喫煙を考える

「喫煙」という行為について共に考えましょう。
タバコで苦しむのは、喫煙者本人だけではありません。

大台町立大台中学校と鈴鹿回生病院でお話しします

2014-07-08 11:40:23 | タバコ問題への取り組み

鈴鹿回生病院の呼吸器外科医で、禁煙外来の担当医師である松島康先生から
あけび書房をとおして連絡をいただいたのが4月下旬でした。
その後、先生とメールでいろいろとお話しし、先生が御両親の出身地である三重県大台町で
小・中学生を対象とした「タバコの害学習会」を行っているということを知りました。
そして、7月14日(月)の大台中学校3年生に、私の実体験を踏まえた話をしてほしい
また、先生の勤務先である鈴鹿回生病院でもお願いしたい、との御依頼を頂戴しました。
そこで、私は冒険をすることにしました。
せっかく中学生にお話しする機会を得たのですから、こちらが一方的に話すのではなく
中学3年生にはもしかしたら難しいこともあるかもしれませんが
私がこれまで抱いてきたタバコに対する疑問や考えを、皆さんと一緒に考えて
答えはすぐに出なくても、20歳になってタバコが吸える時を迎えた際に
中学生の時に一生懸命考えた日のことを思い出してもらって
自分がタバコとどう向き合うかを再び考えてもらえるようにしたいのです。
5月31日の世界禁煙デー2014大阪・記念の催し
参加された皆さんにお話しした内容とは、大幅に構成を変えることにしました。
大阪の講演を聞かれた方が、もし今度の話を聞くことがあったら、きっと驚かれることと思います。


大台中学校でのお話は、3年生のみを対象としていますが
鈴鹿回生病院の第1回タバコセミナーには、どなたでも御参加いただけます。
開催日は大台中学校と同じく7月14日(月)。
鈴鹿回生病院研修棟3階の講義室で、17時30分から開催されます。
大台中学校でのお話を基本にして、そこに予防医学の大切さを盛り込めたらと考えています。
父は、タバコが吸いこめなくなって総合病院を受診したところ
「特発性間質性肺炎」だと診断されました。
タバコが吸いこめなくなったのですから、それ以降、タバコは吸えませんでした。
私と母は、元気だったころの父のタバコの煙と悪臭に、ずっと悩まされてきました。
父が病気になってタバコを吸えなくなったことで、私と母は心の平安を得たのです。
とても皮肉ですね。
家族がタバコ病に侵されてタバコを吸えなくなったことが、幸せに感じるなんて。
そして、父が亡くなってからは、母も私も父の命を奪ったタバコに、いまだに苦しめられているのです。
タバコを吸う人が身近にいなくなっても、タバコは向こうから不意にやってきます。
マンションのベランダから侵入してくる近隣の喫煙によるタバコの煙や臭い
外出すれば、街には歩きタバコや路上での喫煙光景が散見されます。 
テレビを何気なく見ていても、映画を観ても、雑誌を見ても出てくる喫煙風景。
そうしたものに、私たちは不意打ちを食らわされ、とても苦しい思いをしています。
自分の体を大切にし、周りの人も傷つけないようにするためには
一刻も早くタバコをやめること、そしてタバコを吸わないことです。
それは、予防医学にも通じると思います。


大台中学校3年生の皆さん、三重県の皆さん
お目に掛かり、お話しできることをうれしく思っています。
一緒に、タバコについて考えてみましょう。



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