ギターマンには、かなわない。(live&radio and more!!)

斎藤誠さん応援サイト「ギターマンにはかなわない。」の姉妹ブログ。
ライブ、ラジオのことが中心です!!

FMヨコハマ ARTIST SPECIAL(POP ROCK SHOPの巻) 1

2008年02月17日 | 2008年ラジオ
2008年2月17日(日)

FMヨコハマ ARTIST SPECIAL(POP ROCK SHOPの巻) 1

■あらかじめのおことわり
ラジオのエアチェックしたときの電波状況がいまひとつで、
聴き取りが難しいところがあり、完全なものではありません。
明らかなこちらの聞き間違いや、勘違いあるかと思います。

また、読みやすいように非常に稚拙ではありますが「我流」にて編集した部分も多々あります。
お話した言葉一字一句そのものではありませんので、悪しからずご了解のうえご覧いただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。

====================================

M:誠さん
K:駒村多恵さん(パーソナリティ)

~オープニングトーク、バレンタイン直後という話題を受けて・・・誠さんが登場します。


==「意外とワクワクしますよ、この歳になっても」==

K:今日お会いするこの方は、たくさん毎年チョコレートをもらってるのじゃないかと想像されますけれども。
ご紹介しましょう。
毎回いろいろなアーティストをお招きして、音楽とトークをたっぷりとお届けしています、ARTIST SPECIAL。
今週のフィーチャリングアーティストは、この番組にはひさしぶりの登場となります。
斎藤誠さんです。ようこそ!

M:どうもこんばんはー。ホントにお久しぶりでございます!

K:お久しぶりです。ごぶさたしております。

M::チョコレート食べ過ぎて胃が痛いというか、歯が痛いというかね。にきびが出てきたとかね・・・。

K:(笑)ざっくりざっくりな感じですか、毎年?

M:いや、すいません・・・うそです!
最近、おせんべとかいただくことも多くて。あんまそういうもん、食べ過ぎちゃいけないって感じてくれるみたいでね。

K:ああそれは・・・最近・・・。

M:おせんべでも、ハート型してるのがあったりして。

K:いろいろバラエティに富んでいて面白いですよね、最近。

M:この時期は意外とワクワクしますよ、この歳になっても。

K:・・・えー、なってもって・・・斎藤さんて、ちなみに今おいくつでいらっしゃるんですか。

M:よくぞ訊いていただきました!こないだね、業界では【ゲージュー】と言われている、ね、50に・・・ハイ。

K:おめでとうございます!

M:すいませーん。もう自分でこうやって手を叩くかしかないかなっていうぐらいの。

K:えー、でも若いですよね。だって、たぶん世の50歳の男性はその赤いチェックのシャツは・・・、

M:あっ、しまった!

K:・・・似合わないですよ。

M:・・・ホントに似合ってます?

K:ええ!

M:ああよかった!
今日、駒村さんに会うっていうことで、どうしようかなチェックで大丈夫かなとかね。もう少し渋みをきかせて、スーツのひとつでも着てくるべきかなって、いろいろ考え
たんですけども。

K:持ってない!

M:持ってないし、そんなもの。・・・・すいません。

K:いやいやいや、ホントに斎藤さんは前回お会いしたときも、とっても愉快で楽しくて・・・素敵な優しい大人の男性というね!

M:・・・ポリポリポリポリ。

K:今日もすごい期待しております。そして、なんとそこに見えるのは!

M:こんなところにギターが!(じゃん!・・・ギターの音)

K:きゃー!

M:あっさりとEのコードを・・・。

K:・・・ということで、もしやギターの弾き語りなんぞ。

M:するかもしれません、させていただくかもしれません。

K:あ、嬉しいですね!ホントに皆さん是非楽しみにしていただきたいと思いますが、
なんといっても、1月30日にリリースされたニューアルバム「POP ROCK SHOP」からのナンバーを聴きながら・・・、
これも久しぶりのオリジナルアルバム・・・。

M:そうですね、6年ぶりになりますね。

K:そうなんですよ。思いのたけをいっぱいしゃべっていただきつつ、最近こういうこと面白いよ、ということを話していただけるといいなと思っていますので。

M:わかりました。了解です。

K:では1曲いってみましょう。最初にお届けしますのはニューアルバム「POP ROCK SHOP」から、去年の7月にシングルとしてもリリースされています。こちらのナンバー紹介お願いします。

