先週日曜日はNLPのベータコースに参加しました。
シニアアシスタントとしての参加ですが、自分も周りも伸び伸びとして受講生に関わることができたことがこれまでとの1番違うところです。
それでもまだ、人と関わるときに「~ねばならない」にしばられそうになって、(質問した方がいいだろうか?大丈夫だろうか?ああタイミングを失ってしまった・・・)といった経験をしている人もいるかもしれません。
そんな人には「聖杯伝説」の主人公ペルスヴァルのエピソードを紹介しておきたいと思います。
あこがれを抱いた騎士になることを目指す、純真な若者ペルスヴァルは流れの早い川で小舟にのって釣りをしている立派な人物と知り合いになります。その人に教えられたとおりに歩いていくと、立派なお城に入ることを許されました。そこは「漁夫王」の城で先ほどの釣り人こそ城の主だったのです。
漁夫王は威厳のある人物でしたが、足腰が麻痺しているために立ち上がることができません。王はペルスヴァルをあつくもてなしてくれます。蝋燭の光に照らし出された広間で、王とペルスヴァルが親しげに話し合っていると、2人の前をさまざまな品物が通り過ぎてゆくではありませんか.
まず銀の槍をもっと小姓が通りました.その槍の穂先から、真っ赤な一滴の血が流れ落ちました.
ペルスヴァルはもともと大変好奇心の強い質でしたが、旅の途中で出逢った騎士から、なんでも自分の思ったことを人にたずねたりするのはよくないと諭されたのを思い出し、その槍はいったいどんな意味をもった槍なのか、質問するのをがまんして黙っていたのです.
続いて美しい燭台が出てきましたが、なおもペルスヴァルは黙っていました.さらにその後から1人の乙女が「聖杯」を捧げ持って入ってきました.聖杯はまばゆい光を放って広間を明るくしました.それでもなお、ペルスヴァルは無言のままです.彼はその聖杯で一体誰が食事をなさるのですか、と聞きたかったのですが、例の騎士の忠告を守って今度も尋ねることをしなかったのです.
そのあとで食事がはじまりました.見事な料理にペルスヴァルは舌鼓をうちました.心の中では、明日の朝になったらいま自分の目の前を通り過ぎていった聖杯のことを誰かをつかまえて質問しよう、でもいまはそのことを漁夫王にたずねたりはしないでおこう、とつぶやきながら.王とペルスヴァルは夜の更けるまで楽しい語らいを続けたのでした.
さて翌朝になってペルスヴァルが目を覚ますと、城には人っ子一人見当たりません.彼の鎧も馬具も馬もきちんと整えられているのに、生きている人影はどこにもみえません.狐につままれたような心持ちで彼は城をあとにしますが、途中であった乙女から、彼は自分が重大なとりかえしのつかない過ちを置かしてしまったことを、知らされるのでした.
あなたが語るべきことばをちゃんと見いだしていたのなら、
病の床で悲しい思いをしていらっしゃる富める王は、
その傷から完全に癒されたことでしょう.
しかし、こうなっては王の運命はすっかり定まったも同然で、
王は自分の国土を穏やかに統治することはけっしてできなくなってしまいました.
主人公が質問を問い損ねたばかりに王の病気は不治のものとなり、国土は荒廃して、豊かだった国土が恐ろしい荒廃国に変貌していってしまうのです.
問いかけは答えを求めます.そして問いに答えが返ってくると、そこにコミュニケーションの通路が開かれます.
シニアアシスタントとしての参加ですが、自分も周りも伸び伸びとして受講生に関わることができたことがこれまでとの1番違うところです。
それでもまだ、人と関わるときに「~ねばならない」にしばられそうになって、(質問した方がいいだろうか?大丈夫だろうか?ああタイミングを失ってしまった・・・)といった経験をしている人もいるかもしれません。
そんな人には「聖杯伝説」の主人公ペルスヴァルのエピソードを紹介しておきたいと思います。
あこがれを抱いた騎士になることを目指す、純真な若者ペルスヴァルは流れの早い川で小舟にのって釣りをしている立派な人物と知り合いになります。その人に教えられたとおりに歩いていくと、立派なお城に入ることを許されました。そこは「漁夫王」の城で先ほどの釣り人こそ城の主だったのです。
漁夫王は威厳のある人物でしたが、足腰が麻痺しているために立ち上がることができません。王はペルスヴァルをあつくもてなしてくれます。蝋燭の光に照らし出された広間で、王とペルスヴァルが親しげに話し合っていると、2人の前をさまざまな品物が通り過ぎてゆくではありませんか.
まず銀の槍をもっと小姓が通りました.その槍の穂先から、真っ赤な一滴の血が流れ落ちました.
ペルスヴァルはもともと大変好奇心の強い質でしたが、旅の途中で出逢った騎士から、なんでも自分の思ったことを人にたずねたりするのはよくないと諭されたのを思い出し、その槍はいったいどんな意味をもった槍なのか、質問するのをがまんして黙っていたのです.
続いて美しい燭台が出てきましたが、なおもペルスヴァルは黙っていました.さらにその後から1人の乙女が「聖杯」を捧げ持って入ってきました.聖杯はまばゆい光を放って広間を明るくしました.それでもなお、ペルスヴァルは無言のままです.彼はその聖杯で一体誰が食事をなさるのですか、と聞きたかったのですが、例の騎士の忠告を守って今度も尋ねることをしなかったのです.
そのあとで食事がはじまりました.見事な料理にペルスヴァルは舌鼓をうちました.心の中では、明日の朝になったらいま自分の目の前を通り過ぎていった聖杯のことを誰かをつかまえて質問しよう、でもいまはそのことを漁夫王にたずねたりはしないでおこう、とつぶやきながら.王とペルスヴァルは夜の更けるまで楽しい語らいを続けたのでした.
さて翌朝になってペルスヴァルが目を覚ますと、城には人っ子一人見当たりません.彼の鎧も馬具も馬もきちんと整えられているのに、生きている人影はどこにもみえません.狐につままれたような心持ちで彼は城をあとにしますが、途中であった乙女から、彼は自分が重大なとりかえしのつかない過ちを置かしてしまったことを、知らされるのでした.
あなたが語るべきことばをちゃんと見いだしていたのなら、
病の床で悲しい思いをしていらっしゃる富める王は、
その傷から完全に癒されたことでしょう.
しかし、こうなっては王の運命はすっかり定まったも同然で、
王は自分の国土を穏やかに統治することはけっしてできなくなってしまいました.
主人公が質問を問い損ねたばかりに王の病気は不治のものとなり、国土は荒廃して、豊かだった国土が恐ろしい荒廃国に変貌していってしまうのです.
問いかけは答えを求めます.そして問いに答えが返ってくると、そこにコミュニケーションの通路が開かれます.
お話しすることで、救われている人は沢山いると思います。
私もその中の一人です。本当に感謝しております。ありがとうございました。
子どもだけの特権かと思っていましたがそうでもありませんでした。
自由な束縛のない子どもたちがいつも私の先生です。