仏VideoLAN Projectは22日(現地時間)、オープンソースのメディアプレイ
ヤー
【 VLC media player for Windows 】 (以降、「VLCプレイヤー」)の最
新版となるv1.1.0を公開しています。
このソフトはマルチプラットフォームのフリーソフトで、現在同プロジェクト
のWebサイトからダウンロードできます。
【 VLCプレイヤー 】 は、多くのメディア形式やストリーミングプロトコ
ルに対応する高機能なメディアプレイヤーとなっています。
本バージョンでは、HD画質の動画再生に関する機能が大幅に強化されており、
HD解像度の動画のデコード処理が約40%高速化されたほか、Windows Vista/7で
H.264/VC-1/MPEG-2形式の動画を再生する際に、
【 GPUによるハードウェアアクセラレーションを利用可能 】
になっています。(グラフィックボードが刺さっているPCは快適と言えます。)
ハードウェアアクセラレーションには
【 DirectX Video Acceleration 2.0(DXVA 2.0) 】
が利用されており、CPUへ過剰な負荷をかけることなく高品質な動画を再生でき
ます。また、Web標準動画フォーマットとして期待を集める
【 WebMフォーマットのエンコード・デコード 】
にも対応しています。
そのほか、スクリプト言語 【 Lua 】 を利用したアドオンの実行環境を
搭載しており、
■ プレイリストへのアクセスや設定の読み取り・変更
■ 【 VLCプレイヤー 】 本体の機能拡張
■ 外部Webサービスとの連携
などが行えるようです。
なお、本バージョンではライセンス上の理由でインターネットラジオサービス
【 SHOUTcast 】 を再生する機能が削除されています。
また、ハードウェアアクセラレーション機能を利用する際はNVIDIA製のグラフ
ィックカードを強く推奨しています。
このプレイヤーってコーディックパック(Direct Show Filter)をインストー
ルしなくても大抵の動画が再生できる(と言うかWINDOWS 7の場合は最初からそん
な感じですが。)のと軽快に動くので便利なプレイヤーなんですが、GPUアクセラ
レーションが効くとなると更に再生がしやすくなったと言えるかも知れませんね。
【 関連サイト 】
■ VideoLAN - VLC 1.1.0 release
http://www.videolan.org/