M:斎藤誠、「天気雨」。

~「天気雨」、オンエア

==煮えきらない男。==

K:お送りしましたのは、斎藤誠さんでニューアルバム「POP ROCK SHOP」に収録されています「天気雨」でした。
斎藤誠さんをお迎えしてお届けしている、今夜の「ARTIST SPECIAL」。
さっそくお話を伺っていきたいんですが、今お届けしましたこの「天気雨」、レコード会社移籍第一弾シングルと・・・。

M:そういうことになりますね。
だから結構、もう1回自分の手綱っていうか、何ですかね、ベルトを引き締めてですね、もう1回1からやり直してみよう、フレッシュな気分で作りましたね。

K:へええ。斎藤さんがそういう気持ちになるんだ、っていう・・・。

M:僕のこう、リセット人生ですよ・・・毎回1回1回変えるのが好きなんですよ。ゼロに戻すのが。
だから・・・それがいけないっていうのもあるんですけど、なんかめんどくさくなって、モヤモヤっとしてきたら、よしもう1回最初の地点、スタート地点に戻ろうっていう・・・すぐそういうことしますね。

K:じゃあ今回、移籍第一弾だからこんなふうにしようみたいな・・・自分に課したこととか・・・。

M:はっきりしたものはないんですけれども、素直に曲を作ろうっていうのはありましたね。
大体僕の曲の中によく出てくる、煮えきらない男って必ずいまして。これが大体一枚のアルバムの中に、3、4曲そういうヤツがいるんですよ。
で、こうなってくると・・・もう25周年ってことになるんですけども・・・もうそれが1つ、自分のカラーだっていうふうに心得てしまってですね・・・。

K:煮えきらないカラーですか。

M:煮えきらない男、そしてちょっと弱虫なね。
女性を目上に考えている男性という、そういう目線をじゃあ、これをシングルにしてね、自分の一番最近の名刺代わりのシングルにしちゃおうっていうふうに考えま
したね。

K:へえ。煮えきらないキャラって面白い!

M:考えてみると、自分がそうだからしょうがないですね。素直に机に向って詞を書いていると、そんなのぱっかり出てくるんですよ。

K:じゃあ、そうじゃないものを作ろうと思ったらかなり気合いがいるというか・・・。

M:・・・ムリに近いですね。たとえばオレについてこい・・・なんだろう・・・オレがオマエを・・・(しばし考え込む)ほら、出てこないでしょ?今、出てこないもの!!そういうことなんですよ。

K:(笑)なるほど!自分の中にないと!!

M:女性を支えるだなんて意識が、アタマん中ないですよ。支えられたかな、大丈夫かな?て意識はありますよ。
うん、だもんですから・・・、こういう唄が、、、

K:それが何と言うか、柔らかいサウンドにつながってるんでしょうね。そんな気がしましたけど。

M:うーん。

==「天気雨」ゲストボーカル・川嶋あいさんのこと。曲を作るペースのこと。==

K:で、この曲はシンガーソングライターの川嶋あいさんがゲストボーカル!

M:そうなんですよ。

K:すごく心地よい・・・ハーモニーですね。

M:川嶋さんは、僕が川嶋さんのダブルスコア以上ですからね。
川嶋さん21歳のシンガーソングライターですからね。だけど、完全に僕またさっき言った通りですね。女性の方が僕より目上な感じで、スタジオの中で。

K:そうなんですか。

M:もうね、川嶋さん落ち着いているじゃないですか。ね。
だから僕なんかソワソワしちゃって。「そこの唄い方、そんなに無理しなくていいですよ・・・」・・・いいです!って(笑)。

K:(笑)敬語だ!おかしいですね!完全におかしいですね、キャリアとして完全に違いますよね。

M:キャリアとか、そんなとき関係ないんですよ。もう緊張してますから。

K:でも、なんで川嶋さんを選ばれたんですか?

M:川嶋さんが、僕のやってる番組にゲストで来てくれたことがあって、その時に川嶋さんの本とか読ませていただいて、あの人のちょっと苦労した人生に僕は打たれたんですね。
この人とお話だけじゃなくて、音楽も一緒に作ってみたいっていう純粋な意識が生まれて・・・。

K:へええ!!

M:その後、・・あの・・セッションがあった後は、時々お会いすることがあって、今度ゴハン食べに行こうなんて言ってるんですよ。だから、世代を超えた男女交際が・・・・!!!・・・ないですけど。

K:(笑)世代を超えた!

