福姫ジェニーの山旅・湯日記

中高年の仲間に!
山大好き、旅大好き、温泉大好きな福姫ジェニーの旅日記。
国内のみならず、世界各地を目指して出発!!

滋賀 水郷めぐり(コスモス)

2015-10-31 13:55:27 | 花旅


今回紹介の花旅は、滋賀県近江八幡市野田町の『コスモス』

コスモス畑は、あちこちにあるけれど、野田町のコスモスは、花の密度が濃い
そんな誰かの話を聞いて、行ってみたんだ。

国道8号線
国の減反政策で、休耕地にしていた田を麦畑に変えた地元の農家さん。
麦を刈った後の畑にコスモスを植え、楽しませてくれている。

 コスモスは、どこだぁ~?
 なんか、臨時駐車場って



 うわぁ~ すご過ぎ びっくりぽんや
 朝ドラにはまっとる(「あさが来た」でのセリフ)



これは、ほんまにすご過ぎるコスモス畑。
あっちこっちのコスモス畑を見に行ったけど、ここのコスモスは、花が大きくて密集している。
白に淡いピンクに濃いピンクに、柔らかいピンクのコスモス
栄養が良いのか?
どの花も一つ一つが大きい。
雲一つない真っ青な空に、コスモスの花の色が映える。



 ええなぁ

いい気分になった後、目に着いた看板が、『水郷めぐり』



 なんか、おもしろそうや

5人~8人くらいが集まれば、舟を出してくれる。
受付をした時は、舟が出た後だったので、我々が一番。
次の人達が来るまで、しばらく待たねば…。

待つこと10分くらいかな?
出発だぁ



近江八幡は、豊臣秀吉の甥である豊臣秀次が近江の国を治めるために造られた城下町。
琵琶湖を行き来する船を全て城の内堀へ引き入れたことから、近江国の経済の中心地となり、後の近江商人発祥につながったと言われる。
文化人であった秀次は、宮中遊びの真似事として、この水郷地帯に舟を浮かべて巡ったというのが、『水郷めぐり』の始まりらしい

手漕ぎ舟で、少しの揺れを感じながら、水路を進んで行く。
肌に当たる風が、何とも心地良い。
橋の下を通過する時は、舟に屋根があるのに、思わず亀の様に首をすくめてしまう



水路なので、岸がすぐ横。
両岸に生えている葦(ヨシ)の穂が光に当たって綺麗だ
ここの葦は、岐阜県の合掌造りにも使われているんだって。



現在、水郷巡りを行っているのは、4社。
それぞれ独自の場所を巡っているようだ。
途中で、その1社と同じになって、舟だらけになっちゃったけど、櫓を操る船頭さんは、見事な腕前。
難なく、お互いに声を掛け合って、抜けて行く。

 さすが

人工物の無い、自然の中は、日頃の喧騒を忘れさせてくれる。
時代劇の撮影場所として、よく利用されるというのも、わかるなぁ。

80分の水郷めぐりは、あっという間に終わっちゃった。
満開のコスモスを見て、その後、のんびりと舟に揺られる水郷めぐり。
近江八幡で、秋を満喫。
(コスモスは、10月いっぱいが見頃だそうです。)

本日おしまい

なまはげ伝承館と強首温泉 秋田

2015-10-17 18:08:34 | 温泉


温泉レポート 第35弾の巻

今回紹介の温泉は、秋田空港からほどなくの強首温泉『樅峰苑(しょうほうえん)』

秋田と言えば、なまはげと思ってしまうんだけど、なかなか男鹿半島まで行く機会が無い。
一度、なまはげを時下に見てみたいと思い、調べたところ…
何と、なまはげ伝承館という所で、実演があるという。

 こりゃ、絶対見にいかなあかん

空港から 
男鹿半島まで、結構あるね。

男鹿半島の真山地区、ほぼ半島の真ん中辺りに伝承館はある。
ここで、本物のなまはげが見れるなんて
早く見たいな…。



流行る気持ちを静めながら、入場料を払い、曲家民家の一室へ
すでにたくさんの人が座っているから、端っこで見ることになっちゃた。
それでもなまはげさんが入って来る扉のすぐ近くだから、ラッキーかな

