最終話 軌跡
「なんかのインタビューで和が言っていた
1年半くらい ずっとひとりでネットで打っていたって」
「和のひとりな時間はムダにならず 今の和を形作っている」
「私は2年半ひとりで山を駆け回っていただけ
和とくらべて最初はヘコんだけど」
「今は違うんだ」
「それもまた力になっているから――!!」
麻雀を続けていた友達と自分を比べ、最初はヘコんだという穏乃。
でも、自分が過ごして来た時間も、決して無駄ではなかったと気付けたというのは良いね。
ところで、しずがそうやって片肌脱ぎしたら、前面がフルオープンになってしまうのではないだろうか。
『阿知賀編』もいよいよ最終話。
準決勝が決着し、各校の明暗が分かれる時がやって来た。
現在の点数状況は、白糸台:123000点、千里山:105400点、阿知賀:101200点、新道寺:70400点。
東4局 親:鶴姫 ドラ:
この局も淡はダブリーを掛けるが、しずは15巡目に2600点を直撃してみせた。
今回のサイの目は右10で、淡がいつも和了る「最後の角」は王牌の3幢前。
だから追い付く余裕があったのかとも思ったのだが、それだけではないらしい。
フナQによって明かされる、しずの能力。
それは「山の深い所」をテリトリーとする力。
即ち、深い山の主!!
南1局 親:しず ドラ:
今回もダブリーを掛ける淡だが、サイの目は9で、「最後の角」は王牌の2幢前。
しずの支配域である「山の深い所」にある牌は、「最後の角」付近であっても淡に味方しない。
本来なら槓材となるハズの「最後の角」直前の牌で、淡はしずに11600点を放銃してしまった。
成程ねぃ。
しずは勝負が局終盤に縺れ込むほど強いのか。
そりゃ、一向聴地獄と海底を武器とする衣が厄介だと言う訳だ。
淡も能力的には一見有利に見えるのに、ダブリーに変な制約があるせいで逆転しちゃってるね。
そして、衣が疑問に思った様に、咲の嶺上開花がしずに通じるかどうかは気になるところ。
速攻型の選手には何でもないしずの能力が、魔物勢にとっては脅威となるというのは面白い。
あと、また「衣ちゃん」と呼んでいる咲と、「ちゃんではなく」と言っている衣に笑った。
南1局1本場 親:しず ドラ:
序盤を支配する淡の能力と、終盤を支配するしずの能力。
矛盾せず共存出来るかに思われた二人の能力だが、そこに異変が起き始める。
支配力ではしずの方が上なのか、「山の深い所」を押さえた影響が、序盤にまで及び始めたのだ。
これまで連続してダブリーを掛けて来た淡だが、この局は第1ツモの時点でまだ一向聴。
そして竜華は、淡がダブリーを掛けなかった事と、自分の手が3向聴だった事から何かを察した模様。
理由は分からないが、配牌からあったダブを落とすと、オタ風のシャボ待ちにして和了ってみせた。
中赤1――60符2飜の1本場は4200点。
この時、はしずの和了牌だった様だが、竜華がどうやってそれを見抜いたのかは不明。
しずの手には対子もあるので、危険度でいえば生牌のの方が上だった様に思えるのだが。
しずが右端にを置いてた事から、キャプテン同様「理牌の癖と視線移動」で単騎を読んだのか?
それとも、しずが2回戦で和了った七対子を見て、何らかの癖に気付いたのだろうか?
