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型絵染め

写真は、図柄を洋型紙に写しとったところ。

ずっと以前、アザミの型絵染めを手がけたことがある。大きさは幅45cm高さは140cmほどだったか・・・。タペストリー仕上げだったが、それなりに気に入っていた。その作品は知人が求めるところとなり、手元には型が残るのみだ。
その型を使いのれんを作りたくなり、ひっぱりだしてみた。つくりたいのは、やはり45cm幅の麻布を使ったもの。2枚横に並べるので幅は90cmとなり高さは150cmほど。その真ん中に藍のアザミという寸法。ところが困ったことがふたつ。
ひとつは取り出した型。横に伸びた葉っぱの部分が足りないし、背丈ももう少し欲しい。しかし、新たに型をつくり直せば時間がかかる。しばし思案・・・。結果、図柄に少し気になる部分をあったので、そこも新たに手直しするため、最初から作り直すことに決めた。
もうひとつの問題は、麻布がとても高い。ネットで調べてみると、以前と比べて1.5倍ほどの値段になっている。お店によっては2倍ほどになっているところさえある。元々麻布は高いが、これでは・・・。調べること数日、どうにか手の届きそうなお店を探して注文。しかし、現物を確認できないところがネット注文の難しさ。手元に届いてみるまで不安があったが、届いたのは思っていた通りのものだった。
のれんは、梅雨前に仕上げたかったが、やはり型作りは時間がかかる。そのため仕上がったのが梅雨直前となった。型づくりの後、この型に糊を入れ、乾かして色を入れていかなければならない。ずっと以前、梅雨時期に糊を入れて乾かず、カビが生えて麻布と共にダメにしたことがある。そのまま放置していたら、糊の部分(図柄部分)のみ、ゴキブリがきれいに食べていた。
今回は、失敗をくり返さないため、梅雨明けを待つことに決めた。それまでは別の仕事だ。
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