かはたれのジエン

イタチの最後っ屁 ・・・なので、コメントにも屁を垂れるしかできませぬ

ロ~ンブロゾ~

2013年08月30日 | よしなしごと 

 三島由紀夫の「日本人養成講座」を読んだ。ナゾー様

 三島由紀夫は大学の頃に読んだけど、おもしろいとは思わなかった。

 もちろん、その前の出会いは「割腹自殺」。
 9歳の時か。ニュースで見ていたと思う。
 子供ながらに、「何かウソっぽい」と思っていた。(たぶん、後の脚色あり)

 ということで、あまり三島は好きではなかったのだが、鈴木邦男氏の講演でも「盾の会」が出てきたし、美輪明宏とも交遊があったとのことで、食わず嫌いもどうかと思い、読んでみた。

結論
 ・今、「三島」と言う人は、三島を利用しようとしている。児童ポルノです
  (残念ながら、鈴木氏も美輪氏もそう。このブログもそう)
 ・美しい日本語を纏ったコンプレックスの塊。
 ・政治的には、きわめて真っ当なことを言っている。

 前にも書いたように、右翼も左翼も人間の中に眠っている。
 当時の時代背景を考えると、右翼は左翼。
 だって、ほとんどが左翼だったんだから、右翼をやるということは、「反体制」。
 これは、鈴木氏も言っていた。
 もう10年早く生まれていれば、自分もそうなっていたかもしれない。
 左翼の中で、後に大企業の管理職になっている人もいるが、それは当たり前。
 イデオロギーではなく、人を束ねる力ということ。
 今、一番足りない力だね。
 見ていてよくわかるが、ダメにしたのは我々の世代。
 ポスト学生運動プレ校内暴力世代=共通一次世代=オウム世代=微変態世代。
 (この辺りのことは、また後日)

 今は似非右翼が「右翼」をプラスに利用し、「左翼」をマイナスに利用している。
 そして、「ネトウヨ」が踊らされている。
 日本を好きなように動かしたい人達の思い通り。

 ちと散り際を考えすぎたか。
 普通に生きてても、カッコよく散れるのにね。

 国を守ることについても、後日。

 芥川は、ほぼ全て読んだ。浪人の頃。効いたね。志賀直哉で立ち直った。
 太宰は全然好きになれん。「人間失格」なんて、どこがいいのかさっぱりわからん。主人公と自分が同じだから?
 芥川、太宰、三島、ついでに川端。

本の中に、「ロムブロゾオ」が出てきた。精神科医で、犯罪学の父だそう。これで長年の謎が解けた。「黄金バット」に出てくる悪役、ナゾー様というらしい、が放つ言葉。それだけでも買ってよかった。
それにても、あの表紙はないでしょ。三島くん、怒るよ。だいだい、会田誠って何者だ。あんなロリコン作品、公開すんなよ。芸術じゃない。部屋でオナニーしてろ。(ちなみにオナニーは女性名詞)「メチャクチャ頑固で、メチャクチャ先が見えてた」?そんな人一杯いるよ。

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