まだ正月気分が抜けない1月16日に鎌倉へ向かった。樹木が大好きな私は、現在、NHK文化センター主催の樹木医と歩く「花の自然探訪」の講座に参加しています。
1月期は鎌倉の裏山天園ハイキングですが、コース途上の樹木、草花、野生動物、自然現象との出会いがメインで、樹木医の石井誠治先生と共に歩きました。
まだ冬なので咲いている草花は皆無でしたが、すでに外来種のタンポポ、スイセン、セイヨウシャクナゲ、ミツマタ、ロウバイなど目を楽しませてくれました。
鶴岡八幡宮では、新年の初もうでで賑わっており、鎌倉の名物として白鳩の滑空、ミヤコドリの大群、タイワンリスのお出向えもあった。
鶴岡八幡宮の倒木した銀杏の由来とギンナン、ボタン園のボタン色の意味と台木にシャクヤクが使われていること、地上で餌をついばむメジロの行動・・・・興味ある話がたくさん聞かれました。また鎌倉には由緒ある寺社がたくさんあり、特に屋根が銅板で葺かれた社では青色に酸化し、腐食防止に役立っていますが、雨水で猛毒の酸化銅が溶け出し、下水に流されていますが、その下水口に繁殖する藻類が生息していることに驚愕を感じました。
写真はボタンと下水口の藻の発生です。
写真は公園内事務所に積み上げられた伐採樹木(ほんの一部です)
10月期になりますと曇りの日には、朝5時は真っ暗なので、私の日課のウォーキングは午後4時からと変更しました。
先日の台風24号により、多くの公園の大木が倒れ、歩道は通行禁止となっていましたが翌日には、大半の倒木は刻み処理されていました。
大部分の大木は根が浅く倒木したものと、株木などでは傾き過ぎて破断されたものでした。
環境学的には樹木の伐採は、必ずしも「悪」ではないようです。何故ならば倒れるべき要因があったこと、また伐採により周辺空間が出来るため、種々の動植物の生息域拡大による多様性が増すからだと言われています。
思い返しますと、今年の夏の猛暑は気温が28~29℃ともなり、蚊も死滅すると言われており、確かに蚊の発生が少ないようでした。また蝉が羽化出来ずに死んだとの話もあります。また今年のギンナンの実は小ぶりで、台風による大量の落下にもかかわらず、拾われずに残されていました。
お月様も見えます静寂な朝靄風景 綺麗に掃き清められている東屋
今日は久しぶりに快晴との天気予報。早朝5時半、まだ薄暗いが公園内は私と同様にウォーキングする人、その他ジョギングする人、愛犬と散歩する人、大勢の人達がいます。
早朝の朝靄は幻想的であり、都会とは思えない静かさをかもし出しています。
この時期は目新しい草花はありませんが、実を付けた樹木(ギンナン・カリン・ドングリ・ハナミズキの実)など多く見られ、香りの強いキンモクセイが今が盛りです。
時々、何々ちゃん おはよう! 遠くからの声。対人ではなく犬への挨拶の声です。
見事な犬ばかりで、ゴム紐に繋がれています犬が強引に、歩いています私に近寄ることもあります。
また公園内には早朝に決まって野良猫が集まる場所が3ケ所があります。それぞれ異なった方が朝食を届けているのです。野良猫もニャー・ニャーと鳴き声で待っています。
ウォーキングの最終は必ず公園内の「東屋」に寄ってきます。この東屋周辺の路は、よく清掃されて気分が良いからです。仙人のような叔父さんが毎日早朝に来て、掃除をし続けているのです。