サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

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サッカー・映画・手話、各障害者サッカーにまつわる話もUPしていきます

『24時間テレビ』と『バリバラ』 感動ポルノって?

2016年08月30日 | 手話・聴覚障害

 “24時間テレビ ろう学校”で検索しこのブログにたどり着いた方が、1週間ほど前からかなりいました。3年前の24時間テレビで『ろう学校の生徒たちによるタップダンス』が行われ、そのことに関する書き込みが検索にヒットしたようです。

 そこにも書いたように普段は『24時間テレビ』を視聴することはありません(たまたまテレビをつけて少しだけ観ることはあります)が、今年は『ろう学校生徒の踊り』があると知りその部分だけは録画して翌日に観ました。

 その時間帯の前には、サッカー日本代表の本田選手とアンプティサッカーの少年が出会いを果たすという企画もありました。
妻が気を利かせて録画しておいてくれたのですが、少年が本田選手を(本田選手の物まねで有名な)じゅんいちダビットソンと間違うというエピソ−ドもありました。
 リアルと言えばリアル? 『24時間テレビ』が狙った『感動』とは違ったものになったのでしょうか?
本田選手は松葉杖をつきながら少年とボールを蹴り合ったりするのかなと思いきや、本物とわかってもらう説明に終始。ボール蹴ればすぐわかりそうなものですが。
 また全体としてアンプティサッカーの印象度は薄かったような気もします。
 
 ちなみに以下の映像(障がい者サッカー連盟の各種サッカーの紹介映像)にもアンプティサッカー及び少年(ケンちゃん!)の映像もあります。よかったらご覧になってください。私が作りました。

サッカーなら、どんな障害も超えられる。 -障がい者サッカーの魅力


 今回のろう学校生徒のダンスは盲学校生徒達などとの合同よさこい踊り。ろう学校生徒によるダンスは既に過去放送しているし、盲学校との合わせ技でより感動を得ようという企画意図だったのでしょうか?
 障害理解という意味では拡散したような印象もありますが、 そもそも『24時間テレビ』は障害理解の一助となるような番組ではないように思いますし、そんなこと言ってもしょうがないのかなという気もします。
 24時間テレビは巨大なチャリティ番組(出演者のギャランティの問題で物議を醸し出すこともたびたびありましたが)で、募金の為には視聴者の心の琴線に触れる為には手段を選ばず(というか定番で押しまくる)ということでしょうか?
「文句あるなら観なきゃいいじゃん」と言われているような気がして、まったくその通りで、だから普段は観ないんですが。

 一つの障害のなかにも様々なパターンがありますし、別の障害を組みわせるととてもわかりにくくなったりします。もちろん異なる障害が出会うことにより見えてくるものの少なからずはあると思います。
 フィーチャーされていたろう学校の生徒は、口話が達者な女の子。手話単語もつけて発言していました。勝手に想像すれば残存聴力と補聴器活用、並びに母親の協力な指導(援護?サポ−ト?)もあり口話を習得。手話をいつ覚えたのかまではわかりません。
ちなみに彼女の発言は、広義の意味では手話という言い方も出来ますが、狭義(言語学的にみたりすると)の意味では日本語で手話ではありません。


 出演された方々に対して何かしら批判的な思いがあるということでは全くありませんので誤解なきよう。 


 今年は、裏番組の『バリバラ』(NHKのEテレ)で『24時間テレビ』を意識した内容が話題になっているようです。
自身も障害者であったステラ・ヤングさんの言葉を借りて、『24時間テレビ』を暗に『感動ポルノ』と批判したということですね。

 ステラ・ヤングさんは既に亡くなられたかたですが、彼女が発言した『感動ポルノ』のことはかなり前から話題になっていましたので関心がある方はご存知かと思いますが、インターネットでも講演録を読むことができます。
障害者は「感動ポルノ」として健常者に消費される–難病を患うコメディアンが語った、”本当の障害”とは
以下、少しだけ引用します。 

「私はそれらを『感動ものポルノ』と呼んでいます。(会場笑)『ポルノ』という言葉をわざと使いました。なぜならこれらの写真は、ある特定のグループに属する人々を、ほかのグループの人々の利益のためにモノ扱いしているからです。障害者を、非障害者の利益のために消費の対象にしているわけです』

