人が一番美しい姿のとき

毎朝通る道。
いつも7時半頃に通るのですが、その時すでにたくさんのレンコンが・・・

レンコンって、冬のお正月料理によく使うので、夏のイメージがあまりありません。
夏はどちらかというと、ハスの花としてお花の方が注目されています。

でも夏でもこうして収穫しているのですね。

このおじいさん、ここ最近毎朝このリゾート地で使うようなパラソルの下で、
掘ってきたレンコンを洗っているのです。
全部手作業です。

私は車で横を通り過ぎて行くだけなのですが、
この姿にどうしても目を奪われてしまうのです。

人間って、何かに一生懸命打ち込んでいる姿が一番美しいのですね。
特にそれがお仕事だとなおさらに・・・。

お顔は真っ黒に日焼けして、年相応にしわもたくさんありました。
でも、
それが年輪のように美しい。

年をとって他人の心を惹きつける人って、すごいと思いました。



ところでこのレンコン。
茨城県は作付面積、出荷量共に全国1位だそうです。
その中でも特に土浦市、かすみがうら市が盛んです。
ハス御殿と言われるほどの大きなお屋敷も蓮田の近くで見かけます。

蓮田に咲いている花を見ると美味しいレンコンかどうか見分けられるそうです。
と言っても、詳細にわかるわけではありませんが、
単純に、白い花のレンコンは美味しいということです。
ピンクは可愛らしいのですが、レンコンの味としてはイマイチだとか・・・。

ですから、農家に直接レンコンを買いに行くときは、
白い花を植えている農家が良いということですよね（笑）

また私は今まで知りませんでしたが、レンコンの穴って８つらしいです。
それぞれ適当な数なのだと思っていました。
この穴は、「先を見通す」ことに通じて縁起が良いとされていますが、
穴が八つということは末広がりですから、それも縁起が良いことになりますね。
だからお正月の縁起物としておせち料理には欠かせないのでしょう。


そうそう、ちょっとした疑問。
ハスと言ったり、レンコンと言ったり・・・。

主にお花の方をハス（蓮、本当は蓮華と呼ぶらしいですが）、

地下茎（根と思われている部分、本当は根ではなくて地下茎が肥大したものなんです）
の方をレンコン（蓮根）と呼んでいるようです。

花、葉、地下茎、全てをまとめて表す時は、ハスだそうです。

近年の耳より情報、お知らせしましょうか・・・。
レンコンに含まれる成分が花粉症の治療に効果があるという発表があって、
注目を集めつつあるそうです。


と、私にとっては地元産物なものでつい熱が入ってしまったような・・・（笑）

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