出戻り日記。

昨日死にたいって言ってたのに次の日には来月本を出しますとか言っちゃう人の日記。

私を今すぐに見つけて

2006-05-18 01:22:18 | 妄想
今すぐにというところに恋と愛を感じる。
山崎まさよしのアンジェラ良いー!!
早速レンタルしてきましたーvvv飼育の檻続編打つときずっと聞いてよう…。
他にも嵐のきっと大丈夫を借りてきました。
UVERworld借りてこようと思ってたのに無かった…(しくしく)
でもまぁ今から書く部長専務はアンジェラとは程遠いお話だから、きっと大丈夫に切り替え。
ではではてんちゃんの裏オエビから確かにバトンキャッチ!
ドキドキベイブ恋愛修行中な感じでレッツ妄想!今回こそエロ突入?!の巻き!(えー)



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暇そうにしている女子社員から窘められても俺の都合のいい事ばかり覚えている頭はそう簡単にはおさまってくれない。
寧ろ身体がおさまらない。え。どうしてくれんのこの行き場のない性欲。
トイレで抜いてこようかなー…いやだってあの時の乱れっぷりは凄かった。
思い出しても鼻血が…………あの、やっぱ、トイレ…。

俺が土方とデキあがったのは俺が営業部に回されてすぐだった。
というか正確には仕事で疲れていた土方を俺が襲った。
俺的にはサービスだったんだけどさ。疲れてるときはヌくといいし、エッチなんてする暇も無さそうなほど疲れてそうだったし。(まぁ実際はより疲れちまったわけだけど)
土方のイった顔見てたら止まらなくなって、夜食のお供に買ってきていたゼリーを使って突っ込んだ。(その後土方の前でゼリーを食おうとすると殴られるようになった)
ヤった後にホモが!って罵られて、お前のこと好きだからこんなことしちゃったんだごめんなって言って。
そこからなし崩しみたいな感じでお付き合いがスタート?
でも先月行った慰安旅行までは、俺はこの関係付き合ってるの?ってちょっと疑問だった。
エッチはするけどデートは行かない。
社内メールは欠かさずするけど電話はしない。
なんか、ちょっと色々、足りない?
そう、思ってた。


「何で俺がお前と相部屋なんだ」
慰安旅行先の旅館で女子社員が適当に作った部屋の割り振りに、今まで旅行など全く無関心だった専務様は切れそうな勢いで一緒に部屋に入った俺を睨みつけてきた。
いや、そんなこと言われても。
そりゃ普通専務なんてお偉い立場は一人部屋でしょうよ。でもしょうがないじゃん、部屋の空きが無いとか言うんだしよ。
ここの系列の旅館はうちが慰安旅行するたびにお世話になっているから、そう大きな文句だって言えない。(そんな大きな口が叩けるほど大きな会社じゃない)
土方だってその辺はわかってるだろう。
こいつが言いたいのは。
「それは俺と一緒の部屋が嫌だってことでしょうかね、専務」
「決まってんだろうが。一々聞いてんじゃねぇよ」
ということだ。
こういうこと言われるたびに、俺コイツのただのダッチワイフなんじゃないかって思っちゃうね。
あ、違うか。突っ込んでるからダッチダディー?あ。ダディーは違う?あれ?
…まぁ要は体のいい性欲処理機って感じで。
小さく溜め息をつきながら土方の荷物を下ろして部屋の中を歩き回った。
部屋は12畳で、小さなクローゼットと、叩かないと付かないような古いテレビが一台。ちゃぶ台みたいな机の上にはお茶菓子と湯飲みが二つにポットが一つ。おばちゃん急須がありません。
そんなことを考えていたから、土方が部屋の中から居なくなっていることに気が付かなかった。
背後を振り返っても誰も居ない。
俺に嫌気が差して逃げた?と思ったのも束の間、部屋の入り口(ちょっとしたアパートみたいになっていて、襖を開くタイプではなく玄関のようなものが付いている)から戻ってきた。
「何だ。俺が嫌で逃げ出したのかと」
「誰が逃げるか馬鹿。社員に今から温泉に行くから一緒にどうかって誘われただけだ」
もうそんな時間か。
ふ、と時計を見上げると、時間はもう午後7時。
今日は電車が事故で遅れたもんだから宴会は明日にお流れってことになった。
夕飯も足止め食らったホームで駅弁食っちまったから、皆温泉である程度汗流してから飯食おうって話になったんだよな…。
ごそごそと風呂の用意を始めた土方が訝しげに俺を見つめ返す。
「お前は入らねぇのか?」
「いや、風呂場で襲ったらマズイっしょ?」
「…死ね!」
耳まで真っ赤にして、愛しの専務様は足取りも荒く浴衣を鷲掴みにして部屋から出て行ってしまいましたトサ。
いや、まぁ実際ね、風呂場とか、俺あいつにシタいこといっぱいあるから本当二人っきりで入る以外はご遠慮願いたい。
風呂場ん中で出させて、あーあ、お湯汚しちゃったー専務どーします?旅館の人に謝ります?湯の中で射精しちゃいましたゴメンナサイって謝ります?とか耳元で囁いて羞恥プレイしまくりたい。
もう顔真っ赤にして怒ったらいいのかどうしたらいいのかわかんない顔してる土方とか…ちゅ、チューしたい…!!
そうして土方が温泉を堪能している間、俺は一人妄想の海にダイブしていた。