  24時間テレビに則して言えば、『感動』のために障害者をモノ扱いして 消費しているということですね。ただそれを望んでいるのは『お茶の間の視聴者』であり、『24時間テレビ』側はそれに応えているだけだという言い方もあるでしょう。しかし『お茶の間』の意識も少しずつですが変わって来ているようにも思います。

 また『バリバラ』は『24時間テレビ』に対抗していきなりそんなことを言い出したわけではなく、番組のコンセプト自体が『感動ポルノ』から脱却するというか、障害者目線の番組作りを一環して続けてきています。私自身は番組開始からしばらくは毎週欠かさず視聴していましたが、その後は面白い時と面白くない時の差が激しく、現在は観たり観なかったりです。『バリバラ』では「笑いは地球を救う」というお揃いのTシャツを着ていましたが、『障害者目線』『笑い』のコンセプトだと、外しちゃうこともあるわけです。障害者に向かって「つまんねー」と言えるような視点も重要で、もちろんそれもありなんですが、つまんない時はつまんないというか…。


 確信犯で『感動ポルノ』であろうとする番組、ドラマ、映画は年々減ってきているように感じます。ただそこから脱しようとしても脱しきれない作品は多々あるかと思います。
 自分自身も『感動ポルノ』に堕すことのないように作品を作っているつもりですが、そういった要素を全て排除できているわけではありません。
 

 最後に『感動ポルノ』とは全く意味合いが異なりますが、感動するポルノ映画もあるという話。
 一般的なポルノは、性 の対象として女性をモノ扱いし消費の対象とする、ステラ・ヤングさんもそういった意味合いでポルノという言葉を使われています。
 しかし中には、感動するポルノ映画もあります。
 過去日本には、日活(後期はにっかつ)ロマンポルノという映画群がありました。当然テーマは『性』ということになりますが、そのなかには、『性』の対象としての女性を『モノ』ではなく『人間』として描ききった、傑作とでも呼ぶべき作品もありました。神代辰巳、田中登、曽根中生、池田敏春などの監督の諸作品等々。


 話は脱線しましたが、障害、あるいはポルノと言っても様々です。 AではなくB、Aが正義でBは悪といったような単純なことではないと思います。
一面的な見方では、全く見えないもの、見落としてしまうものがあるような気がします。
 
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サッカー五輪代表グループリーグ通過ならず

2016年08月11日 | サッカー

 ふー、サッカー五輪代表はスウェーデンを相手に1対0で勝利したものの、コロンビアがナイジェリアに勝ってグループリーグ敗退。

3試合で7点取れるとは思っていなかったけれども、あれだけ失点が多くてはグループリーグを突破することはできないということですね。1勝1敗1分はだいたいグループリーグを敗退することが多いような気がします。 負けたらだめですね。2勝1敗でも敗退したりしますから。例えばアトランタオリンピックの時など。

得点自体は見事なゴールでした。大島選手がドリブルでペナルティエリアに切れ込んでのクロスに矢島選手が飛び込んでのゴール。交代出場の矢島選手が見事に結果を出してくれました。 


 3戦を振り返ると、個人的には コロンビア戦の3人目の選手交代は藤春選手から亀川選手ではなく興梠選手に代え鈴木選手を投入し、勝ちにいってもらいたかった。
あの交代から得点の気配は全くなくなってしまいましたから。もちろん失点のリスクは減りましたが。