南2局 親:竜華 ドラ:不明
最後の親番。
ここで竜華は、温存して来た「最後の1回」の怜ちゃんを召喚する。
しかし、
フルフル。
……最後の最後でコレか。
怜ちゃんとは、一体何だったのか。
いや、結構和了らせてもらったし、竜華の言う通り和了れないと分かるのも無駄じゃないけどさ。
この局も、淡は4巡目にリーチを掛けていた。
ツモ
6巡目にしずも追い付いたものの、何故かこの手を片和了りのダマに受ける。
その上、鶴姫から出たを見逃し、
点数の下がるで、300・500の和了り。
だが、この不可解な和了りが、オーラスで大きな意味を持つ事になる。
南3局 親:淡 ドラ:
この局は、哩のリザベ局。
淡はまたリーチでコンボを止めようとしたが、鶴姫はお構いなしに8000・16000を和了ってみせた。
多少はしずの支配の影響もあった様だが、結局のところ、哩と鶴姫のコンボは誰も止められなかった。
遂にやって来たオーラス。
各校の持ち点は、阿知賀:111500点、千里山:102100点、新道寺:98900点、白糸台:87500点。
トップの阿知賀と2着の千里山は、当然和了れば決勝進出。
新道寺は2着と3200点差。
親なので70符1飜なら3400点だが、現実的には出和了り3900点以上が条件か。
また、ツモなら1000オール以上、千里山直撃なら2000点以上。
ラスに落ちた白糸台は、2着と14600点差、3着と11400点差。
条件は出和了り16000点、ハネツモ、千里山から12000点直撃のいずれか。
そして、
しずが300・500ツモで白糸台との点差を1400点拡げたため、淡との点差は丁度24000点。
同点の場合は普通に上家取りらしく、淡は起家だったしずからハネ満を和了る事が出来ない。
淡以外大物手を狙わないこの状況では、しずはほぼセーフティリード。
南4局 親:鶴姫 ドラ:
大物手は要らないため、スピード優先で手を進める穏乃たち。
だが、不承不承ハネツモの手を作っていた淡が、が槓子になった事で方針を転換した。
ドラ
槓裏はだと信じる淡は、この手をダマにするのを止めてリーチ。
にも関わらず、鶴姫のを見逃してまで、淡はトップ逆転を狙う。
同巡に竜華がを切ってるけど、これはの間違いかな?
見逃しの甲斐あってか、淡は3人聴牌を掻い潜って、ツモ。
しかし、例によって裏ドラを見ないで点数申告しようとした淡をしずが制止した。
「大星さん!
カン裏 見た方がいいですよ」
そう言われ、淡が開いた裏ドラ表示牌はと。
ツモ
つまり、淡のこの手は、リーヅモ中一通赤2でハネ満の3000・6000止まり。
「残念だけど 大星さん
そこはもう あなたのテリトリーじゃない」
試合終了!!
最終的な点数は、阿知賀:108500点、白糸台:99500点、千里山:99100点、新道寺:92900点。
阿知賀女子、何と準決勝トップで決勝へ進出!!
いや~、僕はフツーに、白糸台がトップ、阿知賀は2位通過と予想していたので、この結果は驚いたなぁ。
白糸台が決して本気ではなかった。赤土監督の対策がハマった。能力の相性が良かった。
阿知賀有利に働く要素は多かったけど、まさか優勝候補筆頭の白糸台に勝ってしまうとは。
先鋒戦の頃、準決勝はここで終了してしまうんじゃないかと心配したのが嘘みたいだ。
各校の個人成績はこうなった。
決勝に進出したのは阿知賀と白糸台だけど、大将の獲得点数はマイナスだというのは面白い。
レジェンドさんの言っていた通り、準決勝での阿知賀の勝利は総合力での勝利という感じだね。
のどっち。
阿知賀の決勝進出が決まり、のどっちは楽しそうな表情で帰って行った。
一方、タコスの表情が険しいのは、すばら先輩を応援してたからかな?
白糸台。
2位通過は出来たものの、王者として課題の残る結果になった白糸台高校。
自らが残した結果に満足がいかなかった選手たちは、各々決勝戦での雪辱を誓っていた。
「次は100回倒す――!! 高鴨穏乃!!」
しかし、淡はトップに固執した事で、結果的には命拾いしたんだな。
鶴姫が切った牌で和了っていたら、リーチ一発中一通赤2のハネ満止まりで敗退していた訳で。
トップを狙った2人が決勝進出し、2位狙いの2人が敗退したのは皮肉なのか必然なのか。
阿知賀女子。
控え室に戻り、しずと憧は再び服を交換。
しずに「憧の体温であったかい!」と言われ、赤くなるアコチャー可愛い。
監督の希望で、決勝戦のステージの下見に訪れた阿知賀女子。
そこで、赤土晴絵は小鍛治プロとの邂逅を果たし、軽い挨拶の後にこんな言葉を口にしていた。
「そういえば………
私もプロを目指すことにしました」
「この子たちの優勝を 見届けてからですけど」
臆する事なく小鍛治プロと向き合えている事に、自分で驚く赤土晴絵。
そして赤土晴絵は、ここにいる教え子たちが、自信になっていた事に気付く。
これで「阿知賀のレジェンド」のトラウマも払拭されたのかな?