「部長今からお風呂入るんですか?」
ほかほかと湯上り+浴衣で日頃より30%女らしさをアップさせた女子社員に声を掛けられた。
どうやらこいつらは今から飯らしい。ということは男どもはすでに飯食ってる真っ最中か。
「おー」
「遅くありません?もう皆入っちゃいましたよ?」
「ちょっとなー、ま、先飯食っといてよ」
「えー可哀想だから待っててあげますよ。私たちまだお腹空いてないから、丁度今から卓球でもしようかって言ってたとこなんです」
指差された先には寂れた卓球場。
卓球台が2つあるそこに向かおうと前々から計画していたのか、彼女らの手にはラケットやピンポン玉が握られている。
「お前ら風呂入ったのにまた汗流すのかよ」
「だってここのお風呂薔薇風呂とかゆず湯とかいっぱいあるんですもん!いっぱい汗流さないといっぱい堪能できないじゃないですかぁ!」
なるほどね。
じゃあ俺も後で混ぜてよ、と言うと珍しく機嫌の良い返事が返ってきた。
女子の機嫌がいいのは会社にとっていいことだ。


珍しく風呂に時間をかけて(えーだって夜は、なぁ?)出てくると、卓球場の方から喧しいほどの歓声が鼓膜を劈いた。
「きゃー!専務すごーい!!」
「もう敵ナシじゃないですかー!!」
え。専務?
驚いて卓球場の方に顔を覗かせると、鬼も裸足で逃げ出しそうな形相で土方がピンポン玉で男性社員を叩き潰していた。(様に俺は見えた)
女どもよ、何故あそこまで憤怒のオーラを抱えたあいつにキャーキャー言えるんだ…。旅行か?これが慰安旅行だからか?はっちゃけてんのかお前ら。
俺があまりの物々しさに見なかったことにして食堂へ行こうとすると、一人の女子社員が俺に気付いて待ったをかけた。
「あー!坂田部長!!坂田部長も専務と戦ってくださいよー!!」
お前ら俺に卓球で死ねってか。
俺の名前を聞いた途端に土方のオーラに殺気が混じった…様な気がした。
え。何?俺なんか怒らせるようなことしたっけ?
まさか俺が計画している色々なナニがバレた?いや、口には出してないしメモってもいない。
まさか俺が風呂に行っている間にこいつ一旦部屋に戻って俺の鞄の中のコンドーム(箱買い)見ちゃった?!
ウッソマジで?!ちょ、あれは見るなよ!流石に引くだろ!!(自分で買ったくせに)
いや俺も誰かに鞄開けられて見られないかってこっち来るまですんげぇ心配で、でも結構ドキドキしちゃったり?あ、これ俺結構俺も羞恥プレイとかできるんじゃない?Mの才能も秘めちゃってるんじゃない?
ちょっとどこまでオールラウンダー俺ーとか思っちゃったり思わなかったりって違ーーーー!!!!!!
「いや、俺腹減ってるし…」
「逃げんのか」
いや。何。怒ってるみたいですけど、お前のそういう声、俺には誘ってるようにしか聞こえないからね。
お前本気で怒ってても俺にはすっげぇ快感しか与えてないからね?あれ?それって俺やっぱりMの才能ありってことですか。
「…いんやー…じゃ、ヤリマスカ?」
「へっ、上等だ」
だぁかぁらぁ。
そういうこと、言うなって。
風呂上りなのに、湯冷めするどころか熱くなっちゃうだろうが。
女子社員からラケットを受け取って、ピンポン玉を急所に受けて死んでいる屍どもを女子社員に頼んだ。
「つーか何怒ってんですか専務」
「怒ってねぇよ。喋んじゃねぇ。耳障りだ」
「この声が好きな癖に」
ニヤ、と笑みを浮かべると、土方の顔が一瞬で赤く染まった。
女どもはくたばった男どもを介抱するのにいっぱいいっぱいで、こちらに全く耳を傾けていない。
「世迷言喋ってんじゃねぇよ…」
「世迷言かどうか、今夜布団の中で実証しましょーか?」
「…わかった」
え。
珍しい。こんなすぐにお許しがいただけるなんて。
そう思ったのも束の間。

