![東京拘置所(小菅、2006.2.25撮影)](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/31/9aea80772d6581a522b02325165eedfe.jpg)
東京拘置所:左手正門、右手茶色の塀沿い奥が通用口
(小菅、2006.2.25撮影)
「接見した弁護士によると、堀江
被告は逮捕前より髪が伸び、少し
やせた様子」(産経新聞、2006.3.15)
といわれていたが、まさにそのとおりで、体重は8キロ減り入所前より
大分若く見えた。髪はライブドアの創業当時を彷彿させるほどの長さに。
昨日4月27日の夜、ライブドア前社長堀江貴文被告(33歳)は逮捕か
ら94日ぶりに保釈された。大勢の報道陣が待ちかまえる中、薄い青色
のトレーナー姿で東京拘置所通用口を出てきた堀江被告は、報道陣に向
かって「世間をお騒がせし、申し訳ございませんでした。株主、従業員、
関係者の皆様、ご心配をお掛けしました」「大勢の方に励ましをいただ
き、ありがとうございました」と大声で叫び、頭を下げた。
約3ヶ月の拘留中、堀江被告は韓国語の勉強を始めるとともに、司馬遷
の「史記」など中国の歴史書、クジラや南極関係の図鑑、さらに山崎豊
子氏の長編小説「白い巨塔」などの小説など約200冊を読んだ。
検察官の取り調べにはほとんど全面否認し、強気で通したようだ。その
一方、独居房での拘留が長引くにつれ、もともとおしゃべりの堀江被告
は、人恋しさが募るのか弁護士の接見とその時の雑談を心待ちにしてい
たという。
拘留中、今回の人生最大の挫折に対し堀江被告が何を思い感じたか、も
ちろん本人しか分からないが、多分多くのことがあるはず。これから長
い裁判が始まるが、この教訓をいい方向に生かしてほしい。僕は人ごと
だから言えるのかもしれないが、認めるべきは認め、早く清算した方が
氏の人生にとってむしろ賢明では。
裁判はこれからだが、有罪の可能性が高い。よく、人間の器が大きくな
るのは“大病した時”と“刑務所に入った時”と言われる。堀江被告に
は一回り、あるいは二回りさらに大きくなって、ぜひ復活してほしいと
思う。
追記(2006.4.29):
堀江被告は保釈後、自宅のある六本木ヒルズにもどった後、
弁護士らと缶ビールと巻きずしで慰労会(?)を行った。
また、周辺にたいし、今回のことを次のように語った。
「自分の人生を振り返る時間があった」「生き急いだかもしれない」
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