目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

木皿泉まつり 途中経過

2013年06月13日 | 舞台・音楽・テレビ
今更なんですが、脚本家・木皿泉さんにハマってます。

評判のいい、数年前のドラマ「すいか」も
当時はドラマなど観る習慣は皆無だった私は
ちらっとくらいしか観ておらず。

今、そのことを猛烈に後悔してます!

少し前に、BSプレミアムで木皿さんの
ドキュメンタリー(?)を観たことがあって、
”木皿泉”はご夫婦二人の共同ペンネームで
そんなにお若くもない(失礼)こと、
ご主人の和泉さんが、脳出血で倒れられてから
体が不自由なこと、などなどは知ってましたが・・・。

最近、はじめての小説や新聞連載が
出版されたこともあって、これは読む前に
ドラマから見なくては!と
珍しくレンタルして観ました。

「すいか」(2003年)と
「野ブタ。をプロデュース」(2005年)を。

うううう・・・よかった!!!!
特に「すいか」!!
小林聡美さん主演の、風変わりな下宿”ハピネス三茶”に
暮らす人々を描いた、なんとも温かく切なく素敵なドラマ!
(機会があればコレについてはまた書きます)

アイドル主演の学園モノかぁ・・・
何が「修二と彰」じゃ!という
先入観で観ようともしなかった
「野ブタ。をプロデュース」も
すごくよかった!
切ない!胸が痛い!あたたかい!
(コレについても、機会があれば語りたい)

もうねー、切ないフェチの私には
たまらなくツボな木皿泉作品だったのですよ。

私同様に、テレビドラマなんて!けっ!
と思っている方がいたら、
その食わず嫌いはやめて、是非とも観て!

残る、「セクシーボイスアンドロボ」と
「Q10」も観ないとなぁ。
(ドラマを集中して観たせいで本が読めなくて
「64」も「路」も読めずに返却(涙))

で、はじめての小説が
「昨夜のカレー、明日のパン」(河出書房新社)

「すいか」を彷彿とさせる、
人々のつながりや、何気ない日常と心の闇を描いた物語。
25歳の夫を亡くしたテツコは、それから7年経っても
ギフ、つまり義父と暮らしている。
彼らの周りの人たちの物語も交えつつ、
日々の生活を送る中で、亡くなった人の死を受け入れ
生きていく姿を温かく描いています。

くじけそうになることも、しんどいこともあるけど
小さな出会いが、ささいな出来事が
生きる力を与えてくれるような、そんな物語です。

好きな話でした。

さーて、木皿泉まつり、続けますよー。
でも、作品を観終わってしまうと寂しいから
ちょっと休憩しようかな。
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