風のたより

電子計算機とは一極集中の現象が大であるが、その合間を縫って風の一頁を

八百長

2017-07-05 09:51:14 | 世評
早や7月、一年の半分を過ぎた。いや後半分も残っているとも言える。文月とも言う。いや言った。

漢字では7月だが、口に出すとシチガツが多いかな。ナナガツとも言う。どちらが多いか知らない。統計上の数字も出ていないだろう。という事はそれほど大きいことではないからかな

戦争を題材にした物語は多くある。五味川純平の「人間の條件」がある。いやあった。長編小説である。映画にもなった。仲代達矢が主演であった。いや主演に抜擢された。意外な感があるが、文化勲章を受章しているんだな。まあ、勲章物であるの。受けちゃった

七尾の能登演劇堂も辺鄙な片田舎に建っている。いや受けたのだろう。映像でみると、近くの山の登ると、海と島が見えると。さすがに能登だな。やはり海と島の光景は美しい。いっそのこと直島のような島が良いな

まあ、舞台と映画の二本立てであるが、舞台は手放せないと言った方が当っている。舞台を主体にしつつ、活動映画の世界に足を踏み入れた

仲代達矢の言葉で印象に残っているのは、妻であった宮崎恭子、格上の宮崎恭子が「惚れた男が出来たら、女優をやっていけない」と言ったと。そして、女優を降りて隆巴になったと。のろけ話もあろうが、そういう物かも知れないな

軍隊を題材にしたのは、大西巨人の「神聖喜劇」と丸谷才一の「笹まくら」であろうな。片や軍隊の内部、片や戦争忌避者である。昨今の運動部では点呼をやらないのかな。軍隊では強力な組織。組織の統一を欠けると死ぬ。そのために、点呼は重要である。

組織とは人が基本である。そのため、強力な組織では、朝の点呼は重要な要素である。昨今の病院では、患者と成る者の氏名、生年月日を言わせる。患者の取り違えもさることながら、声を発することによって、患者の状態を把握できる。声によって健康状態の推量も出来得る

軍隊の点呼では、命に関わる。従って、間違やすい声を排除する。イチ、ニ、サンまでは良い。シとは言わない、シチとは言わせない。4と7は聞き違いが起こりやすい。従って、シとかシチと発音すると、上官のビンタがくる。ヨン、ナナだな

昨今は忖度という聞きなれない言葉を耳にする。忖度とは場の空気、上司のご機嫌伺い、上司への配慮、平たく言えば上司への顔色伺いなんだな、ひいてはそれが自分に跳ね返ってくる。上司へ考慮すれば、自らの出世も期待できるんだな

八百長の場合には、当事者間であるのでまだ救われる。しかし、いかさまとなると被害は大きくなる。いかさまの場合には、相方は了解していない。いかさまがあって始めて被害を悟る

時代劇では、やくざが賭博場を開いている。農民や堅気の衆は、正当な博打だと思って駒を賭ける。そこへ座頭の市ちゃんが来て、いかさまを暴く。眼が見えないから耳がよいのでサイコロのいかさまを見抜く。堅気の衆は騙されたと気が付く

結婚詐欺でも、仕掛けた方は分かるが、相方は騙されたことに気が付けば良いが、気が付かないこともある。そうなると一流の詐欺師だな。掏りも一流に出会うと、盗まれたことに気が付かない

豊田真由子衆議院議員がいた。自民党の2回生議員である。何回も何回も放映されて、一躍名をあげた

頼むから私に恥をかかせるな
お前が受けた痛みがなんだ
私が受けた痛みがどのくらいか分かるか このやろう

あっ    もうすいません、あの、叩くのは

お- お前はどのくらい わたしの心を叩いている

はい その痛みはもう

これ以上私の評判を下げるな
私の心を傷つけるな
これ以上、私の支持者を怒らせるな

お前がたたくより よっぽど痛いよ

暴言だろうな。部下を罵倒している。しかし、豊田真由子から観ると、一方から見ると、面白いんだな。心を叩いていると。品はないが、言葉がポンポン出てくるし、頭脳は明晰、まさに芸能界にはうってつけだな。並みの芸人の上を行くのではないかな

ネットで見ていたら、昔、上岡龍太郎の番組に出ていたと。上岡龍太郎の和芸は面白かった。大阪であるが、生来の大阪を出しつつ、東の小沢昭一、西の上岡龍太郎だったな。豊田真由子は進む道を間違えたな。どういう訳か道を踏み外したな

政治家、政治屋のセンセと秘書は、親分・子分の関係だろうな。ましてや密室である車の中である。秘書は従うしかないな

政治家・政治屋には税金で秘書がついている。政治家には番頭とも言える秘書がいるが、政治屋には、秘書手当ての金を入れるだけの頭タマである。員数である。会社でも組織でもましてや政治家には番頭といえるだけの人物がいなくなったな。上が悪いか、下が悪いか