「俺が勝ったらお前廊下で寝ろ」

専務様は本気でご立腹でいらっしゃいますよ皆のもの。
「え、ちょ、専務?ちょ、専務?」
「寒いのが嫌ならそこの優しい女子社員どもと風呂でも一緒に入ってこいやぁぁぁぁ!!!!!!」
開始の合図も無く突如繰り出された弾丸サーブ。こんなのあり?!
つか、女子?は?え?
一緒に風呂?!
…ちょ、おい、まさか、お前さっきの卓球場前の俺らの会話偶然聞いてて、勝手に勘違いしてんだろ待てやコルァァァァァァ!!!!!!

目の前に繰り出されたピンポンを身体を捻ってバックハンドで打ち返した。
ピンポンの銀時、略してピン時とは俺のことよっ!あ!ごめん!やっぱりちょっとカッコ悪いから前言撤回!!
「ちょ、聞け、じゃなくて、聞いてください専務!」
「誰がお前の話なんぞ聞くか!耳が腐る!!」
「耳が腐るだぁぁぁ?!おま、言ったな?!言ったな?!!今日言葉責め決定ね!!俺にその言葉一生使えねぇようにしてやっかんな覚えてろコルァ!!!」
「いきがってんじゃねぇよふにゃチン野郎!この遅漏!!」
「んだとてめぇなんか早漏じゃねぇか!お前この前一晩で何回イったか覚えてんのか!あぁ?!」
「てめぇがネチネチとしつこいからだろうがぁぁぁぁ!!!!!」
土方があまりの怒りに我を忘れてラケットを振りかぶり、ピンポンは俺の後ろの壁で哀れ原型を留めない変わり果てた姿となった。
ま、ピンポンには悪いけど。
「…アウトっすね?専務」
「っ…!」
あ。
っていうかさっきの会話あいつらに聞かれて…。
慌てて辺りを見回すと、そこには猫の子一匹残っちゃいなかった。
どうやら俺らの馬鹿長いラリーに嫌気が差したらしい。
なんかちょっと空しいけど、好都合っちゃー好都合?
カタンとラケットを卓球台の上に置いて俺を睨みつける土方に、本日一番の清々しい笑顔を浮かべてやった。
「じゃ、お願い聞いてくださいねー」

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見てこの無駄に長いの!!!
あたしがどれだけエロに持っていこう、エロに持っていこうと頑張ったか…!!
でも途中で力尽きた…樹里はもぉ動けましぇん…。
ちなみにエロ描写入るシーンになったら字を反転させますのでー。18歳以下の方は見ないようになさってくださいませー。(正しく自主規制)
土方専務は坂田部長の「じゃあ俺も後で混ぜてよ」という言葉を卓球ではなく風呂だと勘違いしたようですよ。
ほほ、そんな馬鹿な。
坂田部長がそんな変態発言をかますのは土方専務に関してだけです。
さて、じゃあそろそろ原稿を…。
にしても何から本にすればいいのだろう…アンケートとか取りたい…(死)



男だ☆光るぜ!

