爺ちゃんの戯言(たわごと)

時の速さに置いてきぼり!

松方弘樹の死

2017年01月25日 | 日記
松方弘樹が脳リンパ腫と言う10万人に1人の確率で発症すると言う難病で亡くなりました。
74歳はまだまだ若すぎる。
大親友の梅宮辰夫が骨になった友の姿を見て死んだらどんなスターでもどんな大スターでも・・・おしまいだ!
死んだらおしまいだ!・・・と涙ながらに発した言葉には私も胸が締め付けられました。

松方弘樹の生前の豪放磊落な生き方が各局で報じられ映画の出演場面も数多く流れました。
私がまだ中学生だった昔々、・・・松方弘樹は当時時代劇スターの御大近衛十四郎の息子として、北大路欣也は更に大御大の
市川右太衛門の息子として同時期に東映が力を入れて売り出した二世映画スターでした。

当時は時代劇全盛期の東映に於いて二人は将来を嘱望されたニューフェイスでした。
そして今、二人とも押しも押されぬ大スターになっています。

【仁義なき戦いの】映画が極力取り上げられるの仕方がないでしょう。それだけインパクトが強い役どころでした。
しかし私は【仁義】より【県警対組織暴力】と言う映画の方が、より素晴らしい出来栄えの映画だったと思います。
今またビデオを借りて観てみても時代が40年ばかり前の映画なのだが、そんなことは全く関係ないやはり実に面白い映画でした。


暴力団取り締まりの県警の刑事に菅原文太、やくざ一家を背負う若頭を松方弘樹、そして梅宮辰夫が演じたエリート県警刑事の
三者の絡み合いは単なるやくざ映画ではない社会的テーマを存分に含んだ傑作でした。

奇しくも監督であった深作欣二、そして菅原文太、今また松方弘樹、三人ともこの世の人ではなくなりました。   合掌



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