 まあでも監督も言うようにフル代表へとつながる何かは得たことでしょう。失敗も含めて。

 
 前回大会は男女代表合わせて12試合で観るのも大変だったんですが、今大会は3試合で打ち止め。寂しい限りですが、女子の決勝トーナメントは観たい試合が目白押しです。

今大会は23歳以下の選手もクラブに対して招集の強制力はありませんでした。久保選手もそのため参加できませんでした。スウェーデンはクラブチームから断られまくったそうです。
 オリンピックの他の競技はほとんどが世界一を決めるものとなっていますが、男子サッカーはオーバーエイジの出場もあるとは言え年代別世界一の大会。 18人枠といい過密な日程といい開催時期といい、サッカー側から見るとかなり無理な大会であることは間違いないでしょう。
 やはりプロスポーツとして盛んな競技と五輪の相性はあまりよくないような気がします。男子サッカー、男子バスケット、テニス、ゴルフ、野球。五輪はアマチュアの大会であるべきでプロとの相性が良くないといっているわけではありません。アマチュアスポーツはお金持ちのスポーツ、五輪がプロ化されたことにより貧乏人にも門戸が開かれたと思っています。
 ただこれだけ多くの競技が世界のたった一つの都市に集まり(サッカー競技は一つの都市ではありませんが)世界一を争うという形態じたいに無理があるような気がしています。日本では日本人の活躍だけを見て、他の国はその国の選手の活躍だけを見る。つまり世界中の人が同じものをみるのではなくてんでばらばらのものを見ている。開会式や陸上の100mなどのように全世界が注目するもののあるでしょうが。例えばアテネ五輪の時に別件でイタリアに行ったのですが、10代のイタリア人少女がフェンシングで金メダルを取ったらしくその話題で持ちきり、アテネ五輪といえばそのことばかりを思い出したりします。サッカーの記憶は別として。

 いつのまにやら脱線してしまいました。 サッカー以外の競技に関心がないわけではありません。  

 サッカー五輪代表に話を戻すと、植田、遠藤、大島、浅野選手あたりは、フル代表でもレギュラーを脅かす存在になってほしいと思います。もちろん他の選手たちもこれからの成長を期待しています。 

 

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サッカー五輪代表 コロンビアに引き分け望みつなぐ

2016年08月08日 | サッカー

 サッカー五輪代表の2ゴールはいずれも素晴らしいものでした。
 大島、南野とつないで浅野選手!そして中島選手得意の“巻いた”ミドルシュート!!

 サッカー五輪代表はコロンビアに2点をリードされるものの、同点に追いつき決勝トーナメント進出の可能性を残しました。

 しかしやはり取るべきに取っておかないと苦しい展開になります。後半立ち上がりのこぼれ球は枠に打たないと矢島選手!
その後コロンビアの1発にやられ、2点目は信じられないようなオウンゴールが飛び出してしまいました。いずれもGKはノーチャンス。中村選手はいいプレーを見せてくれました。 

 交代についてみてみると、矢島から南野選手への交代はおそらくプラン通り。大島選手はリードされた展開だから出場したのか?井手口選手がイエローもらっていたことも影響したのでしょうか。2点リードされた時点での手倉森監督の迅速な判断でした。しかし井手口選手は本当にいいプレーを見せてくれました。

 3枚目のカードは相当迷ったのでしょうか?
 疲れの見える興梠選手に代わって鈴木武蔵選手投入かと思いましたが、それよりも失点のリスクを嫌ったのでしょうか?藤春選手から亀川選手への交代。亀川選手が右サイドバックに入り室屋選手は左サイドバックにまわりました。後半頭から左サイドにまわったパボン対策で亀川選手をあてたのか、室屋選手が2枚目のイエローをもらうことを嫌ったのか?あるいは3戦目は右サイド亀川、左サイド藤春選手という先発がありそこまで見越してのことなのか?

 手倉森ジャパンはアジア予選では大胆なターンオーバー制を敷き、この試合でも4人の先発メンバーが入れ替わりました。GK中村、 矢島、井手口、浅野選手。中島、興梠選手も第2戦をにらんで第1戦で途中交代しています。コンディショニングを重視したメンバー構成。早川コンディショニングコーチとも入念な打ち合わせがあったことでしょう。
そのかいもあって後半の同点劇につながったと言えると思います。
本来のゲームプランは0−0でいって1点取って勝つということだったのでしょうが。 

スウェーデン戦では鈴木、南野、大島選手が先発でくるでしょうか?
亀川選手も右サイドで先発?室屋選手をはずすのか藤春選手をはずすのか? 勝利とともに選手と成長を促すと言い続けてきた手倉森監督。次戦では両方を見せてください。

次戦日本が勝って、コロンビアがナイジェリア相手に引き分け以下に終われば日本の決勝トーナメント進出が決まります。

今日は西シェフのカレー食ってぐっすり休み、試合前日は脂身の少ないハンバーグ食べてご飯もいっぱい食って第3戦に臨み、走り勝って、内容でも勝って、結果をともなった試合を見せてください。

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CPサッカー日本代表 8位で全日程を終える

2016年08月06日 | CPサッカー

 CPサッカー日本代表はデンマークで開催中の世界大会最終戦7〜8位決定戦でカナダと対戦した。カナダとはグループリーグ第3戦以来の再戦となった。
 
 日本の先発、GKは柳。ディフェンスラインは中央に戸田、右に大野、左に浦。大野は蹴り足が左、浦は蹴り足が右であり、11人制のサッカーのディフェンスと逆に配置されているのは中央の守備を固める意図だと思われる。そしてディフェンスラインの前のアンカーに三浦。2トップに井上と谷口といった3・1・2の布陣での先発。現時点でのベストメンバーということだろう。

