なげやり3

覚え書き、備忘録、つまりはメモとか

DOS/VマシンにOSX86 10.4.6をインストールする夢

2006-04-28 13:08:57 | OSX86
備忘録

夢の中のことなのですぐ忘れてしまう
覚えているうちに書き留めておくことにしよう

画像は念写によるものであることを付け加えておく




使用するディスクイメージはtorrentで入手したMac.OS.X.Tiger.10.4.6.X86-HOTiSO
これは10.4.4+10.4.6updataが統合されたもの

OSx86 Wikiの中にあるページ::HCLPart::にてハードウエアの適応状態を確認する



対象はWindowsXPインストール済みの自作マシン

構成は以下の通り
 cpu  pentium4 3.2GHz ハイパースレッディング対応
メモリ 1GB デュアルチャンネル
マザボ GIGABYTE GA-8IPE1000Pro
グラボ MSI GeForce 5700FX 128MB
HD1  EATA 160GB
HD2  SATA 160GB
DVD  Pioneer DVR-A07-j

はじめにハードディスクの領域を確保する

XPのディスクの管理を使用してOSXのパーティションをフォーマットするのだが、OSXが認識できるファイルシステムにしなくてはいけない

当初、SATAドライブにインストールしようとして何度も試すが挫折
仕方がないのでプライマリマスターのEATAドライブにインストール先を変更
セカンダリでもできそうな気がするんだけど...今後の課題

EATAのWindowsXP以降にDATA領域として使用していたパーティションをクリアにしてOSX用とした
構成はXPに100GB割り当ててあるので、残り60GB弱をすべてOSXに割り当てた

...しかしXPでは60GBものエリアをFAT32でフォーマットできない
だが、OSXはNTFSを認識できるので、ここではNTFSを標準のアロケーションサイズでフォーマットしておく
30GB以下であればFAT32でフォーマットした方がいいだろう
あるいはWindows98の起動ディスクを使い、FDISKコマンドで大容量FAT32領域を作ることも可能だが、今回はNTFSでいくことにした
フォーマット後にそのパーティションをアクティブにしておく

イメージを焼いたディスクからchain0というファイルをXPのboot関連ファイルがある場所にコピーしておく(通常はC:のルート)
ディスクをセットしたままXPを再起動
CD(DVD)ブートにBIOSが対応していればOSXのbootプログラムが立ち上がる
最初にダーウィンX86が読み込まれ、インストーラを立ち上げるかどうか聞いてくるのでEnterを押して起動
問題がなければこのままOSXのGUIが現れてインストーラが出現するはず...

今回は問題なしだったが、途中でカーネルパニックを起こして停止してしまう場合もあるらしい
その場合はboot;のあとに-vオプションを指定して起動し、問題箇所をチェック
オプションの詳細はboot:の後に?を入力すると出てくる

-v テキストモードで起動、問題箇所は黄色で表示される
-x セーフモード
他には解像度と色数およびモニタのリフレッシュレートなどが指定できる

boot: -v ”Graphics Mode"="1024x768x32"
あるいは
boot: -v ”Graphics Mode"="1280x1024x32@60"
      @以降はモニタの解像度、液晶では60、CRTでも初期値は60が無難(後で変更可能)

HCLPartなどを参考にし、設定をいろいろ試してみる
ここまででGUIにたどり着けない場合はあきらめた方が吉

GUIが立ち上がった後の作業

Generic-Tiger(10.4.1)の頃は日本語はキニシナイ方向だったが、現在のファイルは最初に言語選択画面が現れる
おかげで完全ではないがインストール操作がローカライズされるのでカナリらくちんかも
GUIのインストーラが表示されたら、画面上部にあるメニューバー(Macではこう呼ぶらしい)のUtillitiesをクリックしDiskUtilityを起動する
DiskUtilityがディスクのスキャンを行い、左側のペインにXPのインストール済みエリアとOSX用に用意した領域が認識されていればOK
ここでディスクスペースが表示されない場合、XPに戻ってOSXの領域を30GB以下に設定してFAT32でフォーマット後にアクティブに設定し、最初からインストール操作をしてみるといいかも
(Generic-Tigerではたびたびこの画面で振り出しに戻っていた経験あり)
ちなみにFAT32でフォーマットしてあれば、ここでの作業は必要ない
インストーラの方でフォーマットシーケーンスが用意されている
DiskUtilityでOSX用の領域を選択し、消去(ERACE)メニューでMacOS 拡張 (Journaled)を選択
ボリュームラベルは好きな文字を入力できるがここでの名前がOSXの起動ドライブの名前としてデスクトップに表示されるようになる
最初に表示されているディスクの名前は後で必要になる場合もあるので書き留めておいた方がいいだろう
disk0s2とかいうやつ:BSDネーム
OSX用領域であることを再確認してフォーマットする
完了後にメニューのiボタンを押して情報を確認しておく
HFS+かFAT32でフォーマットされていればインストーラで認識される。

