キヨカラーの『マァ~ッ』といってみよう!其の参

身近のちょっとしたものを時々ご紹介。

国立新美術館~日本の表現力

2007年01月30日 | オススメのデザイン/アート!
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国立新美術館


1月21日にオープンした国立新美術館へ、無料で楽しめる文化庁メディア芸術祭10周年企画展『日本の表現力』を観に行ってきました。2月4日(日)までやってます。

クネクネしたガラス張りの建物が印象的で、中は日差しが降り注ぐ、とても明るくて開放的な空間です。ガラスの掃除が大変そうな気がしますが、何か良い工夫でもあるのかな?



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2階サロン・ド・テ ロンドと3階ブラッスリーポール・ボキューズ ミュゼ



ポール・ボキューズのお店があるということで、朝食?ランチを先に食べようと、エスカレーターに乗って上へ。

円すいを逆にしたような、コンクリートの固まりがそびえ立っていて、この中が調理場になっているそうです。調理の臭いが漏れないように、密閉された空間になっているようですが、かすかに美味しそうな香りがしてました。でもこれは調理場からではなくて食べてる場所からなのかな?

停電になったら、真っ暗で大変だろうなぁ~。

3階へ到着すると、平日の朝だというのに物凄い大行列!9割以上は女性客でひしめいていました。さすがに『こりゃぁ~食えんな!』と諦め展示室へ。



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日本の表現力のポスターとランドウォーカー


展示室に入ると過去から現在、そして未来へ繋がる作品が展示しています。江戸時代に制作されたアニメーションなどもあって、歴史の教科書とかにも出ていたかなぁ~?

懐かしいマンガや、アニメ、CM等も上映されていて時間が経つのも忘れてしまいます。ファミコンやプレステなどゲームも楽しめ、こちらは1人10分まで遊べます。

アート作品も触ったり、弾いたり、手をかざすと影絵が飛び出すなどインタラクティブな作品が多くて面白かったです。

未来のアートをテーマにしたブースでは、生まれた年と死ぬ予定日を入力すると、死ぬまでの時間とこれまで生きた時間が秒数で表示されます。こちらは宮島達夫氏の作品で六本木ヒルズのデジタル表示のアートも手がけ話題になっておりました。

エキソニモという方の作品は、キーボードに好きなワードを打ち込むとスクリーンに映像がでてきて、クラブのVJみたいな感じなのかな?動いたりねじ曲がったり、音が出たり様々に変化します。こちらはパソコンにダウンロードして楽しむことが出来るそうです。

地球の内側から表面を見た感じの立体地図を操作して、地球をグルグル巡る作品なども、遊園地のコーヒーカップに乗ったあとのような感じで面白かった!

野外には『ランドウォーカー』という、男子なら一度は乗ってみたいと憧れちゃうような、二足歩行のマシーンが展示してありました。

この時は実際に乗ってデモンストレーションで動いている姿は見られませんでしたが、時間ごとに動かしているようです。価格は3,600万円で、スポンジボールを発射することもできるそうです。

乗ってみたいなぁ~。


■国立新美術館
■日本の表現力公式ブログ
■文化庁メディア芸術プラザ
■エキソニモ
■宮島達夫~Death clock
■榊原機械株式会社~ランドウォーカーが動いている映像
■ランドウォーカーの紹介

スージー甘金展と表参道イルミネーション

2006年12月18日 | オススメのデザイン/アート!
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スージー甘金さんの個展と黒い物体が…。


『競歩で京都!』シリーズもまだ初日の出来事だというのに(17)になってしまいました。ふぅ~、ちょっと休憩を挟みます。

先週GALLERY 360°で開催されたスージー甘金さんの個展『POP WINDOWS 2006』を観に行ってきました。前回の個展から約3年になるんだなぁ~。

絵を観ると『ストーリーを感じ、この先どうなるのか?こうなるんじゃないか?』と想像を膨らまして楽しめ、そして笑えました。色々なタイプの絵が盛りだくさんで、本当に来て良かったです。今回も最高!

ウキウキしながらギャラリーを出ると花壇?の前に黒い物体が…。じぃ~っと見るとヒールだ!こんな所に落としていくとは!何故拾わないんだ?もう片方もへし折って歩いたのか?それともタクシーで移動したのか?うぅ~ん、探したけどもう片方は落ちてなかった。

腑に落ちないままスパイラルホールで12/19まで開催している、『エプソンイメージングコンテスト2006受賞作品展』も観に行ってきました。こちらもフレッシュな(死語?)作品がたくさんあって良かったです。



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これって表参道ヒルズ的なクリスマスツリーなのかな?


