カヤ日記

活動する研究者、かやちゅ。@カヤニストの行動記録
カヤネズミの研究&保護活動や野生生物の保全に関する話題をつれづれに

産経児童出版文化賞贈賞式

2016-06-11 | 論文・執筆記事・本

6月2日、第63回産経児童出版文化賞の贈賞式に行ってきました。



同行者は、カヤ原広報大使のキューちゃんとちびカヤ、そしてダンナ(笑)。
駅でくもん出版の担当のTさんと待ち合わせて、お昼を食べて、明治記念館へ。



明治記念館の入り口には立派な案内の看板が立っていました。
せっかくなので、ダンナと一緒に記念撮影してもらいました。カヤ日記初登場!(笑)


贈賞式の会場。
式の前にリハーサルがあり、立ち位置やおじぎ、賞状の受け取り方など、覚える部分はいろいろありましたが、わりあいになごやかに行われました。
なぜか、自分の結婚式の時のリハーサルを思い出しました(笑)

そして、いよいよ贈賞式。
秋篠宮妃紀子様がご出席され、全受賞作品について、それぞれにお言葉を述べられました、
『すぐそこに、カヤネズミ』については、次のようなお言葉をいただき、大変光栄に思いました。

『すぐそこに、カヤネズミ』は、絶滅が危惧されているカヤネズミやその巣を研究してきた作者が、やさしく語りかける本です。
カヤネズミが住み続けることができる環境を守るために、周りの人々がつながり合えるよう努力する中で、作者が感じた苦労や喜びが感じられます。
この本は、草地などの身近な自然環境と私たちの暮らしとに目を向ける、よい機会になることでしょう。


その後、賞ごとに前に呼ばれて、作家には賞状盾と目録、出版社には賞状盾とトロフィーが授与されました。
会場がほぼ満席になるくらい大勢の出席者の中、いただいた賞状盾は、きらきらと輝いて見えました。


贈賞式が終わったあと、紀子様と受賞者とで記念撮影があり、さらに、別室で紀子様とお話をする機会をいただきました。
お話をする前は、「受け答えに失礼があったらいけないな」とか考えて、ちょっと緊張していたのですが、すごく気さくに声をかけていただいて、楽しくお話しをさせていただきました。
「今日は、カヤネズミを連れてきました」とキューちゃんとちびカヤをお見せしたら、「わぁ、すごい!」とお手にとって、感心されていました。
「カヤネズミや巣を見てみたいけれど、赤坂御所にはいないだろうな。(筆者に)お会いしたら、カヤネズミがどこにいるのか聞いてみたい、と本を読みながら思っていました」と言われたので、「赤坂御所にはいないと思いますが、東京なら、多摩川の中流域にはいますよ」とお答えしたら、「多摩川に行く機会があったら、探してみたいです」とのお返事でした。
カヤネズミのファンになっていただいて、とてもうれしく思いました。

また、今回受賞された先生方や選考委員の先生方とお話する機会が持てたのも、うれしかったです。
先生方とのお話はとても楽しかったのですが、中でも、以前からファンだった、魔女の宅急便の作者の角野栄子先生とお話しできて感激でした。
角野先生は、以前、カヤネズミを見たことがあるそうで、うれしい驚きでした。

今回の受賞を機会に、カヤネズミや草地の生き物に関心が寄せられることを願っています。
本書がその橋渡しとなれば、うれしいです。

<関連ニュース>
秋篠宮妃紀子さま、産経児童出版文化賞贈賞式にご出席(FNN2016.6.2)
【第63回産経児童出版文化賞】「優れた本は大切な心の糧」秋篠宮妃紀子さまお言葉全文(産経新聞2016.6.3)
【第63回産経児童出版文化賞】産経新聞社賞『すぐそこに、カヤネズミ』(産経新聞2016.5.5)


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