世界一周の記録

2006年8月から2008年9月まで2年1ヶ月の世界一周放浪の旅をしていました。その旅の記録です。

チベット旅行 その3(シガツェ)

2019年03月12日 20時26分42秒 | チベット
■2011年2月5日:ラサ発、シガツェ泊

朝8時にホテルのロビー集合。チベットは北京より随分西なのにもかかわらず北京時間なので、朝8時なのにまだ真っ暗です。(その代わり夜は遅くまで明るい)。チベット人ガイドのおじさんと、チベット人ドライバーのおじさんと対面。この日から、ガイド、ドライバー、自分の3人旅が始まります。移動は全てランドクルーザーです。


ラサ市街を抜けて山道をどんどん進んでいきます。いくつかの観光地を駆け足で巡りました。

ナムドゥク湖。標高4900M。


カレーっぽい食べ物を食べるガイドのおじさん


カロ・ラ氷河。なかなか雄大。




荒野。ひたすらこんな風景を眺める。




写真を撮っただけで素通りしたギャンツェという砦


ドライバーは英語を全く話せなくて、僕は中国語もチベット語も全く話せないので、僕はドライバーとはコミュニケーションをとることはできません。なので、英語を話せるガイドだけが頼りです。
しかし、ガイドとぽつぽつと英語で会話するのですが、どうにも会話が盛り上がりません。彼とはあまり気が合わない気がします。ガイドは、ずっとドライバーとチベット語で会話をするので、3人で行動しているけど、僕だけがのけ者・空気のような存在になってしまっています。特に車での移動中はずっとそういう状態。窓の外の景色が見たことのないような景色なので、気は紛れるけど、まあ、あまり楽しい時間ではないです。。。
そんな中、ひたすら車で移動して、チベット第二の都市のシガツェに到着。シガツェではタシルンポ寺を観光しました。

シガツェの町


タシルンポ寺


楽しそうなお坊さん。お坊さんはシガツェに400人しかいないそう。100年前には3000人以上いたそうですが。


この日は何かセレモニーがあるらしく、地元に人たちが集まってきていました。
491、492



セレモニーでは、何かを燃やしていました。意味は不明。


火を熱心に見る地元の子供


シガツェには、寺の観光だけではなく、公安にてカイラスとグゲ遺跡観光の許可証をゲットするという重要な目的がありますが、この日は公安は休み。元の予定では、この日はラツェという町まで行くはずだったけど、シガツェに足止めされることになりました。仕方なくホテルにチェックインし、ガイドと夕食。

トゥクパというチベットうどん。肉入り。おいしい。この旅行中本当に頻繁に食べた。


この日泊まったホテル


ガイドから、給料が安くて困っている、という話を突然されてうんざりした気分に。とはいえ、この後のツアー数日間を気持ちよく過ごすために、自分から、「カイラスをコルラできれば後でチップ払うよ」とインセンティブを与える方向で会話をしました。すると、「今はカイラスの巡礼者はいない」とか、「最近カイラスで中国人が亡くなったらしく警察からの許可が出ないかも」とか、「山の天候はとにかく予測不能だ。コルラはできないかもしれない」とか、ネガティブなことを散々言ってくるので、さらにうんざりしました。。。
やれやれと思い、宿に戻って寝ようとしました。
しかし、この旅行に対するネガティブ思考が頭にはびこってなかなか寝れない。オレは、なぜ、バカ高いお金を払って、こんな苦労をしてまでカイラスに行こうとしているのか・・・。

<続く。次はサガという町を目指します>



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