チャン・ドンゴン イ・ヨンエ主演 『ドクターズ』

韓国版『白い巨塔』と言われている『ドクターズ』（原題：医家兄弟）全１６話を見ました。韓国ではMBCミニシリーズとして1996年に放送されたものなのでかなり昔のドラマな雰囲気がプンプンします。

韓国版『白い巨塔』と言われるだけにチャン・ドンゴン扮するスヒョンが財前五郎って感じです。『白い巨塔』と違うのは、『ドクターズ』の舞台は個人経営の総合病院であること、また、正義感が強いジュンギ（ソン・チャンミン）と常に新しい手術に挑戦して名声を得ようとするスヒョン（チャン・ドンゴン）はともに外科医で兄弟（といっても実の兄弟ではない）であることです。

チャン・ドンゴンはかなり「むかつく医師」を演じています。悪役ですね。チャン・ドンゴンのこんな姿はちょっと新鮮です。イ・ヨンエはそのチャン・ドンゴンの恋人役で登場します。彼女も同じく内科医なので、この設定も『白い巨塔』にはありませんね。

『白い巨塔』のような教授選はありませんが、総回診はありました（笑）。

それにしてもこの病院、やたら医療ミスが多く、医者のまわりにいる人が次々と病気になるという、、、、現実には有り得ない病院なのが笑えます。また、1996年の作品ということもあり、女性陣のメークがかなり濃いです。真っ赤な口紅べっとりで、医者がそんな厚化粧をしてもいいのか！と思わずつっこみたくなりました。

とにかくつっこみどころは満載です。日本の昼メロドラマのような雰囲気をかもし出しています。
ラストは「え？そうきたか？」という感じで若干びっくりしましたが、最後の最後は盛り上げるだけ盛り上げておいて、「お、感動だ。これは泣けるかも。」と泣く準備をしていたのにも関わらず、終わり方があまりに呆気なく、涙がちょちょぎれました。


昼メロドラマ好きな人にはお勧めです。

評価：★★☆☆☆

ドクターズ DVD-BOX エスピーオー このアイテムの詳細を見る