M:絶対有り得ないんですけども。なんかそういうね、最初は叶えられなかったような出会いが、素敵なセッションを生んだということで、僕はこれを非常に大事にしてるんですけどね。

K:でも、斎藤さんてその世代を超えて・・・すごく仲良くさせていただきたい気分になる方だなあって感じがしますね。

M:そうですか、よかったあ!

M,K:(笑)

M:いや、だからなんていうんだろうな。
人によっては「おまえ、いい歳して!」っていう感想を述べる人もいると思うんですよ。ね?もうちょっと、ちゃんとしろよと、若い人から見て。
だけど、今みたいなことを言っていただくと、もうあと2、3曲書けるようなね。

M,K:(笑)

M:原動力になりますから、そういうの。

K:じゃんじゃん書いていただきたいんですけど。

斎藤さんなんですけども、改めて、久しぶりなんでご紹介させていただきますと、1983年10月、アルバム「LA-LA-LU」でデビューですから、さっきおっしゃいましたけ
ど、今年25周年と・・・。

M:そういうことになります。

K:これまで新作含めて11枚のオリジナルアルバムと、バラードベストアルバムをリリース。
・・・どうですか、この枚数?

M:んー、数えてみたらそんなものだったといいうことで。まあ普通にコンスタントにやっていたら、25年やってんですから、もうちょっとあってもいいんですよ。
ね、2年に一枚あったとしてももう少し。だけど、なんか自分のペースというのをある時につかんで、それでいかないと自分の考えていることとか、作りたいと思ってるメロディとかが生まれてこないようなね、ペースがあることが自分の中であることがわかって。10年くらい前なんですけども。

K:それは・・・どういう?

M:あのね、無理したら出ることは出るんですけども、やっぱりたとえば1つの出会いとか、、、
よく僕曲を作るときに自分の手帳を見て作ったりするんですよ。
たとえば、前のアルバムから今までの手帳をみんな引っ張り出してきて、「どんなやつに会ったっけなあ」って。
それで「あ、こういう女性に会った。よし!この人と恋したことにしちゃお」そういうことをよくやったんですけども。

K:そういうときの出来事みたいなこと、書いてるんですか?

M:いや、書いてはいないんですけど。書いていないだけに、妄想が膨らむんですよね。

K:はあ。

M:そう言ってるんだったら、面白いかもしれない。あのとき、こういう言葉をかけなかったから、あのヒトとはそこで別れちゃったんだ・・・という話だとか、自分の中で作るわけですね。だから、そういう自分のほんとの出会いみたいなのが、自分の経験がないとペースがきちんと曲作りのペースがつかめないというようになっていった。
決してもう、私小説というものではないんですけども、自分の歩調と同じ曲作りをするようにしています。

K:ということは、ストーリーありきで曲も詞も書かれるっていうことなんですか。

M:曲は先に書いちゃうんですよ。僕は昔からほんっとに音楽ファンで、メロディはどんどんどんどん作っちゃう方が好きで、それはストックされてるんですけども、そこにぶつけていく詞を書くときに、必ずこうストーリーを考えたり・・ええ、しますね。

==歌詞カードの秘密?「色んなことをしたいんですね。ライブ中も、それから普段も。」だから・・・==

K:そうなんですか。
斎藤さんて、1年通してすごくお忙しいですよね。サポートしても活動もされてますし、名ホストを務めるマーティンクラブジャパン、リバースツアー、、、

M:やってますねえ。

K:ねえ、されてますし。ネブラスカと称した弾き語りライブもされてますし。

M:そういうことです。

K:サザンオールスターズのサポートギタリスト!もう色んな方の・・・すごい、何ですか、
ものすごいペースが維持するのが大変だったりとか、どんな風に動いてらっしゃるんだろうとか思うんですけど。

M:あ。それ最近、自分でもわかんなくなりますよ。

K:ええっ?!

M:それこそスケジュール帳・・・またスケジュール帳の話ですけど、ああそうか、明日はこの人と会うんだ!みたいな感じで、あんまり次の日のことを考えないように・・・むしろ、だけど、会ってきた人のことを噛み締める・・・みたいな。そういうふうなペースですね。

K:でも、先々の予定は埋まりますよね。リハだとか・・・たとえば。

M:そうですそうです、その通りです。で、リハ終わって、次の日はもうどこへ行って、ツアーのたとえばリバースツアーだったら、唄を唄うだけじゃなくて、あの・・
・司会進行みたいなことするんですよ。
そういうペース配分みたいなのも、何となく自分のカラダの中で落ち着いてきましたね、最近。だから、そんなに苦じゃないんです。

K:へえ。1年のどのくらい、どういうことをされているんですか?

