たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★ミニマムなお食事が、身になる、実になる。朝粥の会、開催しました。

2016年08月12日 | 行事報告
8月7日の朝、第3回目となる「朝粥の会」を開催しました。

今年は残念ながら町会のラジオ体操最終日と重なってしまったため
参加者数の激減も覚悟していましたが、実際の影響は限定的で、
24名の方が集まってくださり、盛会での開催となりました。




1コマ目は、初回からご協力をいただいている山崎貴博コーチの体操。
以前は大手スポーツクラブのトレーナーでしたが、
現在では独立され、三軒茶屋でご自身のジムを経営しています。

初回から一貫して「朝ごはんが美味しくなる運動を」というリクエストに対して、
「寝覚めの体の状態」から「食事を摂るのに相応しい体の状態」にするには、
どんな運動をするのがよいだろうか?という考え方で、メニューを組んでいただいていました。





さあ!今年も始まりました!

3回目ともなり「メニューは山崎コーチに任せますっ!」と投げたところ、
タオルを使って体を目覚めさせる運動をご指導頂きました。



お尻を突き出して! 胸を張って!
タオルを掲げて上げ下げすると、全身に負担がかかりますが、
やり終えてみると体がスッキリしてきます。



ただ私は、お粥の準備があって途中抜け。残念…。





体操が終わって汗を拭いてお粥の朝食です。



今年みなさんにお話ししたのは、「両手で真っ直ぐに器を持って、真っ直ぐに食べる」ということ。
横からホイとつまんだりしないで、ひとつずつしっかりキチンと、自らへのお供え物として食べます。



みんなで『五観の偈』をお唱えして、いただきます。



献立は、いつもと変わりません。白粥・沢庵・すり胡麻・しお胡麻です。







お食事が終わって、机を並べ直して、お勉強の時間です。



今年の先生は髙瀨拓海さん、早稲田大学の現役学生さんです。
震災復興にも関わり気仙沼の漁師さんの所へ通い続けています。

今回の学習では、漁業の現場と、東京などの消費地の両方を見て感じる所を柱に、
漁業の未来を考えたお話となりました。



縁あって、鳥取県境港にあがった新鮮なメバルを頂いたので、
そちらとも絡めたお話もしていただきました。







最後にご報告と御礼。
今回の「朝粥の会」開催に当たり、ご縁の方からお米のご提供をお受けしました。
こうやって心を寄せて下さることが、お寺にとっては何よりの支えです。

有り難うございます。

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