ついでに、8年振りに復活した表参道のイルミネーションを観にブラブラ。これは表参道ヒルズ的なクリスマスツリーなんですかね?ヒルズの中も天井からぶら下がってライトアップされていました。綺麗でしたよ。



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表参道の新しいイルミネーションとSMAP SHOP


新しいイルミネーション『akarium(アカリウム)』。昔の方が綺麗だった気はするけど、ケヤキの木に電飾を巻くと傷むということや、見物客が殺到して近隣の迷惑になって中止になったワケだしね。

これはこれで日本っぽくて、明治神宮につづく行灯みたいでしっとりしていていいかも?もう少し工夫の余地はありますね。結構まわりの建物が明るいので、このあかりの存在感が消されてしまっているのは残念です。イルミネーションは来年1月8日までやっているのかな?

ちなみに19時から色が変化するイルミネーションが始まります。それと23日までかな?20時から21時までの1時間、『akarium call(アカリウムコール)』というギミックがあって、専用のフリーダイヤルに電話を掛けて、声を出すと10秒間、声の強弱でイルミネーションが変化するそうです。

愛をささやくもよし、『キモイんだよ!部長!』などと日頃のストレスを吐き出し、このあかりで癒されるのもいいかもしれませんね!これだけ人がいると電話も繋がらないかもしれないので、繋がったらその10秒で何を言うか決めておかないとね。

あと、SMAP SHOPなるモノがオープンしていて、行列しておりました。どうやらチョコレートやグッズが売られているようですね。映像も色々流れていました。期間限定かな?

以上!

■スージー甘金さんホームページ
■GALLERY 360°ホームページ
■スパイラルホームページ
■表参道akarium公式ホームページ

サイクリング(3)『クリエーター80人からの年賀状』展

2006年02月03日 | オススメのデザイン/アート!
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竹尾~紙の見本帖本店、紙がいっぱい!壁一面が引出し。


目的地の竹尾に到着!ここは色々な紙のサンプルが購入できる場所で、今年の年賀状用の紙はここで購入しました。

学生の頃はよくこの見本帖本店を利用していたけど、当時はこんなにお洒落じゃなかった気がするなぁ?展示されているサンプルを直接手にとって、手触り質感などを確かめ、番号を記入するとスタッフが壁一面番号付きの引出しから探して用意してくれます。ちょっぴり未来っぽい店内です。

就職してからは青山見本帖を利用する機会が多く、こちらはサロンのような感じでソファーに座ってくつろぎながら、紙を選ぶことができます。でもくつろいでいる暇はありませんでしたが。

今回は、2階の展示室で2月10日(金)まで開催中の『クリエーター80人からの年賀状』展を観にきました。いろんな素材の紙や形、アイディア、印刷技術など、世の中で活躍している人の年賀状が展示してあります。

でも以外と展示会場の広さと比べて地味な感じでした。

■竹尾

なんか不完全燃焼な感じで見本帖を出て、ふと左を見ると皇居らしき風景が見えたので、ついでに行ってみようとサイクリング続行!

つづく

レジ袋有料化を楽しもう!?

2006年01月28日 | オススメのデザイン/アート!
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クリエイションギャラリーG8~『ECO BAGS SAVE THE EARTH』


昨年末の話ですが、クリエイションギャラリーG8へチャリティー企画のエコバッグ展『ECO BAGS SAVE THE EARTH』を観に行って来ました。

今回は約280名のクリエイターによる『エコバッグ』のデザインで収益金はユニセフへ寄付されるという企画展。

廃棄物の発生抑制・消費削減リデュース:Reduce)、再使用リユース:Reuse)、再生利用リサイクル:Recycle)という『3R』スリーアール)の取組を通じて循環型社会と環境保護、レジ袋を減らして資源節約、そしてもっと気軽に、もっと楽しく、地球に優しい生活を送ろうというのがテーマ。

昔のような生活になりますが、みんなが素敵なマイバッグを持って買い物にいけば、楽しくなるし、レジ袋のゴミも減りますよね!私も普段は買い物したらなるべくリュックに詰めるようにしています。

『3R』はエコな方やISOを取得している企業ではお馴染みですかね?私も以前お世話になったところでISOの研修を受けましたが、沢山の小さなことの積み重ねと、1人1人がちゃんと心掛けて実行することが、当たり前ですが大切なんですよね。

デザイナーの仕事によっても違いますが、世の中に伝える橋渡しの役割を担っていても、作業をしていると“3R”というコンセプトを守れない場合も実際多いのでははないでしょうか?でも最大限その環境で、できることはやらないとね!