2006-05-14 02:10:17 | 妄想
MARCOの新曲にメロメロにさせられっぱなしです。
色々暴れるぜー!みたいなことを言っておいて何も書いてなくてすいません…(メソメソ)
ちょっと夜中に色々ありまして…。
でもって今は違う問題に頭悩ましておりますが。うん、頑張ります。
相談乗ってくれてありがとう!大好き!勢い余ってほっぺにチューとかするかもしれないよ!!気をつけて!(私と似た人へ私信・笑)

さてさて。ではてんちゃんが忙しいと知りつつも書いてしまう。
れっつ部長銀ちゃん×専務土方さん!

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坂田銀時25歳。
この若さで部長とかやってます。
ちっちゃい会社ですけど運だけでここまで伸し上がってきましたうんマジで。
スーツ着て取引先回って頭下げるような仕事は全部部下がやってくれるし俺は部下が提出した書類に添削入れるだけで仕事超楽。
ってんなわけナイナイ。
俺は俺なりにしんどい仕事しててね、俺は俺なりに疲れてるわけ。
もう何この会社潰れろいっぺんマジで。ドラゴンボールでもう一回復活させてやるからマジいっぺん潰れろ、とか思うくらいにはある程度苦労してきたわけだ。
まぁある程度の運が無いと、俺みたいな若造がここまでこれないわけですけど。

小さなオフィスビルの中を走り回っていたポストマンに「社内メールです」と言って渡されたのは見慣れた手紙。
所謂オフィスラブをしている俺は、毎日のようにこのポストマンに世話になってる。
まぁこいつはこの中身がそんなうわついたもんだなんて知らないだろうけど。
何せ送ってる人間が…。
「あ、専務が外出されるわよ!」
窓から外を眺めていた腰掛けOLが黄色い声を上げて同じ女子社員を手招いた。
途端に出来上がる黒山の人だかり。
俺も自分の椅子をくるりと回してガラガラと窓際に張り付いた。
「あー部長はいいじゃないですかー今日の午後会議で見れるでしょー」
「ダメダメ、坂田部長は土方専務命だから」
「そーそーわかってんじゃねぇかてめぇら。でもあれだから。あいつもホモだから俺ら両思いだよ。お前ら幾ら懸想しても無駄だからね」
えーやっばーい、とか坂田部長がライバルなら秒殺で勝てますよーとか、色々言ってくれちゃって。
件の専務様は自家用車に乗ってお得意先へと旅立ってしまいましたトサ。
一瞬だけ、俺の居る3階を見上げて。

うちのビルは7階建てのオフィスビルだ。
ドラマで見るようなガラス張りのエレベーターなんてそんなエロっちぃものはなく、同じ高さのマンションと似たような、狭くて小さくて汚いエレベーターだ。
それも、よく止まる。
平社員だった俺と当時部長だった土方は歳はほぼ同じなのに階級にどえらい差がある、成功者と落ちぶれ者っていうだけの関係だった。
そんな二人が出会ったのは、このエレベーターの中だった。
親がここの上役の親戚だった上に、入社してすぐに功績を上げ、その後もどんどんと会社に利益を齎した人間には当然の役職だったろう。土方は年齢など全く気にせずに人を指揮した。
俺はといえば、まぁなんとなく受かったところになんとなく就職しただけのなんとなく社会人だったから、土方のことなど話に聞くだけでよく知ろうとも思わなかった。
というか、知らなかった。
エレベーターに一緒に乗り合わせたときも、違う部署の平社員だと思ってたわけだ。