 試合は序盤からカナダが押し込む展開。だが日本は的確なポジショニングと集中した守備で危ない場面を作らせない。以前はフリーでミドルシュートをうたれることも多かったが、素早い寄せでフリーにさせない。
 しかし前半15分、カナダの5番が右サイドからカットインして左足で強烈なシュート、いったんはGK柳が弾くものの詰めていた2番の選手が押し込み先制点を許す。
 前半はその1点でおさえ、日本は後半に望みをつなぐ。
 
 しかし後半7分にはカウンターから失点、9分にはフリーキックから、22分には再びカウンターから、終了間際に強引に前を向かれ追加点を許す。日本は井上のシュートなどあったもののチャンスをあまり作り出すことが出来ず、0−5と敗れた。 
 その結果、日本は8位となり全日程を終えた。パラリンピックに出場する8カ国以外の16チーム中8位だったわけで、つまり世界で言えば16位ということになる。

 大会を通じて日本は守備力の高まりを見せてくれた。例えばブロックを作って守る場合はそう簡単にはやられないようになった。
 そして何よりも集中力を切らさない一体感のあるプレーを見せてくれた。徐々にそういったチームに進化していったといっても良いだろうか。その点はとても大きな収穫だろう。安永監督の功績は大きい。

 しかし、敗れた相手には得点の“型”というものが見受けられたが、日本はまだまだだった。そのあたりはこれから構築されていくだろう。とても楽しみだ。

 なんだかうまくまとまらないがこのへんで。

尚、最終戦には黒田、中岡、吉岡も出場した。  

皆様、お疲れさまでした。

一連の書込みは一方的な見方によるものが多かったり、偉そうな書き方になっていたかもしれません。悪しからず。 

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CPサッカー日本代表 準々決勝で惜しくも敗れる(追記あり)

2016年08月04日 | CPサッカー

 デンマークで開催中のCPサッカーの世界大会、日本は準々決勝でポルトガルと対戦した。
 
 日本の先発は、GK柳、ディフェンスラインは戸田と浦、中盤右から大野、三浦、井上、1トップに谷口。2・3・1の布陣。センターに井上でなく三浦が入っているのは三浦の守備力を活かしてまずは守備から入ろうということなのか、井上の負傷(?)の影響もあるのだろうか?ともかく日本は集中した守備への意識で試合に入っていく。前線から谷口が相手を追い回し、他の選手たちも決して相手をフリーにさせない。

 そして4分、ポルトガルのバックパスをそのまま谷口が右サイドから思い切りのいいシュート、ゴールネットを揺らし日本が先制!

 しかし9分、ポルトガルに狙いすましたミドルシュートを決められてしまう。谷口も懸命に寄せたものの及ばなかった。
 
 日本はその後、3・1・2にシステムを変更。ポルトガルの起点を1トップではおさえきれないという判断だろうか、受けて走らされている状況を打開しようということだろうか? 井上のコンディションが万全ではないということを考慮してのことかもしれない。
 2トップに谷口と井上が入り、ディフェンスラインは中央に戸田、右に大野、左に浦。三浦は中盤の底に入り気の利いた守備を見せる。
 こういったシステム変更に柔軟に対応できるようになった点も素晴らしい。 

 均衡を破ったのはポルトガル。後半9分、いったんパスを左サイドに預けてフリーになった選手が左45度、ペナルティエリアに入ったばかりの位置からシュートを決める。このあたりでフリーにしてしまうとポルトガルレベルのチームだと確実に決めてくる。

 日本はその後なかなかチャンスを作り出すことができないが、後半21分、左サイド距離のある位置からのフリーキックを戸田が直接決めて2-2と同点に追いつく!美しき軌道!魂も震える。

 
しかし後半28分、ポルトガルにコーナーキックからのこぼれ球を蹴り込まれ、再逆転を許してしまう。
日本は最後まで走り切ったものの、追いつくことは出来ず2対3とポルトガルに敗れ、惜しくも準決勝進出はならなかった。

