昨年11月15日に引っ越しました。
今年の4月から聾学校小学部に入学すると決めたため、ゆくゆくは一人で通えるようにと、学校の近くに住んでいます。
エレベーターなしの5階。
当初、足元が頼りない息子を心配していたのですが、知らぬうちに体力もついたのか、思いのほか楽しそうな階段ライフ。
自宅から見える広い空や川、ツインタワー、スカイタワー、名鉄電車(コレ重要)がお気に入りらしく、鼻息で窓を曇らしては眺めています。
今年に入ってから学校の先生に「それじゃあカッコいい一年生にはなれんわ~」と言われ、プレッシャーをかけられてきたおかげで、大きくなったという自意識が徐々に育てられました。
母である私も「自分のことは自分でできるように」という思いから、毎日待つことを意識しています。
それがもうめちゃくちゃ大変なんだけど。
全然待ててないんだけど。
夜寝る時も一人で寝てほしいと思い(一緒に朝まで寝てしまい何もできない悲劇が多かった)、そのようにしていたのだけど、やっぱりさみしいらしく。
たまには一緒に、と思って布団に入った先日。
「うふふふ~♪」と嬉しそうな息子を見て、私も嬉しく思っていると
「ぼく、もうすぐいちねんせいなるから」
「ママ、バイバイだから」
「おべんきょうがんばるから」
と突然言われて、思いもかけない成長した言葉に号泣してしまい。
そんな母を見て
「も~かわいいなぁ~コイツは~」と頭をなでてくれました。(先生の受け売り)
他の同じ年の子に比べて、聾学校という特殊な環境の中、息子を見ている時間はとても多かったはずなのに
私の知らない子供の成長があったことに驚き、こうやって少しずつ親離れしていくのかなあ、とさみしくもなりました。
3月14日に修了式を迎え、幼稚部を終えるけれど、きっとまた号泣してしまう。
先週あたりから、修了準備や最後の懇談の中ですでに泣いてたりするんだけど。
対応に大変さが残る面もまだまだ山ほどあるけど、息子の気持ちが成長したことが何より嬉しいです。
逃げ出したい時もいっぱいあったけど、今はこの先も一緒にやっていけるかなと思えています。
いや、やっていかなくちゃならんのですが。
息子を通じて身にしみた、人を認める大切さ。
私が一番苦手としていて、一番必要としていることなんだけど、以前よりはできるようになっているといいです。
6歳の誕生日会で、私の力作200円ジャケットを誇らしげに着て「おおきくなったらかいしゃいんになりたいです」と発表。
「めいてつでんしゃにのってかいしゃにいく」んだそうです。
名鉄電車に重きを置きすぎー。