週刊少年ジャンプ 感想

週刊少年ジャンプ 2010年30号 感想


めだかボックス

　今回は、球磨川禊の紹介回。



　ペラペラと色々な事を喋る球磨川だが、行橋には球磨川の思考が全く読めないらしい。
　心が無いという行橋の想像が当たっているとしたら、球磨川は所謂「哲学的ゾンビ」ってヤツなのか？

　でも、行橋の能力って、正確には心を読むのではなく、脳髄や神経の電気信号を受信するんだよな。
　だとすれば、球磨川に「心」とやらが無くても、「思考」を読む事は出来る気もするんだけど。
　まぁ、球磨川の身体が、電気信号を全く使わずに動いているというのなら、その限りではないか。



　球磨川が生徒会長だった事は、以前にも語られた。
　しかし、めだかによると、球磨川は「支持率０％で生徒会長になった」のだそうだ。

　たった数か月でリコールされたそうだが、支持率０％で当選って、どういう事？
　それに、「支持率０％」というのは、或る意味、めだかの「支持率９８%」以上に異常なんじゃ？



　また、球磨川は、色々なモノを「元に戻す」事が出来る様だ。
　原理は分からないが、今回の球磨川は、喜界島の服と傷、そして真黒の手術跡まで元に戻してしまった。

　…同じだ
　あれから三年も経つのに
　この人は何も変わっちゃいない



　このなんというか
　いいも悪いもいっしょくたにかき混ぜて
　全てを一瞬で台無しにする感じ――

　球磨川が「マイナス」に喩えられるのは、つまり、そういう事なのかね？
　善悪損益是非美醜抜きにして、これまで積み重ねて来たものを、全て巻き戻しちゃうというか。



　球磨川は、14人をやったのは、自分では無いと言いつつも、



　自分の頭にネジを刺し『じゃあこれでおあいこってことで。』と言って、去っていった。

　鍋島先輩のセリフによると、彼女たちを磔にしたのは、やはり球磨川だったらしい。
　めだか曰く、球磨川は「いつだって すがりつきたくなるような嘘をつく」のだとか。
　実際、球磨川は、めだかには応援していると言い、理事長には十三組を全員抹殺すると言っていた。

　何を考えているか分からない上に、相手に都合の良い嘘をつくというのは結構怖いものがあるな。
　阿久根が壊した人物は全部戻しておいたというセリフも、何処まで本当なんだろう？


　なお、球磨川に襲われた中で、唯一、鍋島先輩だけが元気だった。
　と言うのも、凶人の相手はしていられないと、鍋島先輩は早々に死んだふりをしていたらしい。

　もっとも、球磨川が巨大なネジで貫いた傷穴は、何故か既に塞がってしまったそうだが。
　鍋島先輩たちを襲った球磨川が、何をしたのかも分からなければ、何をしたかったのも分からない。

　個人的に、球磨川みたいなキャラは好きなので、今後の展開が楽しみ。単行本も買ってしまった。




こち亀

　たまにある、両さんがプラモの蘊蓄を語る回。



　カットアウトされても、両さんが喋り続けるオチに笑った。
　続きがあるものだと思ってページをめくったら、ホントにここで終わってるし。




ぬらりひょんの孫

　リクオが連れて来た妖怪の中で、土蜘蛛から逃げ出さなかったのは、鴆と雪女の二人だけかよ。
　土蜘蛛の畏に呑まれたとはいえ、敵前逃亡した奴良組の妖怪たちは破門ものじゃないか？




黒子のバスケ

　ＷＣ予選に出られるのは、ＩＨ予選上位８校だけだったのだそうだ。
　言い換えると、ＷＣ予選に出場出来るのは、各ブロック決勝まで進んだ学校だけ。
　なので、準々決勝で誠凛に敗れた正邦高校は、ＷＣ予選には出場出来ないのだとか。

　また、ＷＣの都代表は、全部で２校らしい。
　という事は、誠凛、秀徳、桐皇学園の中から、最低でも１校が落ちるのか。



　以前に登場した紫原が、正式に「キセキの世代」のセンターだと判明した。
　紫原のフルネームは「紫原敦」で、今は秋田の「陽泉高校」にいるのだそうだ。

　そして驚いた事に、火神のアメリカにいた頃の仲間が、その陽泉高校のバッグを持って登場。



　ストバスの大会で、正邦相手に圧勝してみせた彼の名は、氷室辰也。
　火神大我が「火」で「虎」なのに対し、氷室辰也は「氷」で「龍」なのね。とらド……、いや何でも。

　これからは、「キセキの世代」だけではなく、火神の元チームメイトも順次登場するのだろうか？
　その場合、「キセキの世代」の“色”みたいに、アメリカ組の名前にも統一性を持たせるのかね？

　あれ？
　という事は、将来の陽泉戦では、火神は紫原ではなく、氷室とマッチアップする事になるのか？
　そうなると、「キセキの世代」のセンター、紫原を倒すのは、同じセンターである木吉の役目？




いぬまるだしっ

　アリス、男の娘かよ。




銀魂

　九ちゃんと猿が可愛かった。

　ところで、九兵衛って、どんなキャラ設定なんだっけ？
　妙の事が好きなのは覚えているんだけど、男として生きているんだっけ？
　もう完全に女キャラだと認識していたので、母性愛の目覚め云々で「あれ？」と思ってしまった。




LOCK ON！

　あら、今回で打ち切りなのか。

　単行本を買う程ではないけど、毎号読む程度には面白かったのに。
　心配していたバトル化もしなかったし。