自信を取り戻した赤土晴絵が、プロとしてはどのくらいの強さなのかは興味深い。
21世紀――
全国高等学校麻雀選手権大会
毎年1万人以上の高校生たちが覇を競いあっていた
これは その頂点を目指す 少女たちの軌跡――――!!
「おそいよ 和っ」
「今―― 行きますね」
ラストでしずたちがのどっちに掛けるセリフは「おそいよ 和っ」だったかぁ。
早くのどっちも決勝に進出して、一緒に遊べる日が来ると良いね。
これにて『阿知賀編』は完結。
ああ、感無量だなぁ。
第1話から最終話まで、毎回面白かった。
そして、小林立&五十嵐あぐりの新連載が、今度はビッグガンガンで始まるらしい。
その最新作も、『咲-Saki-』のスピンオフなのだろか?
いずれにせよ、続報を楽しみに待つ事にしよう。
「なんかのインタビューで和が言っていた
1年半くらい ずっとひとりでネットで打っていたって」
「和のひとりな時間はムダにならず 今の和を形作っている」
「私は2年半ひとりで山を駆け回っていただけ
和とくらべて最初はヘコんだけど」
「今は違うんだ」
「それもまた力になっているから――!!」
麻雀を続けていた友達と自分を比べ、最初はヘコんだという穏乃。
でも、自分が過ごして来た時間も、決して無駄ではなかったと気付けたというのは良いね。
ところで、しずがそうやって片肌脱ぎしたら、前面がフルオープンになってしまうのではないだろうか。
『阿知賀編』もいよいよ最終話。
準決勝が決着し、各校の明暗が分かれる時がやって来た。
現在の点数状況は、白糸台:123000点、千里山:105400点、阿知賀:101200点、新道寺:70400点。
東4局 親:鶴姫 ドラ:
この局も淡はダブリーを掛けるが、しずは15巡目に2600点を直撃してみせた。
今回のサイの目は右10で、淡がいつも和了る「最後の角」は王牌の3幢前。
だから追い付く余裕があったのかとも思ったのだが、それだけではないらしい。
フナQによって明かされる、しずの能力。
それは「山の深い所」をテリトリーとする力。
即ち、深い山の主!!
南1局 親:しず ドラ:
今回もダブリーを掛ける淡だが、サイの目は9で、「最後の角」は王牌の2幢前。
しずの支配域である「山の深い所」にある牌は、「最後の角」付近であっても淡に味方しない。
本来なら槓材となるハズの「最後の角」直前の牌で、淡はしずに11600点を放銃してしまった。
成程ねぃ。
しずは勝負が局終盤に縺れ込むほど強いのか。
そりゃ、一向聴地獄と海底を武器とする衣が厄介だと言う訳だ。
淡も能力的には一見有利に見えるのに、ダブリーに変な制約があるせいで逆転しちゃってるね。
そして、衣が疑問に思った様に、咲の嶺上開花がしずに通じるかどうかは気になるところ。
速攻型の選手には何でもないしずの能力が、魔物勢にとっては脅威となるというのは面白い。
あと、また「衣ちゃん」と呼んでいる咲と、「ちゃんではなく」と言っている衣に笑った。
南1局1本場 親:しず ドラ:
序盤を支配する淡の能力と、終盤を支配するしずの能力。
矛盾せず共存出来るかに思われた二人の能力だが、そこに異変が起き始める。
支配力ではしずの方が上なのか、「山の深い所」を押さえた影響が、序盤にまで及び始めたのだ。
これまで連続してダブリーを掛けて来た淡だが、この局は第1ツモの時点でまだ一向聴。
そして竜華は、淡がダブリーを掛けなかった事と、自分の手が3向聴だった事から何かを察した模様。
理由は分からないが、配牌からあったダブを落とすと、オタ風のシャボ待ちにして和了ってみせた。
中赤1――60符2飜の1本場は4200点。
この時、はしずの和了牌だった様だが、竜華がどうやってそれを見抜いたのかは不明。
しずの手には対子もあるので、危険度でいえば生牌のの方が上だった様に思えるのだが。
しずが右端にを置いてた事から、キャプテン同様「理牌の癖と視線移動」で単騎を読んだのか?
