Bicyle and Mountain Dialy

About Exploring to the Nature

NZ日記 12/19-21 wwoof 4-6日目

2016-12-19 21:42:45 | 日記
12/19 wwoof 4日目


朝、8時前に起きる。
なんと、まだ眠たい。

朝起きた瞬間に眠たいとかんじる感情はとても久しぶりだ。そう毎日学校に通っていたころのような。

最後にこの感覚を味わったのは、花木で朝版をしていた頃か。



日本を出てからは、目覚まし時計で起きるようなこともなく、10時を超えて寝ることもなく、小学校入学以来最も健全なヒトとしての生活を送ってきた。




なぜか眠たいが、朝食の準備に行かなけれならない。
重たい頭を上げて、ズボンを履き替えれば、もう眠たくないのだが。





そういえば今日は、海に浮かぶ夢を見た。
だれかと。
だれかは思い出せない。



海のど真ん中だった気がする。
イルカとシャチがこちらへむかってくるのは覚えている。

そして大きなザトウクジラがダイブした。


ザトウクジラが着水したと同時に、ニュージーランドのリトルアカロアの小さな小屋で目が覚めた。


















さて、今朝もぼくが一番乗りでダイニングに入った。
追ってクラウディアとキムが入ってきた。


朝食はポーリッジ。
なんとも懐かしい響きだ。

アンナプルナとエベレストでは大変お世話になった、ぼくの定番朝ごはん。

こちらのポーリッジはいかがだろう。



こちらは、ネパールほど水分が多くない気がする。濃いおかゆみたいな、そんなかんじ。


そこに、さすがニュージーランド。
キウイやいちご、ちいさなりんごみたいなやつとラズベリーなど、様々なフルーツで彩られる。


さらに、ヨーグルトまで入った。
なんとまぁ、豪華なポーリッジだ。

ネパールでは決して食べられない。







やみ〜〜♩









さて、今日もぼくはキッチン。
キッチンマスターと自称している。

全ての場所をぼくが支配している。
なんでキムじゃないのか。




今日は、ジャーを洗いまくり、蓋を探し、
また別の棚を磨いてからそこにしまう。

3時間か4時間ほどか。
集中して取り組む。

途中、キムがオーガニックコーヒーを入れてくれた。
ニュージーランドの有機栽培、自然農法の話をしてくれたが、少し話が難しかったが、
ニュージーランドの自然に存在する栄養バランスのとれた土壌は、有機栽培にはいいみたい。

が、高いみたい。

ハグレーパークの横にあるマーケットがおすすめだと昨日教えてくれた。

土曜日か日曜日に開かれているので、タイミングが合えば翌月か翌々月、行って見たい。





クラウディアは、フレンチなまりの英語で聞き取りにくいときがあるが、お互いの英語能力を知っているので、話しやすい。
彼女のヒアリング能力は、スピーキング能力に比べかなり優れている。


キムのネイティブ英語はやはりときどき聞き取れる程度で、聞き取ろうといつも挑戦しているが、聞き取れた単語や熟語の意味を思い出したりしているうちに、流れるように会話は次へと進んでいく。



が、ここにきてようやく、単語の切れ目がわかるようになってきた。
最初はどっからどこまでが1つの単語なのか、とか、いま何個の単語が流れて行ったのか、とか混乱していたが、ようやくそのブツ切れの単語でぼくの頭の中に整列するようになってきた。



まだまだヒアリングは難しいが、少しの進歩はやはりうれしい。
わからなかった表現や単語は調べ、使いやすい表現は自分のものにしていきたい。





コーヒータイムの後も、キッチン掃除の続きをして、そしてお昼ご飯だ。


今日のお昼もサラダライス。
というか、サラダ。

あと昨日のパンの残り。




お腹が空いていたので、サラダだけでは死んでしまう。こともない。が。
バターをたっぷりつけて、パンを食べた。



パンうめ〜〜まじで。笑
絶対日本で作ろう。笑









お昼ご飯を食べたあとは、クラウディアとお話をした。
彼女はフランス人なので、チーズにかなり詳しい。
そのため、トレッキングに持っていくチーズのおすすめをきいた。
ドライなチーズならなんでもいいんじゃないかな?と。
クライストチャーチに帰って、スーパーに行った時に教えてくれるとのことだ。
ありがたやー!!




