鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

初秋の神代植物園

2016年10月19日 00時00分01秒 | 紹介

 秋の花はバラで、バラフェスティバルが開催中であった。春に咲くバラと比べると華やかさはないが、多くのカメラマンを虜にしているのは花の美しさばかりではなく、周りに漂う独特な甘い芳香であろう。空気がすっきりしてさわやかなのであるが、陽射しは強く、25℃を超えていたと思う。屋外では汗ばむほどであった。平日であったが、バスツアー客の集団に遭った。ほとんどが高齢者で、元気に行動していた。

 

 今年の秋は樹木の紅葉は進んでいないようで、もうしばらくかかるようである。中には葉を落としかけている樹木もあり、桜の種類は紅葉しないまま葉を落としている。紅葉するにはいくつかの条件があるそうで、朝・夕と日中の気温差が大きいことや、急に冷え込むことによって、樹木は紅葉するスイッチが入るそうである。

 

 野鳥を探したが、多くを発見できなかった。ヒヨドリが中心で、シジュウカラ、コゲラが続き、モズが樹木のてっぺんで高鳴きをしていた。深大寺周辺は樹木に覆われているが、湧水が多い場所のようである。高木が多いことは、地下水なり水脈に恵まれているようで、昼食時には深大寺そばを供する店が多くある。水が豊富なのであろう。店を囲むように設置された細い水路は水であふれていた。

 

 新そばの季節である。いつも思うのであるが、新そばの香りがするとそば通は言うが、自分には区別がつかない。鼻が利かないのかもしれないが、古いそばとの違いが分からずに食している。いつも注文する冷やしたぬきそばを食した。香りの記憶は個人差がある。なかなか他人には言葉で伝えることができない。香水などをブレンドした場合、どのような成分なのかを判別できる人がいるようであり、古くは香炉で炊いた香木をかぎ分ける香道があるが、いつも感心している。

 

 嗅覚は動物でも差があり、犬は人間の千倍ともいわれ、発達している。人間はなにゆえに退化したのであろうか。ワインのソムリエが地中海の潮風と、砂漠の風とが溶け合った香りがするなどと分からないことを言っていたが、香りを言葉で伝えることは至難の業である。味覚にも経験した食材ならばわかるが、食したことのない味を言葉で表すことも同様である。

 

 秋の収穫は米ばかりではなく、今の季節には木の実拾いもよい。大木になったトチの実や銀杏を拾う人も見られた。



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