DiskUtilityを終了しインストーラに戻る
OSXのディスクが認識されていたらインストールを開始できる
その前にカスタマイズでインストールするファイルを選択できるので、必要ないもの(プリンタドライバとか言語ファイルとかパッチファイルの類い)を取捨選択しておく
インストールを開始するとディスクチェックを行うが必要ない場合スキップできる
環境によってかわるがインストールには約20分くらい
インストールが終了すると自動で再起動のシーケンスに移るが、なぜか再起動してくれないのでPCの電源を落として再度立ち上げる

この後の操作はディスクが入ったままで行っているので、取り出した場合の挙動は不明

ダーウィンが立ち上がってbootメニューが出たらF8を押してメニューへ

ここでは立ち上がりからオプションを指定して使いやすくしてみる
ハードウエアの情報を十分に理解していない場合や、必要ないと思われる場合はスキップしてかまわない

boot: rd=disk0s2 mach_kernel -v "Graphics Mode"="1280x1024x32@60"
とタイプして起動

ここで1280x1024の中の”x”は小文字のエックスである

この後、GUIが1280x1024で立ち上がれば成功だが、まれにカーネルパニックを起して停止してしまうことがあるようだ
オプションの入力は気をつけて確実に行うことはもちろんだが、他の要因もあるかもしれない
再度起動して同じ手順で試してみることをおすすめしたい
*オプションなしで起動しても同様に停止することもあった*

無事起動に成功するとユーザー登録の画面が出てくるが.Macアカウントのところで何も入力せずに次の画面へいく
アカウント取得用の画面が出るがALT+Qでスキップできる
コンピュータのユーザー作成画面になるので必要項目を入力して完了

このあとOSXのデスクトップが立ち上がるが、オーディオドライバが使えないといった警告が出る
現状では使えるデバイスに制限があるのはしょうがないことなのでUSBオーディオなどでごまかしたい
毎回立ち上げるたびにこの警告が出るのが、該当するドライバの設定ファイルを取り外してやればOK
やり方はめんどくさいのでそのうち書くかも(ターミナルウインドウで操作する)

ローカライズが完全ではないのでここで設定し、日本語環境にしておく
メニューバーのアップルマークをクリックしシステム環境設定(SystemPrefarences)を起動
上段右側の旗のアイコンをクリックし左のメニューにある日本語をドラッグして一番上に持ってくると右下のスピンメニューのところも日本語にかわるはず
再度メニューバーのアップルマークをクリックしメニューからログオフをえらんでクリック
ログオンし直すとFinderのメニューが日本語にかわっているはず

DVDアイコンをドックのゴミ箱にドラッグするとトレイがオープンするので取り出す
再起動はやはりできないのでいったんシステム終了して電源を落とす
再度立ち上げるとHDにインストールされたダーウィンから起動メニューへと進むが、このとき画面が切り替わるタイミングですかさずF8を押してXPとOSXが選択できることを確認する
F8を押すのが遅れるとそのままOSが立ち上がってしまう

OSXを選択して立ち上げ起動メニューを編集しよう
何もオプションを指定せずに立ち上げたOSXは多分XGA(1024x768)になっている
OSXの起動に関する設定は/Library/Preferences/SystemConfiguration/com.apple.Boot.plistに記述されている
しかしコレをテキストエディットで編集して保存しようとすると権限がないというアラートがでる
rootでログインできればGUIでもできるのだろうが、一ユーザーでしかない状態なので別のアプローチを試す
CUIなのでGUIとは違って敷居は高いがターミナルモードでスーパーユーザになってから直接編集する
ユーティリティフォルダの中にターミナル.appというファイルがあるのでそれを起動して以下のコマンドを打ち込む

sudo su

パスワードを聞かれるので、ログインパスワードをタイプしてENTER
スーパーユーザになったらディレクトリ移動

cd /Library/Preferences/Systemconfiguration/

編集モードにする

pico -w com.apple.Boot.plist

com.apple.Boot.plistの内容が表示される



必要なオプションを書き加える
タイムアウトの数字は秒数で任意指定



編集が終わったらCtrl+O(ゼロではなくオー)で保存し、logoutしてターミナルを終了
OSXを終了し、立ち上げ直す。
起動メニューにF8を押すまでのタイムアウト変更が反映されていれば成功
解像度の指定に問題なければGUIも立ち上がるはず