敗れはしたものの、選手たちと安永監督が一体となった素晴らしい試合だった。

次戦は5~8位決定戦、オーストラリア戦。キックオフは日本時間4日木曜日22時。つまり3時間半後。
ポルトガル戦はLIVEではスマホで断片的にしか見ることが出来ず、ブログ更新も遅くなってしまいました。

残り2試合、さらなる進化を見せてほしい。

追記
日本はオーストラリアに0-2と敗れ、7〜8位決定戦に回ることになった。 事情によりまたしてもスマホ観戦だったので詳細はよくわからないが、2失点はクロス気味のボールがそのまま吸い込まれたものとロングスローインからのヘディングシュート。CPサッカーであんなロングスロー放られたら、たまったもんじゃありません。
(訂正・最初の失点は前半11分、左サイドからのロングスローがGK柳の左手に当たって入ったようにも見えます。後半24分の2失点目もクロスボールではなく左サイドのロングスローからでした。こちらもGK柳の左手に当たってゴールに吸い込まれます。2点ともいわばオウンゴール。直接入れば得点にはなりませんが、オーストラリア選手も競り合っていますから致し方ない側面もあります。デンジャラススローインであります)


 最終戦はカナダとの再戦になるようです。最後は勝利で飾ってほしい。 キックオフは6日土曜日16時30分(日本時間)

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CPサッカー日本代表2勝1敗で準々決勝へ

2016年08月02日 | CPサッカー

 CPサッカー日本代表デンマークで開催中のWorld Championship Qualification Tournament グループリーグ第3戦でカナダに0−7と敗れて2勝1敗、グループDの2位通過が決まった。
 試合は日本時間の昨8月1日18時半から行われたがLIVE中継がなくやっと先ほどYou Tubeで観たため書込みが遅くなった。

 決勝トーナメント突破が決まった後のグループリーグ第3戦、出番の少ない選手を中心に先発メンバーが組まれた。当然、今後の日程をにらんで、選手のコンディションやモチベーションを考えてのことだろう。フォーメーションは1・3・2 、あるいは 1・3・1・1みたいな感じ。GKは柳英行。大沢翔太郎がスィ−パー気味に最後尾に入り、その前に右から大野僚久、三浦良介、中岡皓大。2トップに高橋弘人と花木一麿。1トップが花木でその下に高橋というようにも見える。

 カナダはフィンランドやデンマークより格上ということもあるが、(厳しい言い方になるが)ファーストチョイスのメンバーよりチーム力が落ちる点は否めない。カナダ選手の見事なフリーキックや個人技による突破もあったが、失点の多くはフリーにしてはいけない場所、場面でフリーにさせてしまったことによる失点。前線からなかなか連動した守備ができなかった点もあげられるだろう。この点はやっている選手自身が一番よくわかったいることだろうし、今後につながる敗戦だったと思う。
 またGK吉岡も後半途中から出場、選手全員がピッチに立った。 

 ところで7失点している試合で言うのもなんだが、GK柳は以前に比べてポジショニングが随分良くなっているように思える。柳選手自身の頑張りもあっただろうがおそらくコーチングスタッフの指導の賜物だろう。この試合では交代するまで6失点しているがGKのミスはあまりなかったように感じた。むしろ好守でかなりの失点を防いでいた。

 この試合でセンターラインの戸田、井上、谷口が 休むことができて、次戦に中3日で臨めることは大きいだろう。守備の要である浦は後半途中から出場したがコンディションは良さそうで次戦も問題ないだろう。三浦、大沢あたりは連戦で大変だとは思うが頑張ってほしい。もちろん他の選手たちも優勝目指して頑張ってほしい。


 次戦準々決勝の相手はポルトガル。
 キックオフは日本時間で3日水曜深夜24時(正確に言えば 4日木曜日0時)。
(当然中継はあると思いますが、私自身がLIVE中継を観れなさそうで書込みできないかもしれません) 

 その後の日程は以下。
 
(追記)
日本は準々決勝ポルトガル戦で2-3と敗れてしまったため、4日木曜日22時キックオフの5〜8位決定戦へ回ることとなった。対戦相手はオーストラリア。

 6日土曜日5~6位決定戦は18時30分〜、7~8位決定戦は16時30分。

(いずれも日本時間) 

