スズメ目 ヒタキ科 Muscicapa dauurica
2017年の初認は、4月28日の上軽井川の林道でした。針広混交の林でしたが、観察したのは広葉樹でした。この時は、英名のFlycatcherのような餌採りはせず、新しい葉っぱを1枚1枚裏返して虫を探していました。数羽が、メジロやヤマガラと一緒にいました。
2回目の観察は、それから数日後の谷根の林道です。この時も数羽でしたが、餌採りはFlycatchでした。餌の虫の状態で餌採り方法を変えているようです。
主として山林に生息するが、渡りの時には市街地の公園や神社でも見ることができる、と図鑑にありました。それではと、ノートを見直してみました。最近の記録は、数年前の秋にじょんのび村の駐車場のサクラの樹で餌採りをしていた1羽と、昨年同じく秋に谷根ダムの側道の街路樹で餌採りをしていた1羽しかありませんでした。市街地の公園や神社の記録はありませんでした。それにしてもあまりにも少ない記録です。観察力の不足からの見落としや鳴き声の聞き漏れなどが多いのでしょう。
春は、写真のように気を付ければその存在は分かります。さえずりも複雑ですが、けっこう大きかったです。眼や耳にもっと高いアンテナを付けた方がよさそうです。
(写真は、総て(2017.05.02))