σ(`・ω・´)オレ

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オプティマス8Rに風防を付けてみた

2013年03月15日 11時16分06秒 | アウトドア道具に関する考察



 数年前、雪中林道ツーリングにハマッてクソ寒い中バイクに乗って山登っ
たりしたのですけれど、氷点下では低温対応イソブタンガスのプレミアム
ガスを使用したガスストーブでもほとんど役に立たないんですよね。
通常のカートリッジを使用したカセットコンロに至っては点火すらしなく。
その時、予備にSVEA123を持っていってたのですが、ガスのストーブ
がまったく役に立たない低温の中で、元気に燃焼してガンガンお湯を沸かす
ガソリンストーブ。こんなにも差があるものなのかと驚いたものです。

 困った状況を克服して、もはや冬についてはガソリンストーブしか
信用しなくなった私が選んだ相棒のひとつが8Rです。

 注意)
 これは大阪和歌山など、近畿地方低山の話です。
冒頭で持ち上げておきながら落とすのもアレなんですが、8Rはオプション
のミニポンプを使用しなければ、氷点下5度ぐらいまでが限度じゃないかと
思うんですよね。氷点下10度より下がる恐れのある場合は素直にNOVA
やら国際やらコールマンなどポンプで加圧するタイプを持っていかないと、
その低温から悲惨なことになる可能性があります。
トランギアなどアルコールストーブを予備に持っていくと、また予備に助け
られることになるかも。


 特に寒い氷点下の冬であれば、8Rよりも123Rのほうが安定度は高い
のですけれど、やっぱり箱ストーブのその変形合体ロボのようなギミックが
男のロマンなわけです。また収納サイズが非常にコンパクトなのがなんとも
いえず好きなわけです。

 すでに廃盤となってしまったオプティマス8R。
最新型の強固な耐熱塗装もいいのですけれど、オプティマス社のストーブは
年式を重ねてマイナーチェンジする毎にコスト削減を重ねているので、、
新型ほどチープになってしまうんですよね。なので私は古いものを好みます。
適当に使っていても、たまーに常識の範囲内のセルフメンテするだけで、
30年や40年つかったぐらいじゃ壊れるような構造ではありません。
この8Rは、40年以上前、1960年代後半のものだと思われます。
8Rの前に「R」の付かない「8」というモデルがあったのですけれど、
ちょっと高価で手が出にくいです。

 正直、ラジウスを吸収してラジウスのパテントであるクリーニング針を
搭載し「R]の型番を得たオプティマスのストーブはどうもコックの締まり
が甘く、ちょっと気温が上がっただけでニップルの先からガソリンが滲んで
漏れるんです。ガソリン入ったまま室内保管なんかしていると、部屋の中が
ガソリン臭くなるほどに。これは8Rだけじゃなく、123Rでも同じ。

 これはもうどうしようもないので、あらかじめ負圧をかけておくことこと
で漏れを未然に防ぐか、ガソリンを抜くぐらいしか対策が思い浮かびません。
123R、8Rであからさまに困るのはその点ぐらいでしょうか。

 古い SVEA123 (マックススィーバート社製)は、コックの締まり
がよく、「R」のようにガソリンが滲んだりすることは今のところなし。

 123Rと8Rは基本的に同じようなものですが、8Rは風防が付いてい
ない分、ちょっとしたそよ風にでも影響を受けるので少し神経質にならざる
を得ません。フタを風防として使えるとどこかで読んだことがあるのですが
実際には風防としての役目は果たせません。
一般的なアルコールストーブほど神経質にならなくて良いのですけど。




 そこでこれです。この風防を入手し、つけてみました。
ペラペラのアルミなので軽量です。
長時間使用したわけじゃありませんが、プレヒート時に威力を発揮します。
 蓋を閉める際にも邪魔にならず付属品などもすべて内蔵できるし、今まで
誰もこれを作らなかったのが不思議なぐらいです。ただ、夏場の使用には
気をつけたほうがよさそうです。

 私は夏場は素直にガス使いますけどね。
8Rをより使いやすくするためのツールとしてこの風防は良い買い物かと。

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