☆ FC本部とFC加盟店の地位が変わる。
プレナスの例は特別としても、今のフランチャイズビジネスは、本部と加盟店の地位の逆転すらあり得る状況となっているようだ。
業界専門家によれば、上場しているフランチャイジーの場合、その財務諸表は本部よりも遙かに評価は高くなるという。
“吉野家”や“牛角”など約30店の展開をしているメガフランチャイジー「メガエフシーシステムズ」は、FCチェーンへ参加するメリットを、成功している本部の人・物・金・情報を買うことで、早く成功につながることだと説明する。
35年前にFCに加盟を開始した同社は、今や年商約31億円、飲食中心だった加盟だったが、3月から新たに介護サービスのFC「茶話本舗」に加盟した。
今や、1社で10店以上FC展開するメガフランチャイジーの売り上げ高の合計は、全FC売り上げの50%にも及び、フランチャイズ業界では大きな力を持つようになった。
売り上げ高ばかりでなく、様々なタイプのFCチェーンのノウハウを吸収したメガフランチャイジーの持つ情報は、FC本部にとって魅力的な情報となる。そのため、いかに優秀なメガフランチャイジーに加盟してもらえるかがFC本部発展の大きな鍵をにぎっているようだ。