プレス金型メーカー「株式会社ナカムラ」の最新情報

株式会社ナカムラはプレス金型設計製作の専門メーカーです。様々なプレス金型に対応して設計製作しております。

はやいもので・・・

2012年01月21日 | Weblog
あけましておめでとうございます。
1月に入り、もう半ば過ぎになってしまいました(^^ゞ

お客様への挨拶回りもひと段落して、正月気分もすっかり抜けてきました。 

今年こそは実りのある年にしたいものです(-。-)y-゜゜゜。

さて今日は、金型に使うばねの話を少し・・・。
プレス型に使うバネは部品メーカーの標準品として様々な種類があります。
バネの仕事や用途に応じて選定するのですが、これがなかなか難しいのです。
たとえば、ブランク型やピアス型に使うパンチのストリッピング用のバネは、抜き周長を計算して加工材質等の抜き力を求めてから、ストローク量と使用回数等を加味して選定をします。この場合は、計算さえ間違えなければ、比較的簡単に決めることが出来ます。

問題なのは、順送型等で複数の工程があって上曲げ下曲げ混在の場合には頭を使います^_^;
ストリッパベンドする場合には、配置のバランスと強力なバネ力が必要になり、金型も大きくなる傾向になります。そんなときに打って付なのが、ガススプリングです。

最近では、種類も多くなり選定する機会もかなり増えてきました。
利点として、強力な力が出るのでコイルバネと置き換えた場合、本数を減らせるので金型の穴加工がかなりの割合で減らせます。

また、金型のサイズを小さくすることが出来るので、取り回しも楽になって来ます。

ただ、問題はお値段が・・・高い(T_T) 背に腹は代えられないので泣く泣く使う場合も多々あります。 

それはさておき、最近はハイテン材も440は当然、60kg、80kg、100kgなどなど、材料が硬~くなってきています。 これからはますますガススプリングの出番が多くなって来そうな予感です。(-。-)y-゜゜゜では、また。

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