皆様こんにちは。
年が明けたと思ったらもう1カ月が過ぎようとしておりました・・・
遅くなりましたが、本年も宜しくお願い致します。
1月に入り盛岡は冬本番となってきましたね。
毎日降り積もる雪を眺めたり、
時には格闘したりと
しばらく雪とのお付き合いが続きそうです。
そして、やはりこの時期1番気をつけていただきたいのが
転倒です。
転倒は不意に起こります。
明るい日中でも、
雪で見えなくなった段差につまづいたり、
滑ってバランスを崩したり、
冬道にはあらゆる危険が潜んでいます。
転倒によりけがや骨折へと至ってしまった患者様が
当院にも目立ち始めました。
先日あるデータを目にしました。
2001年から8年間の間に鳥取大学の先生が集めたものです。
高齢者の大腿骨近位部骨折(股の付け根の部分です)
で受診した患者を調査したところ、引き金となるのは
単純な転倒が77.7%と最も多く、
次いで交通事故が8.3%
階段での転倒が5.6%であるというものです。
大腿骨近位部骨折は現在わが国で約20万人あまりおり、
1度起こすと寝たきりになりやすい上に、
生命予後を悪化させ
生存率を大きく低下させることも明らかとなっています。
骨折は1度起こすと次々と他の部位の骨折を起こしやすく
なることは広く知られています。
骨折の発生部位でみると、50代から60代では
手や腕の骨折が多く、
高齢になるに従って脊椎、大腿骨と重篤な骨折が
増加していきます。
若い時期から軽微な骨折でも軽視せずに、危険な骨折に
つながる可能性がある事を知っていただきたいと思います。
雪の道路での転倒には環境の要因も多く潜んでおりますが、
室内の段差などでの転倒の背景には
加齢による筋力低下や
複数の薬剤を服用していることによる関連もあります。
そして、骨折の要因としては
骨粗鬆症に伴う骨強度の低下が考えられます。
骨折を以前にしたことのある方は骨密度が低下しており
治療の対象となる事もあるので
ご心配な方は骨密度の計測をおすすめいたします。
転倒予防には下肢のバランス強化を意識した
トレーニングが欠かせません。
背骨の周囲や下肢の筋肉をバランスよく鍛え、
転びにくい身体を作り、
冬の季節を楽しめることを願っております。
年が明けたと思ったらもう1カ月が過ぎようとしておりました・・・
遅くなりましたが、本年も宜しくお願い致します。
1月に入り盛岡は冬本番となってきましたね。
毎日降り積もる雪を眺めたり、
時には格闘したりと
しばらく雪とのお付き合いが続きそうです。
そして、やはりこの時期1番気をつけていただきたいのが
転倒です。
転倒は不意に起こります。
明るい日中でも、
雪で見えなくなった段差につまづいたり、
滑ってバランスを崩したり、
冬道にはあらゆる危険が潜んでいます。
転倒によりけがや骨折へと至ってしまった患者様が
当院にも目立ち始めました。
先日あるデータを目にしました。
2001年から8年間の間に鳥取大学の先生が集めたものです。
高齢者の大腿骨近位部骨折(股の付け根の部分です)
で受診した患者を調査したところ、引き金となるのは
単純な転倒が77.7%と最も多く、
次いで交通事故が8.3%
階段での転倒が5.6%であるというものです。
大腿骨近位部骨折は現在わが国で約20万人あまりおり、
1度起こすと寝たきりになりやすい上に、
生命予後を悪化させ
生存率を大きく低下させることも明らかとなっています。
骨折は1度起こすと次々と他の部位の骨折を起こしやすく
なることは広く知られています。
骨折の発生部位でみると、50代から60代では
手や腕の骨折が多く、
高齢になるに従って脊椎、大腿骨と重篤な骨折が
増加していきます。
若い時期から軽微な骨折でも軽視せずに、危険な骨折に
つながる可能性がある事を知っていただきたいと思います。
雪の道路での転倒には環境の要因も多く潜んでおりますが、
室内の段差などでの転倒の背景には
加齢による筋力低下や
複数の薬剤を服用していることによる関連もあります。
そして、骨折の要因としては
骨粗鬆症に伴う骨強度の低下が考えられます。
骨折を以前にしたことのある方は骨密度が低下しており
治療の対象となる事もあるので
ご心配な方は骨密度の計測をおすすめいたします。
転倒予防には下肢のバランス強化を意識した
トレーニングが欠かせません。
背骨の周囲や下肢の筋肉をバランスよく鍛え、
転びにくい身体を作り、
冬の季節を楽しめることを願っております。