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CPサッカー日本代表 開催国デンマークに劇的な逆転勝利

2016年07月31日 | CPサッカー

 IFCPF World Championship Qualification Tournament グループリーグ第2戦でCPサッカー日本代表はでデンマークに先制されるもの逆転、勝ち点を6にのばした。

 第1戦で先発した井上天馬はベンチスタート、中岡晧大が先発メンバーに名を連ねた。GKは柳英行、ディフェンスは戸田哲也と浦辰大、中盤右に中岡晧大、左に三浦良介、トップ下に大沢翔太郎、1トップに谷口泰成。

デンマークはパラリンピック出場国よりは実力が落ちるものの、初戦のフィンランドよりは地力もありそうなチーム。そのデンマークに日本は序盤から攻め込まれるが、日本にとっては想定内だったようで耐える時間が続く。
 日本も隙を見てデンマークゴールに迫る。10分にはGKからのボールを受けた三浦が前を向き中央への折り返しを谷口がダイレクトでシュート。11分にはコーナーキックから戸田がシューㇳを放つがデンマークGKがパンチングで弾き出す。
 その後もGK柳の好守や、選手全員の集中した守備でゴールを許さない。
 しかし23分、コーナーキックからのパスを受けたデンマークの選手のファーへ巻いたシュートがゴールネットを揺らし、日本はデンマークに先制を許してしまう。CPサッカーのGKにとってはつらい軌道、見事なシュートだった。

 0-1で向かえた後半、中岡に代わり井上天馬が入りトップ下へ。初戦、中央で安定したプレーを見せてくれた井上は前日の負傷が癒えておらず30分なら行けるという判断だったのだろうか。
 そして向かえた後半2分、右サイドから浦のロングシュートが決まり日本は同点に追いつく。浦は守備の安定感が増し前線へのフィードやシュート力もアップ、今大会好調のようだ。
 
 その後耐える時間帯も多いものの日本の選手たちは集中した守備を見せる。今大会最後尾でプレーする戸田は、以前は天才肌でどこかムラがあるような印象もあったが、例えば後半15分には相手コーナーキックになろうかというボールをスライディングでタッチに逃げるといった泥臭いプレーで強い責任感を示す。今大会の戸田は本当に素晴らしい。
 日本は発展途上のチームだが同じ方向を向いてプレーしていることが伝わってくる。大沢、三浦も懸命に走り回る。
 
 じりじりするような時間が続きむかえた後半28分、左サイドからのクロス(おそらく井上のクロス)をニアで合わせた谷口のゴールが決まりついに逆転!谷口は喜びを爆発させる。
 アディショナルタイムの猛攻をしのぎ切り日本は2-1と勝利し、勝ち点を6にのばした。

 安永イズムが浸透してきていて見ていて面白い。さらに強い相手との試合でどうなっていくか?
 とても楽しみ。


 この後おこなわれるカナダとフィンランドの対戦で、カナダが勝てば日本のグループリーグ突破が決まり来年の世界大会の出場権を獲得する。

次戦はカナダ。キックオフは8月1月曜日18時30分(日本時間)

PS かなり主観で書いている部分もあるのでその点はご容赦を。

追記 その後、カナダがフィンランドに勝利。その時点でグループリーグ突破と来年の世界大会出場が決まりました。おめでとうございます! こうなったら優勝目指して突き進んでください!
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CPサッカー日本代表 初戦勝利!

2016年07月30日 | CPサッカー

 デンマークで開催中の「IFCPF World Championship Qualification Tournament」
 CPサッカー日本代表はでフィンランドを4ー1と下し、グループリーグ初戦を勝利で飾った。

 日本の先発はGK柳英行、ディフェンスは戸田哲也と浦辰大、中盤は右に大沢翔太郎、左に三浦良介、トップ下に井上天馬、1トップに谷口泰成。2−3−1の布陣。
(キックオフ時点では谷口選手が中盤左下がり目にいたり、上記とは違う布陣でした。その後わりとすぐに上記の布陣になりました。その他の時間帯もポジションチェンジはよくやってました)
 キックオフ直後から日本がフィンランド陣内に攻め込む。フィンランドは昨年パラリンピック予選で対戦した相手国と比べると地力が落ちるようだ。
 先制したのは日本。前半11分、CKからのパスを受けた戸田が一人かわして左45度からニアサイドを狙いすましたシュートを放ちゴールネットを揺らす。 16分にはハーフウエイライン付近から浦がロングシュート、GKの頭上を越し2点目。19分にはフィンランドに1対1の局面を作られるものの、GK柳が好守を見せる。