それとも、しずが2回戦で和了った七対子を見て、何らかの癖に気付いたのだろうか?
南2局 親:竜華 ドラ:不明
最後の親番。
ここで竜華は、温存して来た「最後の1回」の怜ちゃんを召喚する。
しかし、
フルフル。
……最後の最後でコレか。
怜ちゃんとは、一体何だったのか。
いや、結構和了らせてもらったし、竜華の言う通り和了れないと分かるのも無駄じゃないけどさ。
この局も、淡は4巡目にリーチを掛けていた。
ツモ
6巡目にしずも追い付いたものの、何故かこの手を片和了りのダマに受ける。
その上、鶴姫から出たを見逃し、
点数の下がるで、300・500の和了り。
だが、この不可解な和了りが、オーラスで大きな意味を持つ事になる。
南3局 親:淡 ドラ:
この局は、哩のリザベ局。
淡はまたリーチでコンボを止めようとしたが、鶴姫はお構いなしに8000・16000を和了ってみせた。
多少はしずの支配の影響もあった様だが、結局のところ、哩と鶴姫のコンボは誰も止められなかった。
遂にやって来たオーラス。
各校の持ち点は、阿知賀:111500点、千里山:102100点、新道寺:98900点、白糸台:87500点。
トップの阿知賀と2着の千里山は、当然和了れば決勝進出。
新道寺は2着と3200点差。
親なので70符1飜なら3400点だが、現実的には出和了り3900点以上が条件か。
また、ツモなら1000オール以上、千里山直撃なら2000点以上。
ラスに落ちた白糸台は、2着と14600点差、3着と11400点差。
条件は出和了り16000点、ハネツモ、千里山から12000点直撃のいずれか。
そして、
しずが300・500ツモで白糸台との点差を1400点拡げたため、淡との点差は丁度24000点。
同点の場合は普通に上家取りらしく、淡は起家だったしずからハネ満を和了る事が出来ない。
淡以外大物手を狙わないこの状況では、しずはほぼセーフティリード。
南4局 親:鶴姫 ドラ:
大物手は要らないため、スピード優先で手を進める穏乃たち。
だが、不承不承ハネツモの手を作っていた淡が、が槓子になった事で方針を転換した。
ドラ
槓裏はだと信じる淡は、この手をダマにするのを止めてリーチ。
にも関わらず、鶴姫のを見逃してまで、淡はトップ逆転を狙う。
同巡に竜華がを切ってるけど、これはの間違いかな?
見逃しの甲斐あってか、淡は3人聴牌を掻い潜って、ツモ。
しかし、例によって裏ドラを見ないで点数申告しようとした淡をしずが制止した。
「大星さん!
カン裏 見た方がいいですよ」
そう言われ、淡が開いた裏ドラ表示牌はと。
ツモ
つまり、淡のこの手は、リーヅモ中一通赤2でハネ満の3000・6000止まり。
「残念だけど 大星さん
そこはもう あなたのテリトリーじゃない」
試合終了!!
最終的な点数は、阿知賀:108500点、白糸台:99500点、千里山:99100点、新道寺:92900点。
阿知賀女子、何と準決勝トップで決勝へ進出!!
いや~、僕はフツーに、白糸台がトップ、阿知賀は2位通過と予想していたので、この結果は驚いたなぁ。
白糸台が決して本気ではなかった。赤土監督の対策がハマった。能力の相性が良かった。
阿知賀有利に働く要素は多かったけど、まさか優勝候補筆頭の白糸台に勝ってしまうとは。
先鋒戦の頃、準決勝はここで終了してしまうんじゃないかと心配したのが嘘みたいだ。
各校の個人成績はこうなった。
先鋒戦 松実玄 (阿知賀): 74700点( -25300点) 宮永照 (白糸台):196200点( +96200点) ☆TOP 園城寺怜 (千里山): 80900点( -19100点) 花田煌 (新道寺): 48200点( -51800点) 次鋒戦 松実宥 (阿知賀): 99300点( +24600点) 弘世菫 (白糸台):187400点( - 8800点) 二条泉 (千里山): 50500点( -30400点) 安河内美子 (新道寺): 62800点( +14600点) 中堅戦 新子憧 (阿知賀):102900点( + 3600点) 渋谷尭深 (白糸台):177100点( -10300点) 江口セーラ (千里山): 87500点( +37000点) 江崎仁美 (新道寺): 32500点( -30300点) 副将戦 鷺森灼 (阿知賀):112900点( +10000点) 亦野誠子 (白糸台):117700点( -59400点) ★WORST 船久保浩子 (千里山): 95600点( + 8100点) 白水哩 (新道寺): 73800点( +41300点) 大将戦 高鴨穏乃 (阿知賀):108500点( - 4400点) 大星淡 (白糸台): 99500点( -18200点) 清水谷竜華 (千里山): 99100点( + 3500点) 鶴田姫子 (新道寺): 92900点( +19100点)
決勝に進出したのは阿知賀と白糸台だけど、大将の獲得点数はマイナスだというのは面白い。
レジェンドさんの言っていた通り、準決勝での阿知賀の勝利は総合力での勝利という感じだね。
のどっち。
阿知賀の決勝進出が決まり、のどっちは楽しそうな表情で帰って行った。
一方、タコスの表情が険しいのは、すばら先輩を応援してたからかな?