なまはげは、山の神々の使いとして里に来訪する。
大晦日の夜になると

「悪い子はいねがー」
「泣ぐコはいねがー」

家々をまわり悪を諌め、同時に吉を呼ぶ、日本の民俗行事の一つ。

この真山地区のなまはげは、真山神社から来る使いで、角がない鬼らしい。
鬼2人と先立1人が一組となって、家々を回って行くのだが、ちゃんとしきたりがあって、勝手に家には入らないんだって。
先立が、家の主人に入っていいか?尋ねた後、合図をもらう。

そんな説明を聞いていると、後ろの雨戸をドンドンドンと激しく叩く音が
小さな子どもたちは、それだけで、わーん

 そりゃ、怖いわな。



その後、扉が勢いよく開き、なまはげさんが登場
ここで、何故か四股を7回踏む。
その後、家の中のナマケモノを探し回り、家の主人は、なまはげさんにお酒やお膳の接待。
ここで、四股を5回踏む。
その後、また、家の中を探し回る。
なまはげさんは、家の主人と現代風にアレンジした問答をした後、お供えを頂く。
最後に、四股を3回踏み、去って行くという流れだ。

観客の方に入って来るので、ド迫力

 こりゃ、楽しいわ

その後、なまはげ館に行き、お土産売り場で、しっかりマスコットなまはげを買ってしまった
なまはげ館には、男鹿半島の各地で実際に使われていた多種多様ななまはげが、ナ・ン・ト110体も陳列



 わお~! なまはげ勢揃いや

いつまでも廃れてほしくない行事やね。



なまはげの興奮に酔いしれながら、強首温泉へ向かう。
樅峰苑は、江戸初期から続く庄屋(豪農)の家だ。
現在のご主人は、小山田家16代目。
宿舎は、ものすごく立派で、国の登録有形文化財となっているんだよ。
廊下もピカピカに磨かれていて、階段は、鹿鳴館に真似たという洒落よう。
人力車まで飾ってあった。
日常では、味わうことができない雰囲気の宿だ。
ただ、ご主人も言っておられたが、宿として造られた建物ではないので、快適さを求める人は、厳しいかな?



宿の由来となった樅の木が、敷地内に生えている。
樹齢380年という神木が、5本もある。
庭が神社みたい。
その樅を見ながら入ることができる貸切露天風呂があるんだ。
これが、最高やった
正方形の湯船に、周りの外壁は、全て檜。
いい匂い
茶色の湯をじっくり楽しむことができたよ。



内湯も良かった
嬉しいことに貸切状態。
広い洗い場に、湯船は茶色の温泉。
露天風呂と一緒の湯だ。
泉度は49℃で、泉質は、ナトリウムー塩化物強塩泉。
平成20年に、敷地内のボーリングに成功(以前は、引き湯)され、毎分240Lを掛け流しという優れ湯だ
お湯の温度がちょうどよく、長湯できるよ。
浴場が広いし、天井まで高いから、内湯であっても息苦しくない。

 気持ちよか 悪い子は、いねぇ~ど
 なんで、なまはげなん。

 楽しみの夕ご飯



下の大広間で、ゆったりと食べさせて頂く。
樅峰苑さんが、手間をかけて、丁寧に作られた料理。
名物の川蟹のみそ焼きが凄く美味しかった。
樅峰苑のすぐ横を流れる雄物川から採れるそうだ。
また、雄物川で採れた鯉の甘露煮も名物。
そして、郷土料理の大綱薇貝焼(ぜんまいかやき)。
これは、一人用の汁の少ない鍋で、ぜんまいを食べる。

ごちそうさまでした

ちょっと時代を逆行したような錯覚を感じ、それでもものすごくゆったりと、そして贅沢に過ごすことができる『樅峰苑』さんだった。
なまはげ伝承館は、お勧め

本日おしまい




岩手 国見温泉(紅葉)

2015-10-17 18:08:14 | 温泉


温泉レポート 第34弾の巻

紅葉が見たくて秋田駒ヶ岳へリベンジ登山
駒ヶ岳の5合目、標高850mの山腹にある国見温泉『石塚旅館』を紹介

国見温泉の湯は、泉質は、硫化水素型で、硫黄泉と炭酸水素塩泉の2つの効能を持つ優れた湯。
泉度は50度で、毎分200Lの湧出。
そして、何と言っても湯の色がいいのだ
緑色の入浴剤をたっぷり入れたような色で、入る前は、透明。
湯に浸かると、湯船の底に溜まっている湯の華が浮いてきて、あっという間に濁り湯に
温泉ファンとしては、心底嬉しい湯だよ