 前半を2−0で折り返した日本は、後半、大沢に代わり中岡皓大が入る。
 40分のピンチは柳の好守でしのいだものの、41分フィンランドにPKを与えてしまう。柳がいったんは止めたものこぼれ球を押し込まれ1点を返される。しかし日本は再び攻勢に出る。43分、見事な上がりからの戸田のシュートはフィンランドGKに阻まれるものの、45分左サイド中岡のクロス(シュート?)がフィンランドのオウンゴールとなり3−1とリードを広げる。
 49分には負傷(ちょっと心配)の谷口に代え黒田翔が入る。その後三浦に代わり大野もピッチへ。
 60分には浦の立てパスをゴール前で受けた井上天馬が反転してシュート、ビューティフルゴールが決まり4-1。
 終盤、激しい球際の争いをしのぎきった日本は4-1と勝利した。

 日本は左右の幅をコンパクトにしてフィンランドに中央のスペースを与えない見事な勝利!

インターネット中継では、ポジショニングの指示の声など監督の声が大きく聞こえてきて興味深く観ることができた。
スムーズには走れないCPサッカーにおいてポジショニングはとても大切で、蹴り足が限定されることを考えると事前の体の向きも極めて重要だ。将来的には安永監督の指示がなくとも適正なポジショニングを取れるようになれば、1ランクも2ランクも上にいけるだろう。

 次戦は30日土曜日23時(日本時間)、相手は開催国デンマーク。必見です。 

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相模原障害者殺傷事件についての雑感

2016年07月29日 | 日記

 神奈川県相模原市で起きた障害者施設で起きた殺傷事件から数日が過ぎたがいろんな思いが錯綜している。

 
最初の一報に触れた時は今年2月川崎の老人ホームで起きた殺人事件を想起した。またしても介護の現場で痛ましい事件が起きてしまったのかと。時折起きてしまう“職員による虐待”の延長線上の殺人。
 次に殺された方々の数の多さにただただ驚いた。
  そして
「障害者がいなくなればいいと思った」という趣旨の供述からナチスの優性思想に基づく障害者虐殺のことが即座に思い浮かんだ。現代においてこんなことを実行してしまう人間が本当にいたのか?という、驚き、恐怖、憤り。
 いったい何が起きてしまったのだろう?

 障害といっても実に様々だ。殺人犯は“誰”を殺したのか?報道では当初“重度障害”という漠然とした言い方だった。
 
衆議院議長に充てた手紙を読んだ。重度障害という言い方ではなく重複障害という言葉が使われていた。殺人犯は重度知的障害と何らかの障害の重複障害者を“ターゲット”に考えていたようだった。
 
殺人犯は職員として重複障害者のケアをするなかで「この人たちは何故生きているのだろう、何のために生きているのだろう?生きている意味があるのだろうか?」と考えたのだろうか?   殺人犯と同じ立場にたてば少なからずそんなことが頭に浮かぶこともあるだろう。食事介助や排泄介助が思うようにいかなかったり、家族と絶縁状態にある障害者と接すれば思いが強くなることもあるかもしれない。
 そこまでの部分には共感できるものもあるだろうが、その後「(役に立たない)障害者はいなくなるべきだ」と考え暴力をふるい凶行にいたった植松殺人犯はあくまで特殊事例だ。 仮に手紙の文面で一部共感できる点があったとしても、視覚障害者でもある藤井克徳・きょうされん専務理事も言うように、容疑者の言葉にふりまわされてはならないだろう。
 同様の立場の方々の多くは、何らかの解を見出し仕事を続け重度重複障害者のわずかな感情の変化をくみ取れるような職員になったり、「向いていない」とやめていったりするだろう。
 
 
 だが殺人犯の狂信的な優生思想に共感してしまう人々も少なからずいるのも悲しいながら事実だろう。
 現在の日本において、弱者を切り捨てるといった排外的な空気感が一部あることだけは確かだ。殺人犯もそのことを感じ取り、その空気感が殺人犯の歪んだ正義感を後押しした面も否めないのではないか。少なくとも殺人犯は、安倍首相の目指す社会との親和性を感じたことは確かだろう。
 
 強者のために弱者が切り捨てられる社会、弱者に寛容な社会、どちらの社会に人々は住みたいだろうか?どちらの社会が住みよい社会だろうか?