あとは互いの国のチーズを含めた食事事情などを話した。

その後、ぼくは再びトレッキングの計画を練り、
天気がめちゃくちゃよかったので、カメラを持ってお散歩することに。




家の真裏でひつじが鳴いている。
かわい〜(*´-`)





六甲山牧場の羊が懐かしい。
かれらに会いたくなってきた。





こにらのひつじは、日本の観光牧場のような羊とは全く異なり、種類は同じなのだが、警戒心がめちゃくちゃ強い。


決して近寄らない。
10m以上近づけない。


すぐに逃げられてしまう。






接写はできないので、遠くからひつじを眺めつつ、ニュージーランドのランドスケープの1つとしてひつじを捉えていた。




今日は昨日、海から見えていた岬の先端まで行ってみた。

牧草は長く伸びており、半ズボンで行ったことを後悔した。

岬からは、Raupo Bayがとてもよく見える。
ここの海はとても綺麗で、水はもちろん、砂も綺麗。

漂流しているゴミも1つとして落ちていない。




海の青、空の青、芝の青、
ニュージーランドは本当に青がきれいで、
いろんな青がきれいなグラデーションでランドスケープを鮮やかにする。




あぁ、なんてきれいなんだ〜





ちょうどいい倒木に座って一息ついてみたり、
うさぎやひつじを追いかけてみたり、
やることもなくくるっと回ってみたり、


そう、なにをしてもいい。
時間もある。



日本にいる人がこれを見れば、
なにをやっているんだと思うかもしれないが、
ごめんなさい、これほどの幸せはなかなかない。

今を思う存分、楽しんでます。






そして、のんびり部屋へ帰った。
うしも一頭だけいた。







部屋へ帰ると、強烈な花粉症に襲われた。
めがかゆくてかゆくてたまらない。

日本のよりも強いぞ、これは。





今年は日本で花粉症に会わなかった。
立山の春山に花粉を届けるのは厳しいからだ。




が、ここにきて花粉を食らった。
くそぉ。つらい。




そしてクラウディアも散歩から帰ってきて、
晩御飯の支度をしにいく。


今日はハンバーグとフライドポテト!



お腹がすいて倒れそうだったので、ポテトをすこし欲張った。

ハンバーグも大きめ。



だが、たりない笑


まぁ、激しい運動もしていない。
食べ過ぎは良くない。




食後、クラウディアと政治の話になり、
アメリカのガン保有の話や、日本やフランスの選挙の話など、かなり難しいサブジェクトだったが、ぼくのつたない表現でも彼女はあきらめずにきいてくれたし、理解しようとしてくれた。

