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桂林荘雑詠示諸生

2011-08-27 23:01:31 | テレビ番組
382562990_2きょう、お昼前、ふと思い立って、
そばを食べに出かけた。
久しぶりの土曜休日だったから、
お目当ての鴨なんそばの他に
ヤマメのから揚げをオーダーして、
真っ昼間からビールを飲んじゃった。


帰宅後、昼酒が効いて寝落ち。
日本記者クラブでおこなわれた
民主党代表選の共同記者会見をうつらうつら見ていた。
どうせ僕には投票権はないんだから、内容はどうでもいい。
記者の質問もインテリジェンスの欠片もなく、
ステレオタイプでウンザリした。


記者会見の最後に-これは恒例らしいのだけど-各候補者の揮毫を紹介していた。
別にこの泣き虫を支持しているわけじゃないけど、
海江田万里氏が広瀬淡窓の「桂林荘雑詠示諸生」を引用したことには、
代表選とは関係なく、大分県人として何かしらのシンパシーを覚えた。


休道他郷多苦辛 (いうをやめよ たきょう くしんおおしと)
同袍有友自相親 (どうほう ともあり おのずから あいしたしむ)
柴扉暁出霜如雪 (さいひ あかつきにいづれば しも ゆきのごとし)
君汲川流我拾薪 (きみは せんりゅうをくめ われは たきぎをひろわん)


漢文は学生時代から大の苦手だから読解力はないんだけど、
得手勝手に僕はこう訳したい。


この荒廃した世の中は辛いことばかりだけど 嘆いてばかりもいられない
君のすぐそばに まだ君は気づいてないかもしれないけど イノセンスがきっとある
夜明けちかくドアを開け戸外にでると 数え切れないイタミのキスが星屑みたいに降ってくる
君はとびきりの酒を手配してくれ 僕は気の利いた肴を段取りしよう


愚かであれ、賢明であれ、
未来においてまちがった選択ではなかったと思える方向へ歩んでほしい。

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