九州の風来坊

今は自由人で風来坊、何処までも突っ走る男は何処に行くのやら

カーボン

2007年01月20日 08時37分41秒 | Weblog
カーボンの事でちょっと聞かれたのだが俺は専門家では無い、でも少しは知識はある、なぜならカーボンフレームの研究に少し従事した事が在るからだ、日本で最初にカーボンフレームを採用してレースに出たのも自分が始めて、その時代からそんなに進歩はしていないのがカーボンなのだ。成型が簡単なのでどこも色々と作るがスチールフレームと同じぐらいの性能を出そうと考えると、重さはスチールとほぼ同じ重量になる、2年ほど前に友人の会社で600gのフレームをテストした事があったが十分レースに使えるでもそれでレースに出ようとは考えない、軽いフレームは乗った瞬間は軽いが、極限の状態でのスプリントで力が抜け前に進まなくなる、でもサイクリングには良い、だから使い方だよね。
雑誌に今ではオートクレーブで作っているから昔と違うと書いてあつたがどうと聞かれた、そんなの16年前からオートクレーブだぜ、これじゃないとパイプの強さは出ない、もちろんF1は作れない。そこでカーボンもまがい物が存在する、繊維も色々とあるが、一度カーボンパイプになり製品になると、見分けができなくなるから注意。安物カーボンも色々と見たことがあるが、これは工場を直接見るしか手が無いのだが、工場どうしは横のつながりがありすぐに解るのと、カーボン繊維の素材やが何処の会社にどの繊維を卸してるかでその優秀性も解る、今はカーボンの価格よりデカールで価格の差が出ているような物だ。設備がある工場でほとんどが作られており製法より繊維の価格や金型で価格が出てくる、俺なんか工場持ってるからここが違うぜ。

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