午後はレンタカーを借りて、引き続いての島内観光と洒落こむことになっていました。
8名のうち、この観光に参加したものが6名です。
車両返却のリタイムミットは17:30。
その時刻までには,ホテルへ必ず帰着しなければなりません。
返却前に給油する必要もありますから、17:00を目安とする帰還を考えておいたほうが無難でしょう。
しかもその後の予定に、予約済みで支払いまで済ませてあるポリネシアンショーへ向かうバスの集合時間が18:05だったこともあるからです。
運転手を任されたのが、なにを隠しましょうこのワタシ。
左ハンドル右側通行の運転経験などありませんけど、まあやってやれないことはないでしょう。
もちろん、助手席でのナビゲーター役がしっかりしていることが条件となりますが。
真っ暗な駐車場でのスイッチ&レバー操作に苦戦しましたけど、それも馴れてしまえばどうということはありません。
キープライトの安全走行で参りましょう。
でも、左折だけは怖いんです。やっぱり。
レンタルした車がこちら。フォード・クラウンビクトリア。
さすがアメ車ですね。6人乗せても有り余るトルクを感じましたから。
おっと!この画像。プチアクシデント直後の画像です。それもナイショですよ。
この日の遅い昼食で、セティにある海辺のドライブインに寄りこんだまでは良かったのですが、店内は地元の方で超満員。
結果、昼食だけで1時間半もかかってしまい、貴重な時間を無駄にすることになってしまいました。
注文したのが、またしてもバーガーランチ。
この時間のランチが夜まで影響することになりますが、それは後ほど報告しましょう。
予定に入れてあったタロフォフォの滝めぐりも、時間が圧したため駆け足で観光しなければならなくなったのです。
こちらが二段目の滝です。
さらに一段目の滝です。
観光というより、駆け足登山に近いかもしれません。
既に、タイムリミットを超過するであろうことは明らかでした。
横井ケーブも見たかったですが、レプリカなので食指は動きません。
というよりも時間がありませんから。
ほーら!もう16:43じゃありませんか!
こんな時刻で、リミットの17:30までに帰着できるはずもないでしょう。
それなのに、同行者達ったら 皆楽観者ばかりなんです。
「10分やそこら遅れたって、どうってことはないさ!」と、
無責任極まりない発言ばかりが飛び出してきます。
焦っているのは、運転手を務める私だけでした。
ここから2時間は撮影する余裕がなかったため、文書のみの記述となります。
ともかくも、ただただ事故を起こさないようにすることだけを祈りながらの運転を心がけるしか方法がなかったのです。
およそ1Km手前のガソリンスタンドに到着したのが、17:25頃。
ところが、無人のガソリンスタンドだったため、だれもが給油の方法を知りません。
ならば、隣で給油中のお客様に尋ねるしかないでしょう。もちろん英語でです。
伺った給油及び代金支払い方法はこうでした。
①給油注しを給油口に注し込む
②レギュラーボタンを押す
③満タンまで給油したら給油注しを戻す
④事務所で清算する
そうこうしていているうちに、7分から8分はあっというまに経過してしまいます。
清算を済ませたのち、急いでスタンドを後にしましたが、焦るとロクなことは起きません。
こともあろうに、左折箇所を間違えたのです。
この間のロスタイムが3分ほど、信号待ちを二度ほどして、ホテルへ帰着できたのが17:45でした。
ほっとしたのもつかの間、本当の試練はここからはじまったのでした。
既に、ホテルのレンタカー受付がクローズされていたんです。
さらに、テキトーな場所に駐車してホテルへ駆け込んだため、ホテルマンから移動するよう注意されてしまうし・・・
私一人で指示された場所へ移動している間に、同乗者達は、さっさと部屋に戻ってしまったようです。
あれほど、早く帰還するように注意したのに、なんで私がこんな目に遭わなくちゃならないんだ!!!
さあー、こうなると頭は真っ白けです。
車を指示された場所へ移動させて、再びフロントへ戻ってみますと、
ナビゲータ役(今回の幹事氏)のみが、レンタカー本社へと連絡を取ってくれている最中でした。
電話でのやりとりの結論はこうです。
本社へ車を回送させるしか方法がない。
そういわれたところで、本社の位置など知るはずもありません。
電話の内容だと、ホテルから1kmほど離れた場所らしい。
こうなったら、手探りでも本社まで行くしかありません。
その他の同行者は、各自の部屋に戻ってしまったため、このような事態になっていることも知らないままにですよ。
焦りはピーク達しました。
そんな焦る気持ちを抑えつつ、再度ステアリングを握しかなかったのです。
レンタカー本社に到着するまでの間、信号待ちの長いことといったら・・・
どうにかレンタカー本社にたどり着いたのが18:03.
今頃のんきな同行者達は、ポリネシアンショーの待ち合わせのため、ロビーで待機していることでしょう。
チケットを持つ幹事氏と私が、このような事態に陥っていることなど知らぬままにです。
受付嬢が、ここから我々二人をホテルまで回送してくれるとおしゃってくれていますが、それではバスの出発時刻に間に合いません。
万事休すになった事情を打ち明けたレンタカー受付の日本人女性も、我々に同情してくれています。
で、宿泊ホテルへ電話連絡をとって「先に行くよう」にと伝えるために、同行者を呼び出してもらうことになったのです。
フロントを呼び出ししているコール最中に、私、突如閃いたんです!
ポリネシアンショーの行われる場所は、午前中に訪れたフィッシュアイの近くだから、バスはこのレンタカー本社前を通過するかもしれないぞ!ってことをです。
運よくホテルを出発するバスの出発が遅れたため、こちらの意図も通じて、我々をピックアップしてもらうのを伝えることに、ギリギリ成功したんです。
ピックアップ場所は、レンタカー本社斜向かいの某ホテルです。
かいた冷や汗と蒸し暑さの汗を混じらせながら、待つこと10分。
ポリネシアンショー行きのバスはやってきました。
そしてバスへ乗込みますと、同行者からの一声が!
「 グッ ジョブ ! 」
「 ったくもう 冗談じゃねえぜ オー マイ ゴッドだぜ 」
「 我々の気も知らないで それはそうと着替えているってことは、まさかシャワーを浴びたんじゃないよね 」
「 当然 浴びたよ 」
「 あんだって ! 」
まあ、ここでキレてしまったのでは、送別旅行が台無しです。
爆発させたい気持ちをぐっと堪え、ここはひたすら大人に徹っしなければならなかったというわけなのです。
そんなドタバタ劇がありましたけど、大事には至らず
グアムで人気ナンバーワンのポリネシアンショー会場に、全員無事に到着できました。
観客席は屋内、ショーは屋外で行われます。(雨の日はどうするのだろう?)
会場は満席でした。
そして、ショーが開始されました。
遅い昼食とドタバタ劇でしたから、食欲はありません。
喉だけがカラカラでした。
料理はバイキング形式ですが、元をとれるほど食べられるはずもありません。
そして、さらなる喜劇が訪れたのです。
先ほどのドタバタを演じた幹事氏が、観客の中から10人ほど選ばれてダンスショーへと参加させられるはめになったのです。
さらに、さらに この私も、選ばれる確率の低い(二人のみ)ファイアーショーに出演させられたのですよ。
観客は300人以上はいたでしょう。なのに、なんでこの私が選ばれなきゃならないわけ?????
ついていたのか、いないのか?
さーて、どっちなのさ?
つづく