フランス人女性を見直した。


かなりいいディスカッションができた。









話の途中で、見知らぬ男性が部屋を覗いてきた。
かれは新しいウーファーだ。

ドイツから来たが、2日間だけだ。
なんのためにきたのか。笑



疑問は残るがきっといい人だ。
すこしの時間だが、いい出会いになることを期待したい。




話し込んでいると9時半だった。
まだ明るい。さすがニュージーランド。

フランスもこんなかんじだとクラウディアは言っていた。
緯度が高い国は羨ましいな。

もし日本ももう1時間日が長ければ、文化も変わっていただろうに。




明日も掃除だ。
明日でキッチンをしっかり終わらせられるようにがんばろ。









12/20 wwoof 5日目

朝起きて、やはり眠たい。
寝足りないのか、、、。


やはりネパールにいたときのように、本能のままに寝て、本能のままに起きるのがヒトとしてベストなようだ。



ひとまず、キッチンへ向かう。
誰もいないのは、もうお決まりだ。


そしてキムとクラウディア、あと新しいドイツ人ドビーも加わる。



朝はポーリッジ。
ムスリとの違いは暖かいか冷たいか。


今日も果物たっぷりで、おいしいポーリッジ。
ちょっと足りないけど。



そしてキッチン掃除。
今日はかなり終わりに近づいた。





今日は130歳のファイアプレイスを掃除した。
サビというか、もうそういう次元ではないくらい、朽ちている。

でもいまは存在しないオリオンというニュージーランドのメーカー製で、とてもかっこいいエンブレムが特徴的だ。


前からかっこいいなとは思っていたが、
磨いてみると、ひときわかっこよさが増す。





あとは棚をきれいに仕上げて、埃を飛ばし、
きったない冷蔵庫を掃除した後にそれは捨てるかもねと言われ、ふむふむとしたあと、
昼食を食べた。



昼食はサラダライス。
今日知ったが、ライスではなかった。
小麦の一種だった。



あとはパン。
パンがやっぱりうまいんだよな〜








昼食後はトレッキングの計画を詰めた。



セントアーノードとハンマースプリングが中間の村になるが、ここで計画通り行くかが不安だ。

ハンマースプリングに関しては、12/31に到着する予定なので、宿に空きがあるかも心配だ。
予約したいが、予定より早まるとこれまた問題。

さいあくキャンプすればいいので、予約はしていない。
セントアーノードも同様に。

ただセントアーノードではDOCのサービスド キャンプサイトがあるので、宿でなくても問題ないかなと。



明日食料調達だが、かなり不安だ。
これだけ長い食料計画はたてたことがない。
そもそもどれだけ歩けるかもわからない。

不安だらけだ。




ちなみに、トレッキングは、
アーサーズパスからはじまる。

まずアーサーズパスに2泊する。
1日目にアバランチピークへ日帰り登山をするためだ。

2日目からテアラロアをスタートする。

予定では7日間のトレッキングでボイルビレッジへ抜けられる。
そこからヒッチハイクでハンマースプリングへ。


ハンマースプリングへ1泊か2泊してから、
ボイルビレッジへ戻り、テアラロア復帰。
ボイルビレッジから7日間でセントアーノードへ。

セントアーノード周辺はスーパーがないので、
明日食料を買ってchchの郵便局から輸送する。

そしてセントアーノードからネルソンへ抜ける。
その後時間があれば、北東部でキャンプをして楽しむ予定だ。

ハンマースプリングはスーパーがあるから、食料輸送しなくてもいいし、ハンマースプリングに到着した時に食料が余っていてもそこから必要な分だけ買い足せばいいだけなので、最初はザックに入るだけ買おう。

セントアーノードへ送る分にしても、最悪余ったら次の宿もしくはテン場で自炊すればいいので、問題ない。


要はケチって、ハンガーノックになるのだけは避けたい。
予算もそこまでかつかつじゃないはずだがら、すこし豪華な朝昼晩を毎日取れるくらいは持ち歩こう。


chchのバックパッカーズもぼくのいらない荷物を預かってくれるので、極限までいらないものを預け、極限まで食べ物を入れよう。
うん、それがいい。

歩けば歩くほど、軽くなる〜





食料計画はそれなりに、
あとはガス缶とソーラーパネルなど、その他必要なものをいかに効率よく揃えられるか。


忘れ物をすると、なかなかに大変だ。
リストは作ったが、不安で仕方がない。


今までの山行を思い出しながら、忘れ物には気をつけたい。
山の中で、

あれないっ!

はしんどい


念入りに念入りに。








そして夕食は薄味のカレー。



その後、キムがメディテーションのレクチャーをしてくれた。


メディテーションは瞑想という意味だが、
キムはチベタンブディズムを勉強していたので、仏教と思想や禅にも詳しい。




4人で線香の香りが漂うゴンパの中で、
メディテーションが始まった。


まず、その思想から教えてくれた。

大事なことは、何にもとらわれないこと、無。
Be free

そして、呼吸に集中すること
and concentrate to the bless

様々な感情が浮かんでは消え、浮かんでは消え
を繰り返す。


短い時間ではあるが、目を閉じて、瞑想する。




いろんな感情が浮かび上がるが、
呼吸をするたびに、その感情は消え、
さらには指先の感覚がなくなり、
腕の感覚がなくなり、
だんだんと、口元と新鮮な空気が肺に運ばれる感覚以外なくなってくる。




