今回紹介の花旅は、滋賀県近江八幡市野田町の『コスモス』
コスモス畑は、あちこちにあるけれど、野田町のコスモスは、花の密度が濃い
そんな誰かの話を聞いて、行ってみたんだ。
国道8号線
国の減反政策で、休耕地にしていた田を麦畑に変えた地元の農家さん。
麦を刈った後の畑にコスモスを植え、楽しませてくれている。
コスモスは、どこだぁ~?
なんか、臨時駐車場って
うわぁ~ すご過ぎ びっくりぽんや
朝ドラにはまっとる(「あさが来た」でのセリフ)
これは、ほんまにすご過ぎるコスモス畑。
あっちこっちのコスモス畑を見に行ったけど、ここのコスモスは、花が大きくて密集している。
白に淡いピンクに濃いピンクに、柔らかいピンクのコスモス
栄養が良いのか?
どの花も一つ一つが大きい。
雲一つない真っ青な空に、コスモスの花の色が映える。
ええなぁ
いい気分になった後、目に着いた看板が、『水郷めぐり』
なんか、おもしろそうや
5人~8人くらいが集まれば、舟を出してくれる。
受付をした時は、舟が出た後だったので、我々が一番。
次の人達が来るまで、しばらく待たねば…。
待つこと10分くらいかな?
出発だぁ
近江八幡は、豊臣秀吉の甥である豊臣秀次が近江の国を治めるために造られた城下町。
琵琶湖を行き来する船を全て城の内堀へ引き入れたことから、近江国の経済の中心地となり、後の近江商人発祥につながったと言われる。
文化人であった秀次は、宮中遊びの真似事として、この水郷地帯に舟を浮かべて巡ったというのが、『水郷めぐり』の始まりらしい
手漕ぎ舟で、少しの揺れを感じながら、水路を進んで行く。
肌に当たる風が、何とも心地良い。
橋の下を通過する時は、舟に屋根があるのに、思わず亀の様に首をすくめてしまう
水路なので、岸がすぐ横。
両岸に生えている葦(ヨシ)の穂が光に当たって綺麗だ
ここの葦は、岐阜県の合掌造りにも使われているんだって。
現在、水郷巡りを行っているのは、4社。
それぞれ独自の場所を巡っているようだ。
途中で、その1社と同じになって、舟だらけになっちゃったけど、櫓を操る船頭さんは、見事な腕前。
難なく、お互いに声を掛け合って、抜けて行く。
さすが
人工物の無い、自然の中は、日頃の喧騒を忘れさせてくれる。
時代劇の撮影場所として、よく利用されるというのも、わかるなぁ。
80分の水郷めぐりは、あっという間に終わっちゃった。
満開のコスモスを見て、その後、のんびりと舟に揺られる水郷めぐり。
近江八幡で、秋を満喫。
(コスモスは、10月いっぱいが見頃だそうです。)
本日おしまい