2010/5/2~5 掛川合宿

2010-05-05 19:38:08 | 自転車
東海道中を自転車旅行してきました。

コースは八王子~湘南~箱根峠旧道~沼津~静岡~掛川~浜名湖の往復
二泊三日で実走600kmの旅。


【1日目】
6時15分、八王子をキンタさん、アギーちゃん、僕の3人で出発し次の集合場所、東名入口、セブンを目指す。走り始めてすぐ、アギーちゃんは遥か彼方に消えて行く。相変わらず速い。

残された2人で1時間ほどR16を南下し、予定時刻に第二集合場所のセブンに到着。
既にMOCOさん、TAKAさん、リラッウマくん、お見送りのふじくん、ぴぉさんが待っていました。時間も押していたのでコースを確認し境川CRへ、
途中、親父さんが現われる。膝を負傷したとのことなので心配をしていたのですが自転車に乗れるまでに回復されてました。藤沢からは東海道へ、ここで親父さんとお別れ。



湘南を気持ちよく巡航。烏帽子岩、富士山などを見ながら走ることだけで旅行気分。ほどなくし小田原に到着。箱根峠を椿ラインもしくは箱根旧道で行くかで意見が分れる。
前者は日本有数の絶景、後者は「箱根に来たのなら旧道」と言われるサイクリストの勲章のようなもの。
最終的には後者を選択。今回のイベントのタイトルに何気に書かれていた「脚力精鋭」、主催者MOCOさんの思いか。


箱根旧道のスタート地点である三枚橋というところでしばし休憩し、アプローチ、まずは温泉宿街を通過する。この辺りは道幅も狭く、10%程度の勾配はある。最初から飛ばすつもりはなかったが、いきなり心拍が上がっていた。しばらくすると分岐や平坦地、下り坂があったりコース間違えたかな?とも思ったりもしたが、それでも少しづつ斜度はきつくなり、ここが箱根旧道であることを身体が教えてくれた。

畑宿から上の部分の七曲りと呼ばれところは、さらに斜度が増す。特に左コーナはちょっと力をいれればウィリーができそうな勢い。さすが「天下の険」といったところです。それでも目的地である甘茶屋までへろへろになり上がり切る。

その後、芦ノ湖でここまで同行していたリラッウマくんと分れる。
箱根峠からは三島までは、長い長い下り、遠くに三島の街と海を臨むロケーション。ここでいつものタイタニックフォーム。背筋を伸ばし、目線を高く、両手を翼に見立て水平に、次々とコーナをクリア、鳥になった気分を味わう。もう最高!


沼津で昼食をとり、さらに西を目指す。


それにしても静岡から見る富士はでかい。静岡と山梨で富士山はどちらに属するかという論争があっがた、山梨出身の僕としては山梨だろうと思っていたが、これは静岡に分がある・・・

沼津、富士、由比、静岡と次々に通過するがコースはさっぱり、とにかく自転車には優しくない。バイパスで足止め、国道が走れず市道を走ったり、TAKAさんがコースを調べてくれていなかったら全員遭難?してました。



藤枝あたりで夕日に向かい走行(左の写真)、感動もの、疲労は蓄積されるがその分、感動も積み増される、そんな旅もそろそろクライマックス。掛川に入ったころには既に日は落ち、辺りは暗くなっていた、闇に浮かぶ掛川城を左手に右折、MOCOさん先頭で感動のゴール・・・240km走破。ピットで抱き合う面々・・・・

その後、多大なるおもてなしを受け、みなでワイワイ、夕食&大宴会。楽しかった。




【2日目】
TAKAさんと僕は浜名湖うなぎツアーに出かける。実は浜名湖は思い出の地(真ん中の写真)、10数年前、初めて参加したウインドサーフィンの全日本選手権がこの地で行われた。我らチームは9位。個人的には100位くらいと敗戦。1日目の強風レースに翻弄された結果だった。その後1年を通し練習を積み、数年で全国3位を重ねられる強豪チームへの変貌した。
おっと話脱線しましたね。まあ。昔話ね。
そうそう、うなぎ屋。MOCOさんお父さんに紹介して頂いた「清水屋」は本日休み。近くにうなぎ屋さんがあったのでそちらに入るが、繁盛店か1時間は待たされる。
うなぎにケチをつけられる舌は持ち合わせてないのでコメントはできないが国産であることに間違いはなさそう・・・おいしく頂きました。



浜名湖からは天竜を経由し、次の目的地「ならここの里温泉」を目指す。往路と打って変わり、復路は農村地帯の絶好のコース。
温泉近くで4kmほどのワイディングロードも難なくクリアし16:30に到着。ここで1時間の温泉タイム。石に囲まれた露天風呂、つるつる感のある湯質。ゆっくりくつろぐ。

帰宅時間を18時と伝えてあったが若干遅れ気味、掛川のMOCOさん宅へ急ぐ。


2日目も、1日目に増して楽しい食事とお酒、お父さん、お母さんを囲んで自転車談義が永遠と続く、
途中、伊豆一周をしているリラッウマくんから掛川に来るとの連絡が入り、皆で近くの交差点までお出迎え、
1日しか経ってないが再開をみなで喜ぶ、今日も楽しい1日だった・・・・

本日の走行120km。


【3日目】
本日が最終日、東京に戻らなくてはならない。
出発前、皆で記念撮影を行う。(右の写真)

