日々是好日記

仙台市のお隣富谷市在住「草香」のありさまです。

はい?どちらにおかけですか?

2013年01月19日 | 徒然お仕事日記
深夜の配車係…。

非情にも淡々と時は過ぎ行くもの…(あるいは無常…)
…深夜。配車係の静かな「電話番」の時は淡々と進み…。
仙台市は泉区に位置するこの会社にも、
いつもの様に電話の呼び出し音が鳴る…。

私:「お電話ありがとうございます。○○タクシーです」
お客様:「あ、あのね。パチンコニューヨークニューヨーク泉店に一台お願い」
私:…声の印象から、どうやら三十歳前後の女性のお客様の様です。
しかし、どう考えても仙台市内にそんなパチンコ店ありません。
「ええと…失礼ですが、住所的にどのあたりに…」
お客様:「だから、泉だってば…」
私:「え?泉区ですか?」
お客様:「ん?泉だよ?」
私:「ええと、仙台市泉区ですよね?」
お客様:「やあねぇ、秋田に決まってるでしょ?」
私:どうやら県外のお客様のようです…「…っはいっ、こちらは仙台市泉区のタクシーなんですよ~」
お客様:「え?仙台?あらやだ」
私:「お迎えはむずかしいかと…」
お客様:「あはは…そうよね~。間違っちゃったみたい…ごめんなさいね~」
私:「いいえ~、お気をつけてどうぞ~」
お客様:「ありがとね~」
こんなこともあるんだ…

続いてのお客様…
私:「お電話ありがとうございます。○○タクシーです」
お客様:「あのねぇ、リスポらへんに一台」
私:どうやらうら若い女性の様です…。
しかし、どう考えても仙台市内に「リスポ」、または「リスポらへん」に該当するお迎え先はありません…。
「ええと…失礼ですが、住所的にどのあたりに…」
お客様:「だからぁ、小名浜だってば…」
私:「え?福島の?」
お客様:「そ、いわき♪」
私:どうやらまたしても県外のお客様のようです…
「え~…こちらは仙台市のタクシーなんですよ~」
お客様:「え?あれ?そうなの!あはは~」プチッ(携帯電話の終話ボタンを押す音…)ツーッツーッ…
こ、こんなこともあるんだ…。

無事業務終了して帰宅し、ネットで秋田といわきのことを調べると…
秋田市には「北泉」や「泉中央」なる地名が…
いわき市には「泉町」やJRの「泉駅」など、泉に関わる地名やお迎え先が…
なるほど、これなら間違い電話も頷けます
我が会社の局番が「022」と分かれば、秋田からも福島からも「県外だ~」と分かりそうなものですが、
たぶんこれは「泉」のみのキーワードでタクシーを探し、
「市外局番」の概念がすっぽ抜けているらしい…。
これは地域による電話番号の制約を受けない携帯電話や、
ネット(あるいはスマートフォン)の計りしれない普及率の証かと…
私の世代(40歳台)より上の方々なら(なんとなく)気づきそうなものですが…
そこは彼女達の「若さ」なのでしょう。

たぶんこれからもこれらの間違い電話は来るでしょうし、
仙台市泉区のお客様が、県外の「泉」関連のどこかに電話してしまうことはあるでしょう。
全国の地名的に「泉」に関わる方々(もしかすると「読み」的に「和泉」含むかも)…
そのへんのエトセトラは…お互いさま…で、なんとか乗り切りたいものですねぇ…。
よろしくお願い致します。

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