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資金繰りの改善手法-Ⅴ.借入金管理で資金繰りを楽に-51.資金使途と返済計画を明らかにせよ

2010-03-24 08:54:40 | 企業支援
融資を受けるには、資金の使い道と返済計画を明確に説明できなければなりません。
事前に十分準備しておきましょう。

銀行から融資を受けるには、資金使途と返済計画をきちんと説明することが不可欠です。
資金使途とは、資金の使い道で、それが企業経営上なぜ必要かということです。

企業が必要な資金は「設備資金」「運転資金」に大別しています。
「設備資金」とは、新規に設備投資する場合の資金で、土地建物や機械装置、工具器具備品、車両などの購入に充てられるものです。設備資金の場合は、資金の使途の説明が比較的容易です。
「運転資金」とは、企業経営をする上で日常的に必要になる資金で、仕入代金やボーナス、税金などの支払いに充てられるものです。設備資金の説明はやっかいなことがあります。特に、後ろ向きな資金は説明に苦しみます。


融資を受けたいときは、設備資金であっても運転資金であっても、ポイントは「前向きな理由で借りること」です。
前向きな理由例)受注の増加が見込まれていることから、新しい能率のよい機械装置を購入する、商品の売上が伸びているので、仕入資金が欲しい、大口の得意先を開拓したので、増加運転資金が必要になった」などです。


また、どうやって借入金を返済するのかを明確に説明できるようにしなければなりません。
そのために必要となるものが「資金繰り表」です。



【資金の使途は何か、返済の計画に無理はないか】


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