お父さんがが近道を教えてくれると車で引いてくれた。お母さんがこっそり「お父さん行きたいんだよ」と言った一言に親心が隠れていたでしょう。ルームミラー越しの娘の姿にどんな思いだったがは分りませんが、素晴らしいご両親だと感じました。
本当・本当にお世話になりました。

デザート峠(通称)を超え楽しかった掛川に分れを告げる。ここからはなぜか下り基調、Av.31程度で東へと・・・
来た道を帰るのだが、由比、静岡辺りの道は相変わらずわかりません・・・

しかし、なんだ、アギーちゃんの速さは異常。我々が由比にいる頃は清水にいるし、箱根の手前で食事している頃には箱根を1本登り終えて来たとのこと、どうも倍の速さで走っているとしが思えない。

食事を終え、帰路最大の難関、箱根峠に挑む。アギーちゃん別格としてもMOCOさんの走りにはたじたじ、スタート時点で100mほどの
差があったので抜けるかなと思いきや峠頂上では差は開いていたように思える。MOCOさんは私より峠は速いことが判明した瞬間。ああぁ。次、会ったときには負けないようにしないと。
箱根旧道の下りから国府新宿までは各自思うのままフリー走行。国府新宿で二子多摩川組にとお別れ、本当に楽しい3日間でした。MOCOさんこんな楽しいツアーを主催した頂きありがとうございました。また参加者のみなさんお疲れ様でした。



最後になりましたがMOCOさんのご家族皆様の暖かいおもてなしに感謝いたします。

本日の走行       240km
掛川ツアートータル   600km

GWトータル       900km

2010/4/30 柳沢峠

2010-05-01 14:39:43 | 自転車
今日は峠にゆく。

はっきり言って平地派のなので峠はちょっとね・・・

ただ行ってしまえば登らなくてはならないので

日帰りで行ける峠を並べ走ることにした。

1)和田峠 
2)犬目峠(←おまけ)
3)笹子峠 
4)柳沢峠 

トータル200km




 朝、6時に家を出発。まずは1番目の和田峠を目指し、陣馬街道をひたすら西へ。

【和田峠】-----------------------
 標高688m。昨日につづき登る。昨日は小雨、完全のウエットだったが、今日は快晴。ただ、ところどころで水が流れて土も溜まっており徐行運転を余儀なくされる。タイムを計りたかったが諦め、ほどほどのスピードで登りきる。
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 上野原から鳥沢までの区間は甲州街道を走るより眺めがいいので旧甲州街道を走ることにした。その途中のある犬目宿が犬目峠になる。

【犬目峠】-----------------------
 標高540m。中央道に沿うような道筋。眺めがよい。しかし東京側からだと「峠はどこ」と言うような、なだらか勾配。反対側の大月側から登ればかなりきつい峠となる。
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 鳥沢からはまた甲州街道に戻り、猿橋、大月へ。大月には私の母校があるのでちょっと寄る。懐かしい、何年ぶりだ。ここでは思いっきり詰め込まれたが、完全に落ちこぼれていた、授業は寝むかったし、英語なんてよくわからなかった。まさに劣等生。その後、まあよく立ち直ったものだ、今では海外を一人旅できるようになっている。まあ、人間気合いだね。(変わってないや)。

 ちょうど野球部が遠征に行くためにバスに乗り込んでいたので手を振って送り出した。

 大月から初狩、笹子と進み、甲州街道をそのまま行けば、笹子トンネルがあり甲府盆地に抜けられるが、トンネル内は路肩がほとんど無く背中越しに車がバンバン走っているので危ないこと、きわまりない。予定通り、迷わず峠をゆくことにした。


【笹子峠】-----------------------
標高1,096m。これほど、自転車で走りやすい峠はあまりないのでは、車はほとんど来ないし、道もしっかりしている。なによりマイナスイオンが満ちているような雰囲気があるところがよい。峠としては緩やかな勾配を幾重にも折り返し高度を稼ぐタイプ。峠頂上に洒落た面構えのトンネルがあり、そこをくぐると大和村になる。ここから甲府盆地まではひたすら長い下りがつづく、昔の人は良くもまあ、こんな長く、高い峠を越えていたものだとつくづく関心した。
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 勝沼から柳沢峠への入口まではフルーツラインと言う農道を走る。盆地の外環の1/4を走り東から北へ移動する。


【柳沢峠】-----------------------
標高1,472m。過去2度、奥多摩側から登っている。その時は6時間延々坂を登りやっと到着できた。ともに、山頂には雲が流れ、霧が立ち込めていた。魔性の峠のイメージ。今日は甲府側から登る。勾配はきつくはないが1,000m一機に上がるため、峠の難易度としては私が知る中ではNo.1。まあ、地元の人は普通と言うかもしれないが八王子からいくつもの峠を越えて来た足にはやはり超ド級。
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2時間ほどかけ登り切り、後は下るだけと思ったが寒さという大きなワナが待っていた。寒い。ひたすら寒い。指は千切れそうだし、足、腕、胸、顔、すべて寒い。1km下れない。工事現場からビニールの袋を拝借して胸に入れても変わらない。これほど寒いとは思いもしなかった。対策はない。結局、鼻水たらしながら、我慢大会、走っては休み、走っては休むことを繰り返し人里まで15kmを下った。服屋を教えてもらうが3年は売上なしというような店。センス以前に商品管理に問題があったので何も買わず、別の店でラップを購入。身体をぐるぐる巻きにした。