情報を確認してみる


なぜかCPUが3.6GHzになっているが...





ハイパースレッディングはしっかり二つのCPUとして認識されていた








最後の仕上げ、NTLoderを設定する
Windowsを立ち上げて、ルートディレクトリにあるboot.iniを編集する
OSX側からでもこのファイルは見えるが編集後に保存できないのでWInにログオンする必要がある
テキストエディタで開くと以下のような記述になっている
環境によって違う場合もあるだろうが、大体はこんな感じ
[boot loader]
timeout=30
default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)/WINDOWS
[operating systems]
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)/WINDOWS="Windows XP Pro SP2" /noexecute=optin /fastdetect /noguiboot /bootlogo

最後の行にchain0へのおまじないを追加
[boot loader]
timeout=30
default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)/WINDOWS
[operating systems]
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)/WINDOWS="Windows XP Pro SP2" /noexecute=optin /fastdetect /noguiboot /bootlogo
c:/chain0="Mac OSX X86 Tiger 10.4.6"

ダブルクォーティション内の語句は何でもOK
ここで、/は\であるべきだが、文字コードの違いではてなマークに表示されてしまうので、あえて使用している
全角なら¥記号でもいいのだが

上書き保存して再起動
ダーウィンのメニューからWindowsXPを選択するとNTLoderのbootメニューが現れる


とりあえず完了







ここで気になるのはアプリの動作速度だが...
結論から言えば全くストレスを感じず、快適そのもの
ユニバーサル化されていないアプリはロゼッタ経由でのリアルタイムコード変換がネックかと思われたがいくつかの重たいアプリを試してみたところ、とくに問題ないようだ
検証アプリ
PhotoshopCS,およびPhotoshopCS2 大きなファイルにフィルタを適用するとそれなりに時間はかかるが許容範囲内。WindowsXP版よりはちょっと遅いかな
PainterIX9.1 パレットを各種使ってドローテスト。色の混合パレットでの動作がちょっともたつく
Shede8Pro体験版 サンプルのレンダリングのみだが特別遅いとは感じなかった。スキャンラインは問題なく高速、レイトレーシングは...結構厳しいかな
もともとレンダリングはかなりパワーを必要とする作業なわけで、こんなものかなという感じ
ユニバーサルバイナリに対応済みのアプリに関しては十分満足いける使い勝手だ

残念なのがテーマの変更機能が今現在使用不可能なこと
MacOSXのテーマ変更アプリのデファクトスタンダードともいえるShapeShifter 2 とApplication Enhancerが、いまだIntelコアのOSXに未対応なのだ 
コレばかりはSystemの深いところをいじくるアプリなのでロゼッタでもどうにもならない
標準のFinderのアピアランスが安っぽいMetalGUIなので、コレをAQUAにしたいのだが...
iTunesなどは現在のバージョンではかなり洗練されていると思うので、せめてアレっぽいGUIならばよかったな
10.5ではその辺にも手を入れてくるだろうか、Apple


...iTunesといえば
のこる課題はAppleAC97Audio.kextだな
やはりPC弄っているときにはBGMがないと寂しい
海の向こうでは同じメーカーの同じサウンドチップを使用したマザボでの動作報告があるだけになんか悔しい
もっともこちらはIntel、向こうはAMDという違いはあるのだが

今現在ネットから落としてきたAppleAC97Audio.kextが数種類保存されている
いくつかのファイルをためしてはみた
ターミナルでセットして拡張をロードさせた後に再起動することで、アラートは出なくなったがデバイスは未だ認識されていない
果たしてマッチするファイルがあるのだろうか...







ここまで試したところで目が覚めてしまった
また今夜にでも夢の続きが見られればいいのだが...

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