アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

日本人の給料は破格に安い

2016-08-23 08:00:30 | つれづれ
かつて、円高華やかなりしころ、春闘について経営者側のセリフにこんなのがあった。「円高で日本人の給料は世界一になった。定時昇給もあるのだからベアなんて必要ない」と。

 この理屈でいうと、今は円安で日本人の給料は安くなっているのだから・・・となるはずなのだが、実態はこの記事でも紹介したとおり、日本の最賃はオランダの2/3程度。給料が上がる気配などみじんもない。
 やはり日本人の給料は安いということになるが、こんな記事を見つけた。ひとくちで言うと、「日本人の給料が破格に安いという認識が企業にはない」というもの。


 さらに言うと物価も安いという・・・考えてみれば、記事にあるように日本で500円あれば日本では普通にご飯が食べられるが、欧米ではと。
 難しい議論であるが、安くないと売れないからなので、裏返せば給料が安いからという・・・まさにイタチごっこだ。いずれにしろ記事にあるように日本の優秀な人材はとても安いということがいえそうだ。

 アメリカでは、一流大卒の三年目の給料は平均で1900万という。日本で個人としてそれだけもらうのは大変なことだし、平均でこの水準・・・なんてことはありえない。
 小生、会社にいた頃、上司から「アメリカのエリートたちは、お前なんかよりはるかに長時間勤務してんだよ」とよく怒られていた。

 口にこそ出さなかったが、「その分アメリカのエリートたちは、もっと高額の報酬を得てるんでは・・・」と。
 日本人の生産性が低いということについては、以前の記事にも載せたが、一方で本当にそれだけだろうかとも・・・


 記事にあるとおり、日本企業は、優秀な人材をとても安く雇用しているという認識が必要で、その人たちを活かし、もっと業績を上げようとすることが大切だろう。
 もっとも、多くの日本企業は安く雇用しているという認識はなく、さらに賃下げを考えているはず。これでは景気がよくなるはずもなく、年金もますます暗くなる。

 やはり、この状況では優秀な人材が海外に流出するのはしかたのないことだろう。これでは、優秀な人材は日本という国に見切りをつけるのは当然だ。
 かくして優秀でない人材だけが日本に残り、少子も高齢化も何の対策も取られないまま、それに気づくこともないまま、貧しい国になっていく・・・

 日本全体がゆでがえるになっている・・・いつ日本人は気づくのだろうか・・・あっ、ゆでがえるは気がつかないからゆでがえるなのか(汗)
 ときに橋本環奈はなんだと言われそうだが、これは「サラリーマンを応援するキャラ」なんだとか・・・って、かなり無理やり感が(苦笑)
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