その日俺は上司に頼まれごとをして書類を出しに行った帰りだった。
その時は企画部に居たから、階も今と違って5階。
わざわざ非常階段上るなんてことをする筈もなく、閉まりそうになっていたエレベーターの扉の隙間に大声で待ったをかけた。
「ちょ、待った待った待ったー!乗ります乗ります乗りまーす!」
俺の言葉に応えるようにエレベーターの扉がもう一度開く。
久しぶりに全力疾走したせいで汗をかいた。
上は白のワイシャツ一枚だけだったけれど、汗で背中に張り付いてとてつもない不快感が俺を襲った。
「何階だ」
はぁはぁと息を切らしていたから階数を告げるのを忘れていた。
あぁごめんと言い置いて顔を上げると、そこには男のくせにとびきり顔の整った美形が居たのだ。
「…わぉ」
「そんな階数聞いたことねぇよ。何階だ」
「あ、5階」
「ん」
スルスルと扉はスムーズに閉まって、あっという間に密室に二人きり。
横目でパネルを確認すると5と7にライトが灯っていた。
(7階なんて重役だらけじゃねぇか。新人秘書か何か?)
いいなぁこんな秘書。俺が社長だったら押し倒してアンアン言わせるのになぁ。
いやいや男だけど。
でも何か別に男でもこいつはイけそうな感じなんだけど。っていうか俺的には全然オッケ?
ここは一つお知り合いに…。
あのさぁ、俺が口を開こうとしたその瞬間だった。
ガタン、とエレベーターが大きく揺れて、電気が消えた。
「え、ちょ、何!」
「くそっ、このボロエレベーター、また止まりやがった…!」
また?
「ちょ、またってどういう意味だよ」
「どういう意味もそういう意味もそのままの意味だ。古いから一年に一回は止まるんだよ、ここのは。くそっ、だから定期点検ちゃんとさせろって言ってんのに…」
「はー!何やってんだよここの上役は!!そんなんだから契約切られんだろうが馬鹿野郎!!」
俺の言葉に相手はひどく驚いたように息を呑んだのが暗闇の中でも分かった。
ふっと薄明かりが落ちてくる。非常灯が点いたらしい。
「…何か急ぎの用でもあんのか」
「あーそりゃないけどさ。しがない平社員だし」
「知ってる。企画部の坂田だろ。ハタのおっさんに企画案取られっぱなしだってのに何も文句つけねぇってあんた専らの噂だぞ」
そんな噂立ってんのかよ。
まー…そういうことも今までに3回ほどあったけど。
大して怒ることでもないだろ。自分の中で傑作だって案でもなかったし。
あんなクソみてぇな考えうんこみてぇにぽろぽろ出てくるし、あれぐらいで喜ぶなら上の野郎もそこまでだってことだ。
にしても…よく知ってんなこいつ。7階の秘書室にまでそんなこと知れ渡ってるわけ?いやん俺ってば人気者。
「お前…」
「何」
「出し惜しみしてるだろ」
「…何が」
「もっといいもん作ろうと思えば作れるのに、自分の考えが盗られる事わかってて出し惜しみしてるだろ」
「………」
何だこいつ。
俺はそこで漸くこの男が秘書なんかではないことに気がついた。
薄闇の中。狭いエレベーターの中で、相手が動いた。
キスするんじゃねぇかってぐらい顔を近づけて、思わず唇突き出して目を瞑りそうになった俺との間にこいつが出してきたものは。
「………名刺?」
「お前、さ来月の人事でうちに異動させてやる。営業部だから色々仕事も変わってくるからな、ちゃんと勉強しとけよ?」
「え?ちょ」
がくん、とエレベーターが大きく傾いで電気が戻った。
エレベーターが動き始めて、5階に止まる。
「ほら、下りるんだろ」
促された俺は背中を押されるようにエレベーターを下りて振り返った。
閉まっていくエレベーターの扉。その隙間から見えた口を動かすだけの相手のメッセージ。
『またな』
確かにあいつはそう言った。
呆然と、心を奪われたように俺は数分間エレベーターの前から動けなかった。
そうして渡された名刺に思い出したように視線を向けると。
『営業部部長 土方十四郎』
「………マジでか」
そうして二ヵ月後、本当に俺は営業部へと異動した。


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オフィスラブだからポストマンとエレベーターという小道具を使ってみた。
社内メールなんてことはしませんよ。奥ゆかしく文を使っていますよ。
ポストマンって好きなんだ…(趣味かよ)
これから二人のエロエロオフィスラブが始まるわけです。
これの続き的なものを鉄猿のてんちゃんが裏のオエビで描いてくださるわけです。
さぁ皆押しかけるがいいさ!でもてんちゃんは私のだから!!(最近の口癖。というか今日(いや昨日か)のチャットで連発してた)
書く前はどうなることだろうと考え込んだものだが、書いてみると楽しいものですね(笑)
ではてんちゃんにバトーンターッチ!(と言いつつ自分ごと飛び込んでみたり)

とりあえず今日はここまで…拍手のお返事はまた後日!