を拒むという、何のために「懇切丁寧な説明」をするための安倍首相出席の下での閉会中審査をするのかわからないような、自民党(安倍首相・菅官房長官、等)の対応。
 たぶん、「柳の下にドジョウ2匹」を狙った内閣改造(8月3日に予定)によって、支持率の回復を期待しているのだろうが、例えば稲田防衛相の「憲法違反」の自衛隊の政治利用発言を放置するなど、都議選の敗北以降の自民党の「驕り高ぶった」対応にこそ支持率の低下の原因があること、安倍首相や菅官房長官らは全く分かっていないのだろう。
 こうなれば、安倍首相主導による「改憲」を阻止する意味でも、さらに安倍自公「ファシズム」政権の支持率を下げるしかない。
 巷では、「安倍首相に代わる人材がいない」などと馬鹿なことを言う輩(政治評論家やテレビのコメンテーター、等々)が多いが、これは完全い歴史的事実を無視した「幻想・暴論」で、指導者が腐敗すれば、必ずその人にとって代わる「優秀な人材」が登場するものである。これは政治の世界だけでなく、どの分野においても同じである。このことを僕らは肝に銘じた方がいいのではないか、と思う。

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