都議会のドンと言われた内田茂の後継者として千代田区選挙区に出馬し、落選した中村彩がいた。その恨み節。国会議員の不祥事を念頭に「みなさま脇が甘い。人を罵倒したりとか・・・国民の信頼を失うことをしている時点で恥ずかしいし情けない」と話したと

一介の子娘から、大の大人が脇が甘いと批判された。まさに正論だな。多分この子娘は政治の酸いも甘いも分かっているから、脇が甘いと窘められた。さて自民党の大幹部は何と答えるか。それとも無視するかな。寅さんではないが、堅気の衆はやっていられないだろうな

都民ファ-ストの会と言う政党があると。多分、政党だろうだが、政策や綱領はあるんだろうな。ファーストばやりであるが、海の向うでも、アメリカファ-ストとか言っていたが、巷ではコイケファ-ストと言う声も聞こえる。もっともコイケファ-ストと言ってるのは小生だけかな

二軍かな、天下を取って、仕訳作業で蓮舫が「一番じゃなくては駄目ですか」と何度も何度も放映されていた。あの時知事選に出れば当選だな。本人は党首と総理に色気があったから、知事選には目もくれなかった。時を失せたとも言える

まあ、蓮舫は若い、経験が浅い。片やコイケ百合子は政治の世界では経験が豊富。片やきつい、片や爺殺し、爺や婆のひいては大衆をつかむのがうまい

防衛庁から防衛省に格上げしたが、アベ晋三の秘蔵子である稲田朋美が、防衛省、自衛隊、防衛大臣としてもお願いしたいと、東京都都議選の自民党候補を応援したと。本人は別に意に関していなかった

政治家は、ただ黙っていれば良い。世間話を話しているうちは良い。自らの思いや主義主張を語り出すと、熱く語り出すと危ないな。アベ晋三も持論である憲法改正を熱烈に語り出すと、歯車が合わなくなってくる

よく総理の任命責任と云われる。ごもっともである。しかし議員を民が選ぶんだな。まず選挙で受からなければ、議員になれない。豊田真由子にしても稲田朋美にしても、コイケ百合子にしても選挙に勝ってきている

誰だったかな。演歌の大御所である北島三郎、ひところは舞台に上るだけで、聴衆がどっと沸くと。あの芸当は真似できないと。一年、二年では到底無理で、何年もかかって築き上げたものだろうな

東京都議選では、コイケファ-ストの代表は知事であるコイケ百合子であった。そして市場問題は知事の意見に従うと。お笑いを通り越して素直なんだな。コイケ百合子の弟子であると。師匠はコイケ百合子であると

大阪もそうだったな。橋の下が党首兼任知事ないしは市長であったな。大阪も東京も似てきた。選挙期間中は知事の仕事はなくて、知事職は休職中で、肩書きだけは利用するんだな。そして選挙が済めば、政党と言われる組織の代表は降ろして、知辞職に戻ると。何ら稲田朋美と同じだな

一種の八百長いや、いかさままでは言えないが、こんなこと言ったら逮捕になりかねないが腑に落ちないな。もっとも投票率50%としてその半分をとれば勝てる。四人に一人、コイケファ-ストを熱く支持していたのだろうな。四人に一人なら考えられる

宗教を母体にした政党、大阪や東京の都会では強い。選挙とは投票所に出かけ投票する人が票に成る。計算できる。組織の中で強烈な組織だろうな。そして第一でなく、常に次席を狙う。結果として一位でなく、次席に徹する。賢いとも言える。逆に言えば、権力に寄り添うかな、まあ本人は権力を正すと言うだろうがな

八百長は金に絡みやすい。賭博とも背と腹。プロで起こりうるな。一頃は八百長の起源から相撲界、プロ野球界でも黒い霧があった。ほんの一時であったが。プロ野球では池永正明は永久追放されてしまった。まあ、優秀な能力ある投手であった。西鉄、どうも西の方なんだな

将棋は中学生棋士が誕生した。将棋にしても麻雀にしても、昔は賭けて強くなる。囲碁に比べて、泥臭さやバタ臭さが付き纏うが、昨今ではパソコンの影響だろうな。スマ-トになった。賭けでなくパソコンで研究するんだな

一頃の将棋会の八百長もコンピュ-タのソフトがらみであった。人の知恵を頭脳を導入したソフトに負ける現象が出てきている。嘆かわしいとみるか、希望とみるかな

もう一つ、宗教法人は世俗化に向かっていると。しかし、幸福の科学や統一教会あるいはオ-ムにしても熱烈な支持者はいる。その信者を名もない村落に集団移住すれば、村を村議会を操作できるんだなとも思うがな