☆ 地域で進む日ロ交流
クルマ以外でも、ユニクロがロシア進出を発表、KDDIは、6日から日ロ間で新たな大容量のケーブルネットワーク運用を開始する。
大企業ばかりでなく、中小企業のロシア進出も増えてきて、特に北海道や環日本海地域からの進出が活発な動きを見せている。
北海道は、サハリンを中心にロシアとの企業間交流を道として促進していく計画で、年内に友好・経済交流プランの年内採択などを予定している。
特に、道内の公共事業の大幅減により苦戦が続く建設業者は、ロシアへ注目、道内建設会社9社で合弁会社を作り、サハリンで高級アパートを建設した。
防寒技術や耐震技術がうけ、今後もサハリンでの建設プロジェクトは進むという。
中古タイヤを世界に輸出している「三光産業」でも、ロシア向け輸出が最も多く、今後、ロシアをメインにしたいという。
ロシア向けにはタイヤの溝がまだ深い高グレード品を用意する。価格が高くても引き合いがあとを絶たず、現時点で前年度実績を越えている。
それでも、グルジア紛争のリスクは多少危惧しているようだ。
ただ、専門家によれば、欧米とロシアの関係は冷めたとしても、新たな冷戦は生まれないという。
プーチン政権のロシア経済目標は、資源国から脱却し付加価値のある経済を作ることで、欧米と関係悪化することはできない。
また、西側経済にとっても、資源を頼っているロシアと敵対するのは得策ではない。
結局、双方にとって冷戦のメリットはないのである。
グルジア紛争は、かつてのワルシャワ機構のメンバー国が次々NATOへと傾く動きに、釘を刺すロシア流のやり方なのでしょう。
イデオロギーの違いに関係なく相変わらずの大国主義がもたらす紛争、国際的な民間経済の交流によって、それが意味のない時代になって欲しいものです。
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