宿泊する前に見たHPの写真では、こんな湯の色の温泉があるの
これは、かなり疑問だぁ~

到着して驚いた
凄い湯だよぉ

まず、露天風呂併設の内湯へ直行。
東北の山の温泉やなぁ…て、思う。
狭い脱衣所から扉を開けると、2段の階段。
目の前に透明緑の湯がたっぷりと入っている湯船が
でも、ちょっと熱いよ



体をしっかり洗って、露天風呂。

 こりゃ、いい湯じゃあ~
 バス○○○入れてるみたい。
 そんな訳ないでしょ



囲いが結構高いけど、湯に浸かりながらも、紅葉が見られるよ。
温度もちょうどいいから、長湯ができる。
しかし、硫化水素型なので、20分以上は危ない。
確かに、ちょっと喉が痛くなってくるね

 楽しみの夕食



ごちそうさまでした

大浴場の薬師の湯
こちらは、新しく作り変えられたようで、脱衣所も浴室も綺麗
湯船は、とっても広くて、30人位は一度に入れるんじゃないかな
このお風呂が何と貸切状態
広いから泳ぎたいなぁ~
湯口の横にコップが置いてあるので、飲んでみた。
口コミ通り、思わず、うっ…



とにかく人気の温泉だけに、日帰り入浴の人がとてつもなく多い。
4時以降は、宿泊客だけ。
素晴らしい湯を堪能するには、やっぱり宿泊がお勧め。

初めて行った国見温泉だけど、とってもお気に入りの温泉になっちゃった。
機会があれば、何回でも行きたい『石塚旅館』さんだった。



むなしく…、天気は雨の為、登山は中止。
国見温泉から3時間で秋田駒ヶ岳の頂上へ登るコースがあるんだけどね。

 本日おしまい。

神仙沼ハイキングと五色温泉 北海道

2015-10-12 18:20:45 | 温泉


温泉レポート 第33弾の巻

今回紹介の温泉は、奥ニセコにある五色温泉『五色温泉旅館』

先に岩内郡共和町にある「神仙沼」ハイキングで軽く汗をかいてから、温泉に行く予定

走る事15分くらいかな?
標高765mにある高層湿原「神仙沼」の到着。
レストハウスがある駐車場に車を停める。

面積1.19ヘクタール、最大水深2m、平均水深1.3mもある湿原
ニセコの中で、最も綺麗な場所であるという人もいる。
確かに神秘に満ちた沼。




湿原入口から木道がズーと続く。
低木の中の木道歩きなので、見通しが悪い。
15分も歩くと、右手側が開け、辺りの山が見えるので、気分もルンルン

更に10分も歩くと、目の前が開け、湿原地の中に出る。
時期がよければ、湿原いっぱいに咲く花に驚くのだろうが、残念ながら、花はわずかに咲いているだけだった

 うーん、花は期待できないね
 でも、すっごく気持ちいい場所や

池塘に黄色い花が…
コウホネが咲いている
久しぶりにコウホネの花を見たなぁ。



神仙沼に到着
こんな山の中にある幻想的な沼に改めて感動
ここは、ミツガシワの群生が有名で、沼の中からミツガシワの茎がニョキニョキ出ている。
白い花が一面に咲くと綺麗だろうなぁ…。



湿原を一周して駐車場へ。
これにて、1時間のハイキング終了

楽しみにしていた五色温泉

ニセコアンヌプリとイワオヌプリ登山口にある温泉。
泉度76.1℃であり、硫化水素泉。
硫黄が湯に混ざって、日によって色が変わるということから五色温泉と名付けられたという。

浴室は「大浴場」と「からまつの湯」の2カ所
どっちも内湯と露天風呂がある。



先に入ったのは「大浴場」
浴場の扉を開けると細長い浴室に内湯が2つ。
先にある大きなガラス窓の向こうに露天風呂という配置だ。
内湯の2か所は、温度が違う。
気に入ったお風呂は、ガラス窓に近い湯船。
広くて少しぬるくて、ボーといつまでも浸かっていられる。



露天風呂は、人気だ。
何と言っても目の前にドーンとそびえ立つアンヌプリの山を見ながら入れるからだよ。
山好きにとっては、嬉しいお風呂だね

一旦着替えて、「からまつの湯」へ移動
こちらは浴室の扉を開けると、サウナのような浴室が。
湯気で周りがよく見えない…。
目が慣れると、長方形の湯船があり、壁は丸太?
何となくログハウスのような雰囲気だ。
ただ、恐ろいほど熱くて、足をつけるのがやっとやった。