白糸台。
2位通過は出来たものの、王者として課題の残る結果になった白糸台高校。
自らが残した結果に満足がいかなかった選手たちは、各々決勝戦での雪辱を誓っていた。
「次は100回倒す――!! 高鴨穏乃!!」
しかし、淡はトップに固執した事で、結果的には命拾いしたんだな。
鶴姫が切った牌で和了っていたら、リーチ一発中一通赤2のハネ満止まりで敗退していた訳で。
トップを狙った2人が決勝進出し、2位狙いの2人が敗退したのは皮肉なのか必然なのか。
阿知賀女子。
控え室に戻り、しずと憧は再び服を交換。
しずに「憧の体温であったかい!」と言われ、赤くなるアコチャー可愛い。
監督の希望で、決勝戦のステージの下見に訪れた阿知賀女子。
そこで、赤土晴絵は小鍛治プロとの邂逅を果たし、軽い挨拶の後にこんな言葉を口にしていた。
「そういえば………
私もプロを目指すことにしました」
「この子たちの優勝を 見届けてからですけど」
臆する事なく小鍛治プロと向き合えている事に、自分で驚く赤土晴絵。
そして赤土晴絵は、ここにいる教え子たちが、自信になっていた事に気付く。
これで「阿知賀のレジェンド」のトラウマも払拭されたのかな?
自信を取り戻した赤土晴絵が、プロとしてはどのくらいの強さなのかは興味深い。
21世紀――
全国高等学校麻雀選手権大会
毎年1万人以上の高校生たちが覇を競いあっていた
これは その頂点を目指す 少女たちの軌跡――――!!
「おそいよ 和っ」
「今―― 行きますね」
ラストでしずたちがのどっちに掛けるセリフは「おそいよ 和っ」だったかぁ。
早くのどっちも決勝に進出して、一緒に遊べる日が来ると良いね。
これにて『阿知賀編』は完結。
ああ、感無量だなぁ。
第1話から最終話まで、毎回面白かった。
そして、小林立&五十嵐あぐりの新連載が、今度はビッグガンガンで始まるらしい。
その最新作も、『咲-Saki-』のスピンオフなのだろか?
いずれにせよ、続報を楽しみに待つ事にしよう。
新連載は1年の時の荒川憩がインターハイ個人戦を勝ち進む漫画を希望したいですね。
白糸台も決勝ではまた本気でくると思うし、なかなか楽しみ。もちろん準決勝の第2試合も楽しみだけど。
しかも後半南三局の姫子の役満ツモまではプラスだったわけだし
矢は避けられるは、大物手連発されるは、
はめられるは、足元すくわれるは
ある意味さんざんだったな。
ただこの終わり方で決勝まで何年も掛かるかと思うとつらいものがあるな
新連載はきっと咲関連だろうから咲成分不足しないですみそうなのはうれしい
のシズとアコが可愛いね~
穏乃ちゃんかっこいい
実は阿知賀より千里山と新道寺のほうが遥かにキャラが魅力的だと思う。宮守と同じ惜しかった。
でも白糸台が勝ち進んでよかった。てるてるのギギギなやつにもすごく気になる。
あとは、あわあわ可愛かった。
まさか隠乃が咲の天敵になるとは。
山の花を隠しきれるか、見つけられるかの勝負。
決勝が非常に楽しみですね。