風がめくった 一枚のページ

野草、花、自然などの情報を、北海道から発信します。

シュウメイギク

2007年10月29日 23時29分23秒 | Weblog
のち
昨日のことですが、半月ぶりのお休みで友人宅にお邪魔してきました。
彼は眼の病気が悪化して今回手術を受けました。本人が単なる眼の疲れと思っていたところ
片目は殆ど失明状態、残る片側も視力0.3程度...難しい病名でしたが、
視力を戻すことは不可能に近く、手術は病気の進行を止める目的だったとか....
その彼のお見舞いを兼ねての訪問でした。

久しぶりに再会したのですが、何時もどおりの屈託のない明るい笑顔にビックリしながら、彼の強さを再認識させられました。。
聞けば、今後11月の初めに失明状態の片目の手術が控えているとのことですが、
その手術も明暗がわかる程度の回復しか望めない程度の見込みとか...

私にできる事...少しでも良い方向に向かって欲しいと手を合わすしか出来ません。人は無力なんだとあらためて思いしらされます。

前回の彼の手術が終わって帰宅するのを、お庭のシュウメイギクがひっそりと待っていました。
さすがに、この数日の晩秋の寒さに痛めつけられ、花びらも痛み晩秋の哀れを感じさせる状態でした。

そこで、グッとアップで花の中心に迫って見ました。けっこう可憐に見えるでしょう(*'-'*)エヘヘ。

ギンセンカ

2007年10月26日 14時20分27秒 | Weblog

早朝、夜勤を終え帰宅する時には車のウインドーが白く凍っていました。
未だ夏の名残りの花も必死で咲いていたり、片や紅葉の並木道や舞い落ちる木の葉など
アンバランスなものが同居しているのは、急速に季節が進む北国ならではの情景なのでしょうか....

朗報です。先日このブログで透明でホオズキのような実を名前が判らずで期待を込めながらアップしていたお花ですが、
渚さんが、この花の名前を教えてくれました。渚さんのご尽力に大感謝です...( *^-^)ありがとうザマス!m(._.*)mペコッ

あらためてアップします。アオイ科フヨウ属で『ギンセンカ』別名チョウロソウ(朝露草)の一年草です。

中部アフリカ原産とか言われているお花で最近は野生化しているような記述も見受けられます。
葉の形がスイカの葉に似ているので中国ではそれに類した名前で呼ばれているとの記述もありました。

この写真、ヘッピリムシさんのお庭で撮影したものですが、花の名残りが中央にあり
右のは透明なホオズキ状になったもの、左端のはその実が口を開き、中の種が見えている状態です。
このギンセンカ、一日花で朝咲いて、お昼頃にはしぼんでしまうお花のようです。

ヘッピリムシさんに、後で頂いたお花の写真がオクラの花に似ているのと
葉の形が、この夏温室で撮影したアオイ科の「ブルーハイビスカス」にとても似ていたので
アオイ科に当たりを付けて調べてはいたのですが、花の名前に辿り着けず、気になっていたお花でした。

あらためて渚さんに( *^-^)ありがとう...皆様にご報告いたします。

ツルウメモドキ

2007年10月19日 18時27分41秒 | Weblog

数日前の初霜や初氷から一転して、この数日は穏やかな秋の日に戻っています。
仕事中にカメラを持ち出し、毎年撮影している「ツルウメモドキ」のポイントへ...
本当は逆光での撮影も意図していたのですが、今回は断念して順光出の撮影です。

ニシキギ科 山野に自生するつる性木本で、その実を梅の花に見立て名が付いたようです。
秋から冬の間に鳥のお食事に供され、いたる所に運ばれて翌春に発芽します。
とても強く逞しい植物ですね
昔の我が家でも、花のない冬にお花の替わりに飾っていました。

柔軟で強靭なその材質を生かして、このつるをクリスマスリースの材料にも利用します。

ほうずきに似ているけど....

