きまぐれなまず日記

シナリオライター鏡遊のブログです。
なんとなく気が向いたときに書きます。

東京屍街戦線<トーキョー・デッドライン>

2016-07-11 | 宣伝


どうも、鏡遊です。お久しぶりのブログです。

まあ、要するに宣伝です。
宣伝のために、存在を忘れかけてたブログに戻ってきたのです。

7月15日にノベルゼロさんから新作『東京屍街戦線<トーキョー・デッドライン>』が発売になります。
略して『TDL』です。いや、今考えたんですが。

すごーくざっくり言うと、「刑事もの+ゾンビもの」ですね。
凶暴なゾンビたちと戦う刑事。ただし、刑事のほうがもっと凶暴。
刑事は拳銃を持たない、なんて小賢しい設定はなく、ドカドカ
撃ちまくります。そんなお話です。

ざっくりすぎて怒られる気もしてきたので、内容については↓の公式のあらすじを。

秘密裏に進められていた不死化の研究の失敗で
“死の行進”と呼ばれる災厄が起き、死者の街と化した東京・渋谷。
封鎖された渋谷から、災いが世界にばらまかれ
街を死者が歩き、意思を持つ死者――“屍人”が暗躍する。
“屍人”犯罪を抑止、解決するために設立された
警視庁刑事部埋葬係の埋葬官・切牙鷹は
かつて“死の行進”に巻き込まれた恋人を探すため、
襲い来る“屍人”たちを薙ぎ払い、命を燃やして戦い続ける。

そして、いつか、
死者と化した君を、撃つ――――


イラストはDaisuke Izuka先生です。
表紙のキャラはかっこよく美しく、背景の描き込みもハンパじゃないです。
ブルーのさわやかな装丁とぴったり合ってますね。
口絵のほうもとんでもないことになっているので、必見ですよ!

そういえば、一部の通販サイトで『いつか君を撃つ日まで(仮)』という仮タイトルが出てました。
考えるまでもなく、タイトル決めをギリギリまで引っ張ってるせいですよね……。
引っ張ってるのはタイトルだけじゃなくて、原稿もだろという説も。

で、担当さんと正式タイトルを相談したのですが……。
僕「ゾンビものでタイトルに“デッド”が入ってるのはありがちなんで避けたいですね」
担当「そうっすねー」
僕「じゃ、“デッド”は避けて考えてみますわー」

そして、当たり前のように“デッド”が入ったタイトル案を出す僕。
何事もなかったようにOKを出す担当氏。
タイトルはとても大事なので、こうして知恵を絞り出すようにして決定されます。

こんなネタ、あとがきにでも書けよって話なんですが。
軽い裏話として(たぶん、これくらいの話なら怒られない……といいなあ)。

たまに、「タイトルは編集者が決める」なんて話も聞きますが、少なくとも一概には
言えないかと。
僕の場合はこちらでベースを出して、担当さんと相談しながら調整して
いくパターンが多いですね。
↑の会話も実際はもっとやり取りがあります。
意見が衝突して、ヒートアップしていくこともあります。
担当さんの体内はアルコールがいっぱいですが、仕事中は呑みませんし(たぶん)、
僕はそもそも呑まないので、お互いにシラフで盛り上がります。
何度も意見をぶつけ合って、正式タイトルが決定されるのです。

僕はタイトルの意味を説明しないので、担当さんは困ってるでしょうな。
『剣神の継承者』なんかも、“剣神”なんて単語は1巻には微塵も出ないのに特に
説明しなかったんで、“剣神”ってどこから出てきたんだ……? と戸惑ったこと
でしょう。ごめんなさい。

まあ、こちらがなんだかわからないうちにタイトル決定してた作品も……なくもない?
きおくはとてもあいまいです。

ちょっと話は逸れますが、エロゲのほうでタイトルを決めたことはほとんど無いですね。
タイトル決めに関わったことすらほぼ無いです。
ゲームではタイトルは宣伝・広報の領域という意識が強いからかも。
ただ単に外注ライターの出る幕じゃな……そんなことないです、きっと。
覚えてる限り、僕が決めたのは1作だけですね。
それについては色々あったんですが、まだ時効じゃないので言えません(時効?)。

それはともかく。
ノベルゼロさんは今年2月に創設されたばかりのまだ新しいレーベルです。
これからどんどん盛り上がっていくと思いますので、レーベルごと応援して
いただけると嬉しいですね。

なんかめっちゃ長くなりましたが、とりあえずこんなとこで。

発売後にまたちょっと書くかも?
近々、『アスガルド武皇戦記』3巻も発売されますしね!
2作あわせて、よろしくお願いします!



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