M:・・・まず、朝歯磨いて(笑)。
いやいや、とにかく音楽人生だとは思いますよ。だからずっとギターを弾いてられるってことでね。それほど変化はないんですね。振り幅はそんなにないんですけども、自分で思っているのは、何をやっていても自分の音楽に戻ってきたときにそこに集中して、他でいろんな人に出会ったことを、ま、ネタにして、自分のものに全部しちゃうぞ!っていういい意味でのエゴがね、自分にありますから。

K:じゃあ、何か他のお仕事、サポートとかをされてても、おうちに帰って自分の時間ていうか、自分のためのこう・・曲とか、曲作りとか、自分のためのギターを弾くとか。

M:それはうちに帰ってこなくても、やってる最中でも「ああ、これすごい!」とか思って。人とやってるときに、すごい!とか思ったときに、あ、これは自分では出来ることなのか、出来ないことなのか、その瞬間に考えながらやってることありますね。

K:ええーっ!!

M:いろんなこと考えてますね。だから、あの・・・歌詞覚えられないんですけども(苦笑)。

K:さっきね・・・言っちゃって大丈夫ですか?今ね、このースタジオに歌詞カードがファイルされたものがね、ぽん!と置いてあるんですね。これは?と、伺ったところ、歌詞が覚えられない・・・と。

M:これ、デビュー当時からです。25年前から歌詞覚えたことないです。いや、覚えようと努力しますよ!
でも、なんかこうライブやってるときに、いろんな気持ちが、いろんなとこいくんですよ。たとえば、ドラム!今かっこよく入ってきた!じゃあ、ギターこういう風に弾こうとかね、歌詞変えちゃおうとかね。後ろのベースのメンバーにちょっとイイトコ見せよう!そんなことばっかりライブ中考えてるんですよ。
だから・・・時々、ちらっと見ます、歌詞を。

K:あまりにいろんなとこに神経を巡らせているあまり、歌詞だけに集中することが出来ないと。

M:歌詞に集中すりゃあ、ほんとの歌手なんでしょうけども。でも、なんか色んなことをしたいんですね。ライブ中も、それから普段も。

K:普段も?

M:普段もですね、ええ。

K:ライブ中・・・そうかあ、確かに。映像のことも考えて、あーってなってると歌詞も・・・。

M:そうです。だからたとえばお客さんパッと見たときに、時々泣いてくださるお客さんとかいて、もうそういう時やばいです。オレもヤバくなっちゃいますから。もう、すぐ!歌詞見たり。

M,K:(笑)

M:だからそこで、自分も悲しくなったり、感動したりとかしちゃいますからヤバいです。自分、ちょっと冷静に戻さなきゃって。

K:そういう意味でも歌詞カードは・・・。

M:そうなんですよ、そうやって一度落ち着ける。

K:へえ、面白いですねえ。
と、そんなお話したところでまた、斎藤誠さんのニューアルバム「POP ROCK SHOP」からこちらのナンバーお届けしましょう。ええ、50歳のお誕生日を迎えられたということで。

M:ああ、そういうことで!自画自賛みたいになっちゃいますけども。そういう意味じゃないですけども!
あの、なんかみんな世界中で誕生日っていう日にちを使って、ケンカしたりとか、イザコザがあったりしたときに謝ったり、「いやあ、悪い!」っか言って仲良くしようっていうふうなことを、世界中で言い合ったら、なんか楽しい世の中になるんじゃないかなって、そういう想いを込めて作った曲です。

K:はい、それでは聴いていただきましょう。「バースデー」

~バースデー、オンエア

K:お送りしましたのは、斎藤誠さんのニューアルバム「POP ROCK SHOP」から、「バースデー」でした。

FMヨコハマARTIST SPECIAL、今夜は斎藤誠さんをお迎えしてお届けしています。この時間は、斎藤さんの近年の活動、歌詞カードの秘密について迫ってみました。

M:(笑)。

K:次のパートでは、ニューアルバム「POP ROCK SHOP」について、たっぷりとお話伺います!


へ続きます。

最新の画像もっと見る