昭ちゃんのひとりごと

地方議員経験者としての オヤジのつぶやき

虚偽報告か?(筑前町議会議員 笠 昭一郎)

2006年11月15日 10時09分20秒 | Weblog

 昨日は午前9時から議会全員協議会でした。議題は今回のいじめ自殺事件と教員の飲酒運転事案の2件です。

 型どおりに教育長と教育課長から一連の報告がありました。しかしその内容に疑問が残る点が若干ありました。

 1点目は、 「いじめ自殺後も継続していじめが発生しているという報道があるが、その事実は現在確認されていない」

 2点目は、 「7人のいじめグループが存在しているという報道もあるが、7人が誰なのか確認されていないし、そのようなグループは存在しない」

 私は上記の2点について、 「事実ですよ」 という証言を得ています。事実確認はしていませんが、信頼できる人からの証言です。当局の発表がまったく虚偽だとは断定できませんが、大いに疑問が残る ことは確かです。

 何を目的として、何を根拠としてそのような報告になるのか理解できません。生徒へのアンケートは1回目が記名式で、2回目が無記名式で行われました。ところがそのアンケートの設問に遺族側から異論が出ています。そして3回目の無記名アンケート実施を約束しながら、未だに実施されていません。

 3回目のアンケートは 「調査委員会」 が実施する意向のようですが、約束したことは実行されていません。しかも疑問が残るアンケート内容だったと指摘されていますので、生徒の意見収集で真相に迫る内容ではなかったと思います。

 7人グループについても同様で、既に町民の間では実名が取りざたされています。これはマスコミ関係者の証言でも明らかです。

 情報隠しに徹する当局の姿勢が真相解明を遠ざけています。議員の中からもマスコミ報道への批判が出ました。確かにすさまじい取材攻勢でしたが、あれだけの事件でしたから私は当然だと思っています。マスコミに語れば、筑前町の悪評をばら撒いた裏切り者扱いを受けます。冗談じゃありません。その姿勢こそが今回の事件を生んだ土壌であることに、なぜ気づかないのでしょうか。

 だからいじめがあっていても、教師にも両親にも話せない子どもたちを作っているのです。真相解明は徹底した情報公開しかないと思いますが・・・。