その先にあるのが露天風呂。
湯の温度の凄くよくて、ここでも長湯ができそうや
欲を言えば、外壁がじゃまで、山がしっかり見えないから、解放感が欲しいな…と思う。

 塀がないと、ハイキング道から丸見えじゃん

とにかく泉質がいいなと思った。
それと、お風呂に入りながら、山が見えて楽しめる正に山の中の温泉という雰囲気がいいんだろうね。
秘湯ファンが多いというのもうなづける『五色温泉旅館』さんだった。

本日おしまい



大台ケ原 奈良

2015-10-03 12:46:34 | 関西百名山


山登りレポート 第13弾の巻

今回紹介の山は、関西百名山の一つである『大台ケ原山』
コースは、東大台コースで、シオカラ谷から大蛇へ向かい、正木ケ原から最高峰となる日出ケ岳へ登る。
人気のハイキングコースの反対周りとなる。

大台ケ原は、何回か登ったことがある山で、今回は久しぶり
8時40分位に駐車場に到着。
すでに満車で、駐車場入り口付近に停める。
物産館の方が、ここに駐車してと言われたので、有難く停めさせて頂いた。

東大台コースの入り口から石の階段を下る。
段々と階段の高くなり、歩幅が合わず、ちょっと歩きにくい。
どんどん下りの階段がきつくなり、東ノ川に行き着く。
ここがシオカラ谷。



吊り橋がかかり、とても綺麗な渓谷美を見ることができる
コース上、最低地となるので、後は登りばかりとなるが、シオカラ谷から駐車場までの登りを最後にもってくると、疲れた足に何とも辛い
だから、反対周りのコースで行く。
元気なうちにきつい階段を下りることになるからね。

シオカラ谷からは、ツクシシャクナゲがちらほらと出て来る。
しばらく山の中の気持ちのいい道を歩くと、高度がきつくなり、ツクシシャクナゲ群生地の中を歩くことになる。
ちょっとしんどい高さの道を歩くことになるけど、シャクナゲのトンネル道なんだ。
花年の5月中旬~6月初旬は、一見の価値があるよ

 きっと人も多いで

道が平坦になった頃、大蛇(だいじゃぐら)へ向かう分岐点。
300m距離だ。
東ノ川から800mの断崖絶壁の上にある大蛇は、正に大蛇の背に乗っているようなスリル満点な大岩である。
滑らないようにゆっくりと進まないといけない。
当然、この大蛇の端っこまで行って、断崖絶壁の下を見たいという衝動に駆られる
周りに鎖があるけれど、隙間が広過ぎる
人も多い。



ここは、お行儀良く順番待ちを…
一人が退けば、次の人が行く。
自分の番になって、嬉しかったが、下を見る勇気は 今回も無かった

先の分岐まで戻り、5分で、牛石ガ原。
笹原の中に牛が横たわっているような大岩がある。
その斜め前に神武天皇の大きな銅像が…。
ちょっとびっくりや



道はたらたらで歩き易い。
立ち枯れの木(トウヒ)が見えると、ここが正木が原。
ミヤコザサの草地で、何とも雰囲気が良い場だよ。

この先は、何とも不思議な丘陵が…。
立ち枯れの木や倒木が広がる正木峠で、木道の階段が斜面に取り付けられている。
天気が良かったので、遠く熊野灘を望むことができた
所々に展望できるベンチがあるよ。



反対から来る(下りる)人が多いから、バスが着いたのかな
丘陵を登り切ったら、木道の両脇にシロヤシオのトンネル。
花期は、6月頃だね。

木道はちょっと下り、いよいよ日出ケ岳へ取りつく。
ここも300段の階段。
かなり気が滅入ってしまうけどね

標高1694mの大台ケ原の最高峰。
頂上は広く、展望台まである。
人がやたら多くて…



後はたらたらした道を下り、45分も歩けば駐車場に到着。

自家用車がやっぱり便利だけど、バスも運行されているので、ハイキングを楽しみたい人にはお勧めな大台ケ原。
でも、やっぱり街着で来ている人やタウン靴で歩いて人を見ると、どうなのかなぁって…。
でもでも、やっぱり自然はいいよね

本日おしまい