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永観堂から南禅寺に向かう途中に『東山中学高等学校近郊イラストマップ』という生徒の手作り?観光マップがありました。名所や行き先までの時間なども書いてあり、とてもわかりやすくて参考になりました。長い歴史のある学校のようで、いい仕事しています。手書き文字じゃないんだなぁ。
しかし!1つワケのわからないものが書いてあって、それが『ねじりマンポ』!なんじゃコリャ!?なんの説明もないぞ!
もうそれから、私の頭の中は『ねじりマンポ』のことでいっぱいになってしまい、『おいおいぃ~。ねじりマンポってなんだよぉ~。ねじりマンポってぇ~!』頭の中で連呼。南禅寺と水路閣を見て、早速『ねじりマンポ』の正体を観にいくことに。
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途中、湯豆腐のお店に誘惑され寄ってみたら、ここも満員。うぅ~ん、寄り道している場合ではなく早く『ねじりマンポ』の正体をつきとめろってことでしょうか?
ひたすら歩いてゆくと、人気の少ない寂しい場所へ。目の前にはレンガ造りの奥行きのあるトンネルが…。もうこの先が地下鉄『蹴上』駅である。トンネルに近づくと小さな掲示板があって、よくみると…。眼をこすってもう一度よく見ると…。
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これが『ねじりマンポ』だぁぁぁ~っ!正体は『ねじれたレンガのトンネル』だったのかぁ~。過剰な期待と妄想で、興奮しきっていた?私にとってはかなりのダメージ!その場にへたり込みそうでした。
周りを見渡してもとくに入り口や観光要素は見あたらず、トンネルをくぐって戻ることに。これだけってことはなさそうなんだけどなぁ~?
ネットで調べるとどうやら『マンポ』は方言で『トンネル』だそうで、ねじりマンポはトンネルの『アーチが荷重を垂直に受けるように煉瓦を斜めに、螺旋を描くように積み上げる工法』だそうです。
この上は『インクライン(傾斜鉄道)』の線路があるそうで、南禅寺の水路閣で紹介した疎水の水を利用して発電し、ケーブルカーのような感じで利用していたそうです。船に積んだ荷物を降ろすことなく、船ごと台車に乗せることで、琵琶湖と淀川が結ばれて人と物資の往来が盛んになったそうです。
私を往復20分歩かせるとは!やるな学生!まぁ私がアホなだけですが。
つづく
■洛陽名所拾遺集~ねじりマンポと方言
■産業技術遺産探訪~インクライン