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不運のときこそ ① ・・・ 向上

2010-05-08 07:38:32 | Weblog
 「人生は、私たちが人生とは何かを知る前にもう半分過ぎている」
    ・・・ と嘆息したのは、英国の詩人ヘンリーです。

 しかし、人生の半ばを過ぎたところでわかれば、上々ではないでしょうか。

 孔子が語った「四十にして惑わず」などでも、現代人には至難です。


 通常、人は恵まれた情況に身をおくことをもって、幸福と考えやすいものです。
だから、恵まれない境遇の時には、つい我が身の不運と他人の幸運をひきくらべてしまいます。
 
 でも、不安定な人生の禍福は、昨日の幸運が今日の不運の因となることすら珍しくありません。


 「人は幸運の時には偉大に見えるかもしれないが、真に向上するのは不運の時である」
    ・・・ ドイツの詩人シラーが語ったことばは、人生の妙味を見事についています。















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