2007年10月12日 13時18分11秒 | Weblog
昨日のことですが、今春「春の小川」の写真撮影行の折、小川の側のお宅でであった若奥様と花談議
身勝手な私のことですから、お友達になったような気になっており(*'-'*)エヘヘ
半年振りに写真の撮影を兼ねてお訪ねしました。

その若奥様の花壇にも秋が訪れていましたが、残り少ない花々にも、
深い愛情や情熱を感じさせられました。

そこで見つけたお花...花後でもう実になっていたのですが、名前が判らないσ(^_^;)ヒヤアセ!
一見してホオズキを連想させますし、事実何時ぞや見た食用ホオズキを一番に思い出したほどです。
しかし上向きのこのホオズキちゃんの口が開き種が見えるものもありましたが
中には黒い種がありました。ホオズキのような丸い実ではなかったです。

半透明で素敵なちょうちん...夢を育む実ですね~じっと見ていて飽きないです。
どなたかこの花のお名前判っている人いませんか~

そうそう、この花のオーナーの奥様、ブログ見て花の名前思い出してくれないかな~

アズキナシ(小豆梨)

2007年10月09日 12時15分13秒 | Weblog

爽やかな秋風がそよぎ、優しい陽光が降り注いでいます。
最近アップしたナナカマドも赤い実でしたが、見渡せば身近に赤い実が沢山有るようです。
「イチイ」の実、「スズラン」にまで赤い実がついています。今回はアズキナシのご紹介です。

バラ科で樹高10~15m、幹径30~50cmになる落葉樹です。
山地に自生していたものですが、最近帯広では街路樹として多数植えられています。
名前の由来ですが、5月に咲く白い花も梨の花に似ていますし、実に梨のような小さい粒々模様が付きます。
またその実の形が6~10mmで俵型、秋9月頃から赤く色付いてきますが、熟すると真っ赤。
その実の形と色から小豆(アズキ)を連想したようです。

この実の表面に白い粉のようなのが付着していますが、この粉は何でしょう?
皆様ご存知の「ぶどう」にもこの白い粉状の物が付いています。
その実態は「ブルーム」と言う物質で日本語では「果粉」(かふん)と言います。
この物質には蝋成分が含まれていて、果実を雨露から守り
水分の蒸発を防ぐ等の効果があるようで、自ら分泌した物質のようです。

葡萄の白い粉を「農薬」と誤認して何度も何度も必要以上に洗剤などで洗う方もいるようですが
これは農薬でありませんし、折角の美味しい葡萄を台無しにしてしまいますね。
蛇足ながら、葡萄は水でさっと洗うだけで食べられますし、ブルームは人体に無害です。

結果論ですがこのブルームが沢山ついているものは、より美味しい品質表示のようなもので
ワインにすると、より一層美味しいワインが出来るとのことです。

ホトトギス

2007年10月08日 15時13分19秒 | Weblog
昨夜は雨、一雨毎に秋は深まると言う昔からの伝承の言葉を思い出しています。
今日は晴れ時々曇り。見渡す家の周り、深まり行く秋はそこかしこに....
「小さな秋」なんて通り過ぎました。...見渡すかぎり大きな秋だらけです。

今春以来、仕事も替わり休みも少なくなり、カメラ少年の出番がめっきり少なくなってしまいました。
待ち焦がれた春がやって来てウハウハ浮かれているうちに、あっと言う間に時計が進み季節は秋....
眠い眼を擦りながら、仕事前に出動していますが、写す花の少なさに気落ちしています。

「アップ」で撮影すると雌しべの透明のいぼいぼが絵になりそうで
昨年我が家に嫁入りした新人のホトトギスを被写体にして見ました。
大幅な接写ではありませんがアップしますね!

ナナカマド(七竈)

2007年10月04日 19時35分18秒 | Weblog
 今夜はになりそうです。

北国帯広から秋のお届けです。
あんなに暑い日が続いていたのが嘘のよう...めっきり寒くなり
最高気温が20度かそれ以下、最低気温も一桁になって来ました。
同じ北海道でも北にお住まいの「ノッコさん」の地方では早々と霜が降りたとのことです。
各地の山から初雪の情報も届く昨今、毎年の事ながら巡ってくる季節に心を暗くしております。

街路樹の桜やモミジも少しずつ紅葉して来ました。綺麗だな~と前向きの気持で眺めるよりも
やはり、寂しさやこれから来る冬を意識するせいか感激も少ないです。

街路樹の中の一品種「ナナカマド」です。七度かまどに入れて燃やしても燃えきれない強い材質だと言うのでその名が付いたそうですが
そんなに強いのかな?あまり当てにはならないような気がします。

この赤い実が更に赤くなり葉が落ちてよく目立つ実なのに、喜んで食べている鳥をあまり見かけません。

3月頃に飛来するキレンジャクが群がって、ついばんでいるのを見かけますが
この実が好きなのか、他に食べる餌が無い為に仕方なく食べているのか...判りません(*^_^*)