木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

6月3日 味噌川ダムで自転車ロードレース

2007年06月05日 | 活動日誌その他
 6月2~3日 第23回全日本学生選手権個人ロードレースが味噌川ダムで開催されました。

 6月3日、朝から主人と二人で味噌川ダムへ観戦に行きました。
 東京在住時に「ツアー・オブ・ジャパン」を日比谷まで見に行ったことがあったのですが、木祖では初めてで、久しぶりのロードレース観戦です。
 会場に行くと唐沢副村長をはじめとする役場職員が各選手に声援を送っています。主人の母校から有力選手が出場するということで、法政大学を応援しました。

 レースは、味噌川ダムをぐるりと、9キロの周回コースを20週します。昨年2位だった大村選手を中心に観ることにしました。スピードあふれるレース展開で後半はトップ集団にいたのですが、果敢に攻めてすぎたのか落車。うわー残念! 自転車を引いて応急手当てを受ける本人も悔しそうです。

 最終周のジャンが鳴ったので、皆が味噌川ダム管理所前からフィニッシュ地点の柳沢尾根公園へと、直登階段を使って移動をはじめました(かなりキツイです)。

 尾根公園からダム堰堤の直線コースを覗くと、日大の選手が首位です。公園の上からだと最後の1キロの急坂の全貌は見えなくなります。このまま日大が逃げ切るかと思われましたが、副村長と一緒に植え込みを乗り越えて最終カーブの上から選手が見えてくるのを待ち構えていると、なんとびっくり!鹿屋大学が、わずか1キロに満たない急坂の登りで壮絶なマクリを見せて優勝しました。
 
結果は以下のとおり。
 1・鹿屋大(角選手)
 2・日大(後藤選手)
 3・早稲田大(松田選手)

 最後まで興奮した面白いレースでした。


6月2日 こだまの森でオールナイトイベント

2007年06月05日 | 活動日誌その他
6月2日~3日 こだまの森で野外コンサートTAICOCLUB(タイコクラブ)が開催されました。

 前日武居議長からコンサートチケットを入手。久々のPOPカルチャー系コンサートだったので主人と二人で出かけました。

 こんな山の中で日比谷の野音で開催されてもおかしくない規模でイベントが行なわれているのは驚きです。おそらく郡内の人はほとんど知らないのではないでしょうか。こだまの森の駐車場はP5あたりまで満車状態。民宿街入り口にもツアーバスが数台停まっていました。こんなに人が集まるのは近年ではスキーシーズンでもありえないと思います。

 会場はファンのボランティアで運営されています。会場受付テントでは当日券を求める若者が何人もおりました。
 コンサートはオールナイト。現場ではバスドラムをベースにした重低音が心臓を直撃する音響です。二箇所の野外ステージで行なわれている割には会場の外まで音があまり聞こえません。こだまの森の森林がみごとに音を吸収しているのを実感しました。

 夜のとばりの中でヤッケ姿の唐沢副村長とぱったり出会いました。会場では様々な出店がありましたが、村からの出店は「時計台」ラーメン屋だけのように見えました。

 TAICO CLUB はハウス&クラブ系ミュージックの祭典。海外アーチストも出演する国際的なイベントとなっています。
 かつては村が後援でやっていたのですが、騒音や来客者のモラルが一時期村内で問題となったため、今は奥木曽グリーンリゾート株式会社が後援しています。

 高齢者が多い過疎地ではカルチャー・ショックとジェネレーション・ギャップから、好奇の対象であり眉をひそめられる類のサブカルチャーかもしれません。感覚的には'60~'70年代のカウンター・カルチャーと少しイメージがダブるのも致し方ないですが、20代30代の若者がいつまでも熱中しているわけではないのは、かつてビートルズに熱狂した世代の方ならご理解いただけるのではないかと思います。
 いずれ彼らの何人かは家庭を築き、こだまの森の良さを思い出し、木祖村のキャンプ場やスキー場に来てくれるリピーターとなるに違いありません。

 コンクリートとアスファルトだけの都会では、重低音系の野外コンサートはなかなか開催できません。彼らが会場を山村に求めたのはある意味で必然であり、まさに都会に無い条件を求めて木祖村にやってきたといえます。
 こうした外からのイベントに地域からの積極的な参加が少ないのは、イベントを受け入れるデメリットばかりを見てしまい、メリットを村全体が享受できるしくみができていない事が原因とも思えます。

 秋には再びTAICOCLUBがこだまの森で開催されるという話ですが、木祖村が、都会から来た異質なものも暖かく受け入れ、山村のおおらかさ、森林のような懐の深さをもつ村であることを示してゆければと思います。