先月、大宅さおりさんのピアノコンサートを当ホールで開催しました。
N響のクラリネット奏者山根氏との共演でした。
わたしはこのコンサートを聴いていて、「現代の音楽はやっぱり難しい」と考えさせられました。
ただ、聴きなれた旋律のクラシック曲よりも、次が気になるというか、眠くならないというか、ちょっとワクワクすると言うか・・・。
うまく書き表せなくて申し訳ないんですが、そういう気持ちで聴いていました。
実は先日ホール宛に大宅さんから手紙をいただきました。
抜粋でもうしわけないですが、少しご紹介させてください。
「・・・それにしてもプラグラムの曲目を決める際には悩みました。ありがちなプログラム、万人受けするプログラムを決める事も可能でしたが、日本で演奏されるチャンスの少ない20世紀の新しい作品を福井の皆さんにも聞いていただけたら、という思いで、世界初演作品も含め取り組んでみました。
芸術全般的に、新しいものを発表する際には常に難しさが伴います。人間はどうしても見慣れたもの、聴き慣れたものに親近感を覚えます。しかしながら、それだけでは芸術文化の進展は望めません。古いものも大切にし、それと同じく新しいものも受け入れる、そんなヨーロッパの文化に日本も少しずつ近づいていく方向性が見出せればと願わずにいられません。・・・」
なんか、ハッとさせられるというか、ひとつひとつがとても印象深い言葉でした。
本当にそうだと思います。
やはりカタイ頭で音楽を聴いてはいけないと思いました。
柔軟にその音楽に身を委ねられる感覚を養いたいです。
来週8月26日には東京で演奏会があるそうです。
またステキな演奏をしてくださいね。
N響のクラリネット奏者山根氏との共演でした。
わたしはこのコンサートを聴いていて、「現代の音楽はやっぱり難しい」と考えさせられました。
ただ、聴きなれた旋律のクラシック曲よりも、次が気になるというか、眠くならないというか、ちょっとワクワクすると言うか・・・。
うまく書き表せなくて申し訳ないんですが、そういう気持ちで聴いていました。
実は先日ホール宛に大宅さんから手紙をいただきました。
抜粋でもうしわけないですが、少しご紹介させてください。
「・・・それにしてもプラグラムの曲目を決める際には悩みました。ありがちなプログラム、万人受けするプログラムを決める事も可能でしたが、日本で演奏されるチャンスの少ない20世紀の新しい作品を福井の皆さんにも聞いていただけたら、という思いで、世界初演作品も含め取り組んでみました。
芸術全般的に、新しいものを発表する際には常に難しさが伴います。人間はどうしても見慣れたもの、聴き慣れたものに親近感を覚えます。しかしながら、それだけでは芸術文化の進展は望めません。古いものも大切にし、それと同じく新しいものも受け入れる、そんなヨーロッパの文化に日本も少しずつ近づいていく方向性が見出せればと願わずにいられません。・・・」
なんか、ハッとさせられるというか、ひとつひとつがとても印象深い言葉でした。
本当にそうだと思います。
やはりカタイ頭で音楽を聴いてはいけないと思いました。
柔軟にその音楽に身を委ねられる感覚を養いたいです。
来週8月26日には東京で演奏会があるそうです。
またステキな演奏をしてくださいね。