 亡くなった方々は実名ではなく年台と性別でのみ報道された。家族などに配慮してのことだという。確かに障害者関係の施設などに撮影取材依頼をしても断られたり顔を写せないといったことは多い。家族に障害者がいることを知られたくなかったり、あるいは家族で面倒をみることができず施設に預けていることを知られたくなかったり。現在においては致し方ない面もあるだろう。
 しかし殺された人々は障害者である以前に1人の人間であるはずだ。実名で報道されても問題の無い社会であってほしい、家族を入所させても後ろ指を指されない社会であってほしい。

 「措置入院をもっと長く」という議論も語られているようだが、この事件により精神障害者全般への偏見につながることがあってはならない。また日本は精神科に長期入院させてきた世界でもまれに見る歴史を有し、その問題は現在尚続いている。歴史が逆戻りすることがあってはならない。

 
 殺人犯は友人とのラインのやりとりで「話は障害者の命のあり方です。目、耳に障がいがある人たちの場合は尊敬しています。しかし、産まれてから死ぬまで周りを不幸にする重複障害者は果たして人間なのでしょうか?」と書き込んでいる。
つまり殺人犯は社会に有用な障害者、不用な障害者を分けて考えていたことになる。

 重複障害者や重度障害者が人間であることは間違いない。
しかし「何故生きているのだろう?何のために生きているのだろう?活きている意味があるのだろうか?」
 その問いに明確に答えらる人は多くはないかもしれない。
 
 だが仮にその問いを自らに向けた時、明確な答えを人々はもっているのだろうか?


(社会的には植松容疑者と呼ぶべきなのかもしれませんが、ここでは殺人犯という言葉を使用しています)

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CPサッカー日本代表 世界大会への切符をかけデンマークへ

2016年07月27日 | CPサッカー

 CPサッカー(脳性まひ者7人制サッカー)日本代表が昨日7月26日にデンマークへと旅立った。
 7月29日よりデンマークで開催される「IFCPF World Championship Qualification Tournament」へ参戦するためだ。大会にはリオパラリンピックに出場できなかった13か国が参加、4つのグループに分かれ来年開催される「IFCPF World Championship」の出場権への切符をかけ争う。上位8か国、つまりグループリーグを2位以上で通過し準々決勝に進出すれば出場が決定する。ちなみにリオパラリンピックに出場する8か国は世界大会への参加が既に決まっている。
(ちなみにCPサッカーはリオパラリンピックまで開催されるが、東京パラリンピックでは残念ながら開催種目から外れた)

 グループリーグの日程とランキングは以下の通り。日本のランキングは16位。時間はいずれも日本時間。
 第1戦 フィンランド(21位) 29日25時=30日午前1時
 第2戦 デンマーク(18位)30日23時
 第3戦 カナダ(10位)8月1日18時30分

 初戦と第2戦に勝利すること、最低でも負けないことがグループリーグ突破のために必須条件となってくるだろう。

 日本代表を率いるのは元Jリーガーの安永聡太郎監督。今年4月に監督に就任、選手選考会や練習を積み重ねてきた。
 練習には元Jリーガーや元なでしこジャパンの選手、高校サッカー部の選手たちも参加、強烈なスパークリングパートナーとなりチームの底上げに協力というか、CPサッカー日本代表をコテンパンにやり込めた。以前の練習では中学サッカー部、なでしこリーグ2部のユースチームなどと練習試合を組むことなどが多かったようだが、CPサッカーの世界基準と比べるとどうしてもフィジカル的には劣ってしまう。その点、今回の相手は世界大会へ向けての良いシミレーションとなったことだろう。
 
 チームが目指すのはまずはコンパクトなサッカー、この点はサムライブルーも他のサッカーも同じだろう。ただCPサッカーはオフサイドがないため難しい点もある。したがって縦のコンパクトさだけではなく、横のコンパクトさも重要になってくる。
 
 安永監督がモチベーターとして優れているからかチームの雰囲気もとても良いようだった。また昨年行われたパラリンピック予選の惨敗を受けてか選手自身の良い意味での危機感も感じられた。

 まずはグループリーグを突破し世界大会への出場権を得るとともに、少しでも上の順位に食い込んでいい結果を持ち帰ってほしい!
 そしてもちろん安永監督が力強く言うように、優勝を狙ってほしい!

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