SIDEWALK TALK

見上げた根性

Jointed_board2材料である桐ジョイントボード(ピン板)は、
基本、自社の独自ルートで中国から輸入している。
けれど、製造工場の出荷遅れや
想定外の受注による特定サイズ材料の大量使用によって、
ショートするサイズが時たまでてくる。


どんなに技術が高くても、どんなに設備をしていても、
材料がなければ桐箱は作れないから、
そんなとき国内の業者さんで手配する。
ちょっと高いけどね。


国内仕入先は数社あるんだけど、
広島県の会社がもっとも品質と対応がいい。
定期的に中国の工場に出向いて、現地で指導しているんだろう。
が、今回入荷したピン板は2回続けてひどかった。


めったにクレームをたてない僕だけど、
今回ばかりは写真を撮り、
メールに添付しておくった。
それも、二重三重の問題が次々と発生して、
時間差で3回も送るハメになった。


きのうの朝、その会社の若い担当者から電話があって、
午後から来社するという。
そして怒られるためだけに、この忙しない年度末に、
福山からわざわざ車を6時間も走らせてきた。
来たところで問題は解決しないのだけど、
そのビヘイビアは心地よかった。
いい意味での見上げた根性ってやつだ。


弊社もニーズにマッチした製品を納品することを心がけているけれど、
図らずも客さまの意にそぐわない製品を納品することもある。
ないことが一番だけど、
もし何かトラブったときは彼の見上げた根性を見習いたい。

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