二年ほど前、半年くらい籐工芸を習いましたが、途中でやめてしまい材料の籐だけが多量に残りました…。
それで本を見ながら編んでみたのが卵入れのかご。
なぜ辞めたかというと…。
全く要らない物を作らされる。…ワインラックとか(ワインを籐のラックに入れてテーブルにセットするようなお洒落な生活はしてないし…)、状差しとか、ガラスを挟んだお盆とか…。(まあ、カルチャースクールって大体そうですけど)
基本技術の習得のための作品ということですが、技術そのものは口伝えでテキストなし…カリキュラムはあるけどテキストは無し。メモを取ってもやはりよくわからないし、生徒は私一人ではないので、他の人に説明している間手を止めて待っていなくてはならないし(それぞれ進度が違うので別の作品)。
てなわけでやめてしまいました。それでも籐の扱いの基本は少し教えてもらったし、籐を扱うのにいい季節になったので、以前買った本を見て作ってみました。(籐工芸の本は新しいのはあまり出ておらず、図書館でいくつか借りて、良さそうなのをあらためてネットで探して、古本を買いました)。
これは比較的分かりやすく丁寧な本です。
そしたら、やはりもっとカゴを作りたくなってまた図書館へ。今は籐よりエコクラフトという紙のテープのかご作りの方が主流で、そちらの手芸本はたくさんあります。材料が入手しやすく、また安価で手軽だからでしょう。(100円ショップでも売ってました)
籐工芸・エコクラフト工芸を幾冊か借りた中から作ったのがこれです。
「エコクラフトで編むバッグ・かご・小物」荒関まゆみ著。お手本は真っ直ぐですが、これは、はからずも口がだんだんすぼまってしまった…まあ、自分としては上出来な方だと思います。(^^;)
籐工芸の本もエコクラフトの本も数冊借りて、中を見た感じでは、籐工芸の本は工程に関してはそう詳しくはなく、基本は誰かに習わないと分からない。大体1980年代前後の本です。エコクラフトの方は新しく、工程が細かく示され非常に分かりやすい。習わなくても大体分かる様になってます。時代でしょうか、手取り足取りていねいな感じです。
ただこの荒関まゆみさんの本はネット書店を探したら品切れで、古書をアマゾンで購入しました。
このカゴ、何が面倒だったかというと、この取っ手のグルグル巻き…。
巾2ミリほど、長さ4メートルの紐をぐるぐる巻いていきます。
その先端は猫の恰好の遊び道具。
…。
紙テープの方が爪にやさしそうです。
籐も紙テープも、結構指に力がかかり、ガンガンやってるとどちらも手が痛くはなります。しかし、血を出すまで頑張ったとは…(^^;)。
ちょっとずつやった感じでは、編んでいるときは籐の方がいうことをきかせやすい感じがしますが、スタートと仕上げ段階では、紙テープは切って貼っての「糊」を使えるので、格段に楽です。