そして目を開けて、ふとリラックスすれば、
一気に体の神経は研ぎ澄まされて、
手汗をかくくらいにあつくなっていた。





メディテーション、ちょっと継続してやってみようかな。
今の自分に1番必要なものかもしれない。













12/21 wwoof最終日

いつもと同じ朝。
ポーリッジとフルーツたくさん。




そして、今日はキムさんステイ最終日。
いろいろな経験ができたwwoofも最終日。


最後はキッチンと、ゴンパの床を磨いて、終わった。



お昼もいつも通り。


今日はすこし、パンをたくさん食べれた。
このパンは最高だ。







出発まで、のんびりしてくれとのことだったので、
お気に入りのティンバーベンチに腰掛け、
ラウポベイを見つめていた。








メディテーションをしてみた。




















風の音や、
風に揺らされそよぐ葉の音、
羊、鳥の鳴き声、
波の音、










いろいろな音があるのに、どれも協調しあい、
自然の中にいる幸せを感じさせてくれる。








メディテーションは呼吸に集中する。

でも口をすこしあけて、
自然の空気が体の中に浸透していき、
体の中から音が聞こえる








もっと呼吸に集中する










すると、体が存在しないかのような、
宙に浮いているかのような、
そんなかんじ














そしてリラックスすると、
体の感覚が研ぎ澄まされ、
心が落ち着かされる




今後なにをするにしても、
メディテーションをすることで、
今一度自分がどこにいるのかを再確認でき、
目の前のことに集中して取り組むことができる。











ありがたい景色は、メディテーションをするのにうってつけだ。
























そして、キムとクラウディアとクライストチャーチへ戻る。
そして、パッキンセーブで降ろしてもらった。












今回のwwoofの目的は、
トレッキングのスケジュール作成をする時間を得ることと、
Kiwiのことを知り、
そして英語の上達だ。



キムがたくさんの時間をくれたので、
スケジュール作成ら念入りにすることができた。
これについては、また別の記事にて。




あとKiwiを知ること。
日常生活からこれを知ることは、なかなか難しいことだった。

食事はまぁ洋食だし、パンを普段から作る文化や、クリスマス、正月の過ごし方など、
一般的なことは簡単に知ることができる。


でもあとは人それぞれの性格だから、
ここだけでは判断できないだろう。


さすが海外と思うことは多々。笑





だが意外だなと思ったこともたくさんあった。
ここには書きたくないが、他国への様々な感情は驚きがあった。






Kiwiの生活は、とても快適だった。











そして問題の英語。



最初の2日間は途切れずに話す内容は全く聞き取れなかった。
仕切り直して聞こうとしても、むり。


だから、3日目から、単語単語の区切れに集中して聞いてみた。
すると、ブツ切れの英語のパーツの側面が見えた気がして、なんだかイメージがしやすくなった。

そして4日目、5日目と、
知らない単語がでてきたときは文脈判断もできなかったが、
簡単な会話や知ってる内容に関しては、本気で集中すればすべて聞き取れるようになった。


とっても大きな成長だと思う。
長い友達のかんたは、最初の5日間がすごく成長したと感じたと言っていた。

なんかそのかんじなのかもしれない。







だが残念なことに、これから1ヶ月、山にこもる。
この耳が飛んで行かないことを祈りたい。















さて、そんなかんじでwwoofは終わりました。
お金のないわれわれにとって、
非常に貴重な体験をさせてくれながらもごはんと寝る場所を与えてくれるのは、ひじょーにありがたい。


ワークアウェーも同じなので、
海外長期滞在するなら、これは1つの手段だ。





とてもいい体験だった。
ありがとう、kim.claudia.tobi




また会いたい。












さて、そしてクライストチャーチに戻り、
トレッキングの準備を本格化。

必要なものを揃えてから、
明日アーサーズパスへ出発する。



次の更新は10日後、年末になりそうだ。

人生最大のロングトレイル。
アーサーズパスからネルソンまでだ。
距離にして3、400km、
日本でいうところの、大阪から富山くらいかな?

まず最初のセクションの10日間。アーサーズパスからボイルビレッジというところまで。
10日分の食料を担いで、歩く。


25kgくらいかな、、、



でもきっと、最高のトランピングになるだろう。
なにを見つけることができるだろうか。
楽しみで楽しみで仕方がない。

それでは。

アカロアの絶景とともに。























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