話がそれましたが、レジ袋有料化。

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2005年10月「環境にやさしい買い物キャンペーン」PRキャラクターのコマメちゃん



今週月曜日におおまかな方向性が決まりましたね。たまたま、この日の朝、レジ袋はどうなるのか気になって環境省の担当者と『こうしたら良いのでは?』っていう雑談をしてみました。

1年間に家庭からゴミとして出されるレジ袋が約60万トン、約3億枚?が1回しか使われずにゴミになっているのが大問題ということで、マイバックを持って買い物に行くことでゴミを減らすというのが、レジ袋有料化の目的。

最初の発表があった時、レジ袋を生産している会社やコンビニ等で猛反発がありましたが、こういう企業はよろしくないですね。なんか癒着や美味しい汁を啜ってそうで嫌な感じです。確かに消費者も5~10円負担しなければならず、ブーイングですが、考え方をかえれば、ビジネスとエコロジーが結びつく最大のチャンスだと思う。

今現在あるレジ袋の問題点は石油製品つまりビニールでできていること。燃やせばダイオキシンが発生するし、いくら減らしてもこのビニールは10年100年経っても土にかえらず残り続けるということ。埋め立てて、土を被せておけば無くなったと、見えなくなれば無くなったと勘違いしてしまうんですよね。だからリサイクルしなければならない物の不法投棄がふえちゃうんですよねぇ。



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写真は株式会社ケンコウより~生分解性プラスチック物解のしくみ



最近バイオプラスチック・植物プラスチック・生分解性プラスチック(いづれもトウモロコシのデンプンを酵素で分解し、糖化、乳酸発酵させ抽出した「ポリ乳酸」でできたもの)の開発も進んで、いろんな分野(医療現場、自動車部品)で活躍していますが、これの良い所は地中に埋めたら微生物の力で自然に帰るということ。燃やしても有害物質はでないのです。

このトウモロコシ原料のレジ袋を導入するのと、マイバックを併用すればよりエコロジーだし、ビジネスとしても、石油製品のプラスチックやビニールから植物プラスチックへの移行はレコードがCDになったように画期的な変化になるのではないでしょうか?

海外の貧しい、飢えに苦しむ国やトウモロコシを主食としている地域で生産して、輸出により外貨を稼いでもらった方が、変なODAをバラまくよりはいいんじゃないのかな?



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写真は株式会社ケンコウより~生分解性プラスチックでできるもの



まだコストもかかるということですが、他の植物からも作れるようになってきているし、どうせ5~10円も負担するなら、石油からできたビニールなんかよりも、環境にいいものに払いたい。まぁゴミになるもののためにトウモロコシや植物を生産するのは申し訳ないけど、この方が良いと思う。

負担した金額は生分解性プラスチックを生産するために利用すればいいのでは?いくらコストがかかるといってもレジ袋が10円もしないはず。

硬質の植物プラスチックなら再利用もできるし、壊れても土にかえるし。ついでにプラスチックの食器もこれにしちゃえばいいんじゃないのかな?

環境省の担当者にこの話したら『食品トレーとかは難しいかもしれないけど、レジ袋なら植物プラスチックにするというアイディアは良いかもしれないですねぇ!報告しておきます。』って言っておりましたが社交辞令でしょうか。果たして今後の会議でどうなっていくのかな?まずはゴミを減らすのが前提ですけどね。

かなり長くなりましたが、我々が負担する5~10円の行き先は完全には決まっていないけど、5円なら3億枚で15億円、10円なら30億円!このお金はどうなるのでしょうかねぇ~!?


■クリエイションギャラリーG8~『ECO BAGS SAVE THE EARTH』
■こどもエコクラブ
■愛・地球博エコロジーレポート
■株式会社ケンコウ~生分解性プラスチック